『T&A マイナーエマージェンシー広島開催』report!
2021年、今年度もHBDをよろしくお願いいたします!
今回は、2020年11月29日にオフラインで開催させていただいた、『T&A マイナーエマージェンシー広島開催』の様子をレビューさせていただければと思います!
2020年最後の勉強会であり、念願のオフライン開催となったため我々スタッフも熱量たっぷりで準備させていただきました◎
勉強会の内容はもちろん、当日のアツいレクチャーやハンズオン、ロールプレイの様子を一部ご紹介させていただきますので良ければ是非ご一読ください◎
1.今回のセミナーの概要と講師紹介
全救急患者の約1/4は「マイナーエマージェンシー」と言われています!
とくに広島県では、全科当直が求められる施設も多く、専門外でも診療しなければならないこともしばしば…!
そんな時間外の軽症外科救急で、悩んだことがある方に是非オススメしたいのが今回開催させていただいた、『T&A マイナーエマージェンシー』です!
T&A マイナーエマージェンシーコースは、眼科、耳鼻科、皮膚科、整形外科領域の軽症例の初期診療を楽しく学ぶ日本初のシミュレーションコースです。
日本全国で定期開催されており、研修医はもちろん若手医師に大好評のシミュレーションコースとなっています。
ハンズオン&ロールプレイで、比較的頻度の高いケースへの初期対応を学びましょう。また、緊急で専門医に相談すべき場合も紹介します。
実際にハンズオンで用いる機材は以下のようなラインナップとなっており、
診療所で一人で診察するシチュエーションを想定しています👇
今回は十分な感染対策を行った上で、参加者は広島県内の研修医に絞らせていただき広島県内でクローズに少人数で開催させていただきました◎
講師やスタッフは、我々HBDスタッフや広島県内で救急科や総合診療科として勤務されている有志の先生方に加え、ZOOMを介してそれぞれの診療科の専門医の先生方にも参加いただきました!それぞれのブースで抽出された疑問を実際に専門医の質問できる機会を設けさせていただきました。
2当日のレクチャーの様子
当日のレクチャーの様子について、写真を掲載させていただきながらご紹介させていただきます!
まずは、それぞれの診療科において頻度の高いマイナーエマージェンシーについてレクチャーを受けます。
受講生の先生方の熱い眼差しが印象的でした…!
わかりやすくて感動した…!
普段経験しない診療科の疾患も多く、大変勉強になった…!
などのコメントであふれており、それぞれの診療科での総論や対応の基本についての理解が深まったようでした。
レクチャーで十分に学んだ後には、いよいよマイナーエマージェンシーコースの肝であるハンズオン&ロールプレイを各グループで行いました◎
受診した原因を明らかにするために十分な問診を行い、全身状態を評価して緊急性を評価した上でそれぞれの疾患にどのように対応するかを実践を通じて学んでいきます。
それぞれのグループでは個性豊かな患者さんが登場するので笑いに包まれた和やかなハンズオンとなっており、実践を通じて楽しく学ぶことができているようでした!
各診療科で必要な多様なハンズオンが開催されており、整形外科領域ではシーネ固定の実演を見ていただいた後に、それぞれのグループでも実際に作成していただきました!
シーネや耳鏡を触るのは初めて…!
シリンジを使ってこんなに強力な洗浄ができるんですね…!
といった、それぞれのハンズオンやロールプレイで運営スタッフとしては嬉しいコメントをたくさんいただきました。
僕個人としては、対面授業ならではの個々人に合わせたフィードバックを受けられる、とてもアツいセミナーになったのではないかと感動…!
オンライン勉強会も良いですが、やはりオフラインならではの良さが光る楽しい勉強会であったと感じました◎
最後は記念写真を撮影し、終了です。
たくさんの先生方ご参加いただきありがとうございました!
3.参考文献ご紹介
今回のマイナーエマージェンシーについて興味を持たれた方は、今回特別にマイナーエマージェンシーがわかりやすく学べる参考文献を一部ご紹介します◎
興味がある方は是非手に取ってみてください!
①マイナーエマージェンシー 原著第3版
マイナーエマージェンシーの教科書の定番といえばこの一冊!
ERで経験する疾患を網羅的に学ぶことができます!
原著は英語であり、原著を購入すれば英語の勉強もできますよ◎
②レジデントノート増刊 Vol.19 No.8 いざというとき慌てない! マイナーエマージェンシー〜歯が抜けた、ボタン電池を飲んだ、指輪が抜けない、ネコに咬まれたなど、急患の対応教えます!
①を購入するハードルが高いなと感じられる方には、まずこちらの一冊がマイナーエマージェンシーの初学書としてはおすすめです!
歯が抜けた、釣り針が刺さった、動物に咬まれた、ボタン電池を飲んだ、などの診慣れない症例に対する治療法や手技などが解説されています。
「こんなときどうする?」にしっかり応える一冊です!
今年度もHBDの運営メンバー一同楽しく勉強になる勉強会をどんどん企画しますので、何卒よろしくお願いいたします!