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映画「哭声/コクソン」感想

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B073ZMG9M1/ref=atv_dp_share_cu_r

時間:2時間36分
ジャンル:ホラー
視聴媒体:AmazonPrimeVideo
種類:吹き替え

あらすじ

平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男についての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く…

ネタバレあり感想

 あらすじに書かれている「得体のしれないよそ者」が日本人で、韓国が舞台の話なので、「差別意識がすごい映画なのかな……」と思っていたらそういうことではなかった。いや差別はあるんだけどそこが本筋じゃないというか。
雑に話をまとめると、

この「呪われた」状況に陥ってしまった際に日本人が要因だろうと当たりをつけ、祈祷師に頼って日本人を儀式で殺そうとしたはいいもののひと悶着あり中断。直接日本人を殺そうとしたが、ゾンビのような人間も現れ始め、途中で出会った謎の若い女が出てきてアドバイスをしてくる。そして巷のテレビでは「毒キノコから生成された成分を摂取したことによる殺人」が発生したと繰り返し報道されていた。しかし祈祷師はその若い女こそすべての原因だと言う。若い女は祈祷師を信じるなと言う。本当に原因はなんなのか、犯人はいるのか、何を、誰を信じれば良いのかわからない状態で主人公は翻弄される。そして家族は、村は全滅する。

って感じです。結局最後まで正解はわからないやつ。この日本人もいや~なポジションなんですが、逆に日本人をこう表現することによって皮肉にも感じてきて面白いです。「どうせ日本人が悪いって思ってるんだろ?」みたいな。毒きのこのせいで幻覚を見ている可能性もあるようなので、幻覚なのか呪いなのか別のなにかすらわかりません。正解が開示されない。けどこの疑いつつ何もわからない感じが結構面白かった!正解は欲しかったですが、まあホラーってこんなもんだよね。

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