猫さんの 子守唄。
我が家には、名前を呼ぶと、目が合うと、
ぼんぼりシッポをふりふり、お腹に蓄えた脂を左右にぷるんぷるん揺らしながら駆け寄ってきてくれる、今年11歳になるキジトラのおじさん猫がいます。
とっても甘え猫な彼なのですが、なんと一応は、我が家のボス(気取り)猫さんなのです。
そんな おじさん猫、季節問わずほぼ毎夜
枕で巨体を休ませつつ、私を待ち伏せしております。
私が お布団に潜ると、おじさん猫による私の寝かし付けが始まるのです!
ゴロゴロ にゃあにゃあ ベタベタ すりすり
私の顔のすぐ横で。
おじさん猫のゴロゴロゴロゴロという音が私は心地良いのか、初めは押し合いをしたりしているのですが、知らぬ間に眠っているのです。
初めはただ甘えているのかなぁと思っていたけれど、私は寝付きはすこぶるよく眠りが浅いので彼が立ち去る時に気付くのですよね。
私が寝たと認識すると
おじさん猫、冷静に(私にはそう見えるのです)どこかに消えてゆきます。
寝たフリをして、おじさん猫がいなくなったのを確認して起きようものなら、戻ってきてにゃあにゃあ言われて、寝かせられるのです。
私にだって、お布団の中でスマホをみたい時があるのに、やはりおじさん猫に寝かし付けられると、まんまと やられるんです。
おじさん猫のゴロゴロは私を寝かし付けてくれる子守唄なんですね。
きっと、今晩も来てくれますよ。