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姉、兄、弟、妹、と、涙のこと。(Aqua_mix)

一昨日の日曜日、お買い物から帰宅すると
家にいた母が扇風機の前で立ちながら呆然としていて、
「おにいさんが、、」と言う。
話しを聞けば、さきほど電話連絡があり、
母の兄弟の三番目の兄が亡くなり、
その日にお通夜、そして、翌日、
つまり、昨日が葬儀とのことで、
お通夜には出られなかったのですが、
昨日、葬儀及び初七日法要へと参列してまいりました。

今年三月のあるときのブログで申しあげましたが、
このときには母の兄弟の長男が亡くなり、
母の兄弟の中では、一番年上のおねえさん、
双子である長男と次男のおにいさん、そして
この下のおにいさんが亡くなられて、これで
母の兄弟さんはまたその下のおにいさんと母だけになり、
そんな母のかなしさとさみしさを想像しながら、
ぼくもまた、長男のおじさんもそうだったですが、
三男のおじさんにもよくしてもらっていたので、
とってもさみしい。。。

ご連絡をいただいた日の夜、
お風呂につかりながらこのことを考えていたら、
あまりにもかなしくなってしまった。。。

病気をされていたおじは、これまで
なかなか会えず、ぼくは最後にお会いできたのは
令和二年、ぼくの父が亡くなったときの
四十九日が過ぎてご自宅へお返しを渡しに行ったときで。
おじは、いつも、ちょっとした
おもしろいことを言おうとなさる方で、
そのときもそんなふうに話していただきながら、
笑顔で迎えてくださったことを憶えている。
そのちょっとしたおもしろいことを言おうとするときにね、
いつも、なんと申しますか、どこか
とぼけたようなお顔でそのことを言われようとするのが、
おもしろかったし、素敵だったなあ〜。

上で申しましたように母は六人兄弟の末っ子で、
三男のおにいさんはね、じぶんには
姉、兄、弟、妹、という、兄弟の要素が全部いる、
というのを誇りに思っていた、
というお話しを聞いたことあるけれども。
たしかに、そう思うと、兄弟で
姉、兄、弟、妹、が全部いるって、すごい。

葬儀へ参列して、おじの奥さんや娘さんたち、
つまり、ぼくのおばやいとこから母が聞いたのは、
あるとき、奥さんと娘さんたちで
おじの暮らす施設へと会いに行かれたとき、
冗談なのかはわからないけれども、その顔を見て
おじの妹、つまり、ぼくの母の名前を呼んでいたらしい。
つまりはさ、末っ子の妹のことを
いつも想ってくれていたやもしらない。
と、そのことを聞いた母はまたさらに
涙ぐみそうになっていた。。。

おじのおうちは県内であるけれど、
ぼくの住んでいる市からは離れていて、
葬儀の会場もここからは遠いところではあるけど、
その葬儀会場までの道中の車内では、
先日配信リリースなされました坂本龍一さんの
ピアノソロコンサート『Opus』を聴いておりました。
そのなかでもね、とくにはさ、
『Aqua』を聴いていたら泣きそうになった。

葬儀のこの日はずっと晴天で、とっても暑くって、
でも、夕方ごろ帰宅すると台風の影響なのかなあ、
突然、強い雨が降り出してきて、
その雨が、なんだか
涙のように感じられた。

令和6年8月27日


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