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『アフリカの伝統音楽』を聴きながら。

前回noteでは、音楽と音階について
ぼく自身が考えられそうなことを申しあげました。
そして、このつながりとして
さらに考えられそうだと思ったのはね、
先日、図書館で借りてまいりました
坂本龍一さん監修による音楽百科事典シリーズ第11巻
『アフリカの伝統音楽(Traditional Music in Africa)』を、
このごろ聴いていて、その
アフリカの音楽が、すごいなあ!
って感じたことなのですが。

くわしいことはよくわからないけれども、
声、口笛、笛、合唱、金管楽器、打楽器、及び、
何の音なのかよくわからない楽器(?)などなど、
いろいろな音や歌やリズムの音楽を聴くことができて、
ぼくがこれまで聴いていた音楽とは、
ぜんぜんちがっていて、聴きながら、どこか、
アフリカの光景が眺められるようだったな。

そしてまた、前回では、
音楽の「楽譜」に関して、ある曲に関する
すべてのものごとを楽譜で記すのは、
できないのやもしらない、とも申したですが。
このCD作品の中で聴いておりました
アフリカの伝統音楽とは、譜面によって
記されているのかなあ? とも思いました。
つまり、これらの音楽は
「ドレミファソラシド」的な音楽とは全くちがうし、
いわば、譜面で書けるものではないやもしらない。

「ドレミファソラシド」の音階とは、
ピアノ的な音楽であり、そして、その音楽は
バッハの『平均律クラヴィーア曲集』によって確立された、
というふうにも聞いたことあるけれども、
ならば、その音楽とは、
ヨーロッパ的な音楽なのだとも言えるかもしれないか。

そして、おそらく、
地球の各地において、その地域オリジナルの
音楽、楽器、演奏、歌、踊り、などなどなどがあって、
現在の時代でも、ある地域では、
その音楽は奏でられているやもしらないし、
もしくは、すでに地球上から無くなってしまった音楽も
たくさんあるのかもしれない。

もしも、楽譜があれば
その音楽を再現できるやもしれないし、
でも、楽譜があったとしても
本当の完全には再現できえないやもしらない。
と、そう考えるともすれば、やはり、
音楽とは、譜面ではなくって、
その音楽自体を聴くことでしか、
感じられないものなのかなあ???

この『アフリカの伝統音楽』の中でね、
ぼくがとくに好きだった曲は、
23曲目『水太鼓「ダンスーム」(ガーナ)』及び
24曲目『水太鼓(カメルーン)』でした!
前者の「ダンスーム」という曲は、
歌とリズムが高揚しながら盛り上がってくるようだし、
後者の「水太鼓」の曲は、それが
どんな楽器なのかはよくわからないけれど、
水の音のリズムがたのしげで、
なおかつ、うつくしかったなあ。

このCDを聴いた後には、
南アフリカ共和国の国歌の歌詞が引用される、
くるりの『世界はこのまま変わらない』を
聴きたくなったのよね〜。

Maluphakanyisw' uphondo lwayo!
Morena boloka setjhaba sa heso!

いんぼいす しんど ぐりんご♪

令和6年12月20日