ビザに当選してもビザがもらえるわけじゃい(アメリカの話)

引き続きDiversity Visa Program の話。

Diversity Visa Programに当選したといっても即ビザがもらえるわけではありません。さまざまな要件に合わせて、資料を提出したり、審査があったりします。それでも多くの人にとっては大きな問題になるような項目はあまりありません。犯罪歴がないか、アメリカで違法滞在の履歴がないか、収入や資産(これは人によっては問題になるかも)などほとんどの項目は問題になりません。

一番厄介なのは、自分が何番目の当選者なのか? これが2つ目の大きな壁です。グリーンカードの発行数は年間50000-55000人となっていますが、DV-2024当選者数は143,000人だったそうです。すでに約3倍の人が当選しています。さらに、当選者の家族もグリーンカード発行対象になるため、実際にはもっと多くの人数が対象になっています。つまり当選したのに、グリーンカードがもらえない人たちもたくさんいるわけです。

審査(面接や書類審査)は当選時に(おそらく)ランダムに割り当てられた番号順に1年間をかけて行われます。この番号をケースナンバーと言いますが、この番号が早ければ早いほどグリーンカードを取得できる可能性が高くなります。中には面接や書類審査の順番が来ずに、終了してしまうケースもあるわけです。(詳細は後日)

つまり2度の強運が必要になるわけです。

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