二元代表制とぼくらの町のこと。
今さら恥ずかしながらではあるとも存じますが、
ぼくがこのごろ知った知識で申しますと、
地方公共団体の政治は、首長と議会の両者が代表を務める
「二元代表制」という制度が取られている、
のことです。つまり、
地方自治の場合、首長も議会議員も
住民の選挙によって選ばれる、逆に、
国の政治の場合は、国民の選挙によって選ばれた
国会議員で組織される国会が指名した内閣総理大臣が
内閣を組織し、内閣が国会に対して責任を負う、という
「議院内閣制」が取られている。
このことでね、なぜ、
地方公共団体は「二元代表制」であり、
国は「議院内閣制」であり、そして、それらは
「大統領制」等の制度ではないか?
という理由みたいなのは、ぼくは、知らない。
しかし、地方自治では、
住民の選挙によって選ばれた「首長」と
住民の選挙によって選ばれた「議会」の二者が
組織の代表を務め、行政は執行されてゆく。
それは、つまり、
代表者がふたり居る、
ということだと思うけれども。
代表者がふたり居る場合、もしも
両者で意見がたがえてしまったら、
どうやって決めればよいだろう?
ってゆうのは非常にむつかしいことのように思う。
たとえば、ぼくは結婚していないので
よくわからないですが、結婚生活において、
妻と夫の意見が両者でたがえた場合、その
家庭によってもちがうと存じておりますが、
こう、ぼくなんかが思うのは、
夫婦とは、基本的には、妻と夫との
「二元代表制」みたいなことだと思うから。
そのようなときは、お互いによって
話し合われたり妥協されたりしながら、
ある程度、両者で納得しながら意見が決まり
生活も進んでゆくのだろうと思われる。
どちらかが、相手の意見及び
気持ちをまったく考慮せずに、
独断で勝手に決めたともすれば、いわゆる
離婚、という結果に成るやもしらぬ。
独身の人間が知ったかぶりで言ってしまってごめんなさい。
でもね、そういうような状況だけでなく
友達ふたりで食事に行くような場合でも、
どのお店へ行くか? みたいなことだって、
先輩後輩や上司部下のような関係ならばまだしも、
友達ふたりの場合では、お互いがその
組織の代表者であり、つまり、友達関係も
「二元代表制」なのだとも思うの。
友達ふたりではなく、ふたり以上の
友達複数の場合には、その全員が
代表というわけにもゆかないから、
話し合いながら、ときには
多数決によって決まることもあるやもしらない。
多数決で決まったとしても、
その決定を、あるひとりが
ほんとうにいやだった、という場合には、
考え直されることもあれば、もしくは
多数決で決まったんだからあきらめざるをえない、
という状況もあるだろうけれど、
でも、そのときにはそれはそれでなにかしらの
禍根が残ってしまう場合もあるのかもしれない。
地方自治の政治は、おそらく
もっともっと複雑に成っていて、つまり、
首長、議会、そして、首長及び議会議員へと
投票した住民が居るのだから。
ある意見がたがえた場合、その
全員の意見をすべて取り入れる、
というのは不可能なのだとしても、
全員が、なにかしらの納得感を
持つことができながら決めるのが、
妥当ではあると思う。つまり、それこそが
「民主主義」の政治なんだと考えられるけれども。
そんなことはとってもむつかしいと思うし、
そもそも、できるのかなあ?! とさえ思う。
なんでこのことを書こうと思ったのか?
ってゆうのはね、以前のブログでもしるしたですが
ぼくの住んでいる愛知県豊橋市の市政のことでして。
その後、市政のゆくえは
さらにさらに混沌をきわめていて、
大変なことになっている、と思う。
なので、ぼくだっても、某SNSを見たり、
某ニュースサイトのコメントを見たり、かつ、
憲法及び地方自治法の条文を見たりしている。
(賛成反対の両意見を見たい場合には、
某SNSや某コメは便利だなあと思える。)
年末なのに。いや、
年末だからこそ、ぼくらの町のことを
考えるべきなのやもしらないか。
市政についてもっと具体的なことを
ブログで書いて考えたいと思いつつ、
文字数もけっこう多くなってきたので、
今回はこのあたりで。。。
世の中は色々あるから
どうか元気で お気をつけて♪
年末だから、ユニコーンの
『雪が降る町』も聴きたくなるよ!
令和6年12月28日