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映画「ヴィーガンズ・ハム」感想

時間:1時間27分
ジャンル:ホラー、コメディ
視聴媒体:U-NEXT

あらすじ

肉屋を営む倦怠期の夫婦、ヴィンセントとソフィー。ある日、店がヴィーガンの活動家たちに荒らされ、ヴィンセントが犯人の1人を殺してしまう。死体処理に困ったヴィンセントはそれをハムに加工するが、ソフィーが勘違いして店頭に出すと人気商品になり…。

ストーリー

作中ではヴィンセントはフランス読みされているので「バンサン」と呼ばれています。

ネタバレあり感想

 ブラックユーモアたっぷりの皮肉めいた本作でしたが、作中のテンポは軽快でストーリーもわかりやすく、とても見やすいホラーでした。

 人肉ハムを売り出すきっかけは、たまたま事故で殺してしまったヴィーガンの男性を処理するために「なんとなく」ハムにしたことがきっかけです。どういうこと?面白過ぎる。
そして妻がそのハムを売りに出し、客から大絶賛されたことから始まる殺人劇。

人肉ハムを売り出してからの肉屋の繁盛っぷりと、人肉のあまりの美味しさと繁盛っぷりと、妻ソフィーの殺人鬼への憧れでどんどんヴィーガン狩りにハマっていく様は面白かったな~!態度の悪いムカつくヴィーガンが狩られていくのは痛快です。

その痛快さは単なるヴィーガンに対する煽りにも見えますが、作品内でもちゃんとフォローがあります。作中でも「良いヴィーガン(というか可哀想なヴィーガン)」が出てくるんですが、後々この人を殺したことを後悔します。さらに夫バンサンが小さな男の子を「美味しそうだ」と思ってしまったことで正気に戻りかけるところも好きです。その後別の人を殺してしまうけれど、店に来た警察を警戒してやはり殺しをやめようとします。
あとちゃんと捕まるのもいいですね!

ヴィーガンに対する皮肉だけではなく、倫理観があっても少しのきっかけで殺人鬼になってしまうという主張にも感じられて面白かったな~!


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