バナナトラップの作り方
こんにちは。
こういう暑い夏はやっぱり
カブトムシ・クワガタ取りに行きたくなりますよね!
ということで、前回樹液の出る木の探し方について
書きましたが、今日はカブクワ採取のド定番
バナナトラップの作り方について書きたいと思います。
1.バナナトラップとはなにか?
前回樹液の出る木を探してその木を夜に
探してみようと書きましたが、
これって実は言葉で見るほど簡単ではないんです。
樹液が出てる木ってそんなにたくさんないので
めちゃくちゃ昆虫たちが群がるんですが、
そもそもそんな木を探し出せないことのほうが多いです。
そうなったらカブクワ取りをあきらめるのかとなると
まだ方法はあります。
それがバナナトラップです。
ここ最近ではカブクワ採取といえばバナナトラップと
言われるぐらいにポピュラーになった方法です。
この方法でのカブクワ採取のメリットは以下の通りです。
・危ないところに入らなくて大丈夫
・樹液の出てる木を探さなくていい
・幅広く探せる
・しかけてからのワクワク感がある
カブクワがいる山の中は突然崖があったり
蛇や蜂が出てきたりと危ない場所がたくさんあります。
日頃から山に慣れている方ならどこが危ないのか
よくわかるのですが、
カブクワ採取の時だけ山に入るような方でしたら
思わぬ危険に遭遇することもあります。
そういう方にもバナナトラップは向いています。
作り方は後でご説明しますが、この方法は
バナナのにおいでカブクワをおびき寄せるので
こちらからいるところに出向くのではなく
カブクワに安全な所に来てもらえます。
もちろんあまり遠くに行くと匂いが広がらなくて
カブクワもやってきませんが、
ハイキングコースの通路に仕掛けておけば
カブクワが寄ってくることもよくあります。
この方法はたくさん仕掛けておけば幅広く
カブクワを探すことができるので、
短い時間でも楽しむことができます。
そして、何よりバナナトラップの最大のメリットは
そのワクワク感です。
いるかどうかわからない所に入って行って
木を一本一本ライトで照らして探すのは大人にとっては
なかなか面白いのですが、子供にとっては退屈です。
しかし、バナナトラップは仕掛けを作るのも
非常に簡単なので子供と一緒に作業ができますし
それを仕掛けて夜に見に行くという非日常感も
同時に味わえて子供はものすごくワクワクします。
夏休みの一つのイベントとしてオススメします‼
2.バナナトラップの作り方
まず準備物は以下の通りです。
・不織布の水切りネット
・荷造りひも
・ハサミ
・使い捨てスプーン
・バナナ(あれば古くなったもの)
・焼酎もしくは日本酒(料理酒でもOK)
・スーパーの袋
まず、バナナトラップを作るときは中身の準備からです。
①バナナを皮ごと3㎝ぐらいの長さで切って袋に入れる。
②焼酎もしくは日本酒をまんべんなく振りかける
③袋をしっかりと閉めて炎天下にまる1日置いておく
こうすると翌日には袋は結構膨らんでいると思います。
膨らんでなくても全然大丈夫です。
匂いは間違いなく出てます。
次に袋の準備です。
①不織布の水切りネットを取り出す(私は↓を使っています)
②ネットの上から3㎝ぐらいのところに6か所はさみで
切り込みを入れる。
③切り込みに荷造りひもを交互に通して巾着状にする。
ここまで準備ができたら後は設置に行くだけです。
3.バナナトラップの仕掛け方
バナナトラップの仕掛け方はいたってシンプル。
狙った木の場所に着いたら、用意した不織布の袋の中に
日光に当てたバナナを入れて口を閉めて
あとは木に巻き付けるだけです。
この時バナナから汁がでることがあるので、
手をふくタオルや汚れたものを入れる袋もあればベターです。
仕掛ける時間は夕方ぐらいに仕掛けて置き、その日の夜か
翌日の早朝に確認しにいけばOKです。
どこに仕掛けるかを作戦を練って翌日に見に行くのは
なんとも言えないワクワク感があります。
不発の場合ももちろんあるのですが、
なぜうまくいかなかったのか、どこに仕掛ければいいのか?
を子供と一緒に考えてやるのも大事な教育だと思います。
ちなみに言うまでもないですが、終わった後は
ちゃんとバナナトラップの回収を忘れないようにしてください。
回収するときにはアリが着いていたりするので
しっかりと口を閉められる袋を持っていくことをオススメします。
いかがでしたでしょうか。
思ったよりも簡単と思われた方も多いのではないでしょうか。
子供さんのワクワク感もさることながら、
大人も楽しめますし、我が家では私の楽しみに息子を
付き合わせている感じです(笑)
夏の思い出作りに少しでも役に立てばうれしいです。