最近の相談事項トレンド
最近私にご相談のあるクライアントからの課題のトレンドについてコメントします。
複数企業からご相談があったのが、①人的資本開示、②非財務情報の役員報酬反映、③社内HRBPの育成の三つです。
①は人材版伊藤レポートとISO30414の影響、②はESG/非財務情報開示とそれに伴う社外取締役からの要請、③はHRBPブームが外資系企業からやっと日系企業に波及してきたものの既存社内人材のリスキル・リカレントが課題であることが背景かと思います。
人的資本開示については既にnoteでコメントしていますのでそちらを参考にして頂くとして、②での人事関連指標への偏重、特にエンゲージメントスコアの反映や③の社内人材育成への傾斜は問題含みだと思っています。これらについてはまたnoteで詳しくコメントするようにしますのでしばしお待ちください。
上記三つのトレンドとは別に、外部=第三者としての各種アセスメントインタビューも今年に入って二件対応しました。それぞれ目的が違うのですが、社内人材でのインタビューでは無意識の偏見や利害の衝突が払拭できないこともあり、外部=第三者として公平無私な立場でのインタビューは今後需要が増えていくのではないかと思っています。
また昨年末に私が2022年注目のHRキーワードの3つの内の1つとして挙げた「熟練外国人が企業を選別する時代へ」が、最近日経新聞を読んでいるとますます深刻さを増しているように思います。
そういう意味ではコロナ禍で海外HRの課題解決が先延ばしになっていたのが、ここに来てこれ以上放置できず、そうは言っても外国人をマネジメントする経験やスキルが社内に不足している場合に、私のようなコンサルタントへ依頼する案件も増えてきています。
このようにHRに関して幅広い相談にお応えしておりますので、ご相談事項がありましたらまずは遠慮なくこちらからご相談ください。