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映画「1943年オペラ座の怪人」感想
1943年に公開された「オペラ座の怪人」の映画の感想。あんまり面白くなかったな~。けど設定の目新しさはあってそこだけは面白い。
■ 視聴媒体
Amazon Prime配信を見ました。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0892Z4GHB/ref=atv_dp_share_cu_r
■ 原作との違い
ファントムの顔の醜さが後天的であること、ファントムがクリスティーヌの父親になってること!ここがかなり違います。
■ ミュージカルではない
ミュージカル映画ではありません。使ってる楽曲もおそらくオリジナル。歌いはしますが、あくまで「オペラの曲を歌う」というだけです。
■ ストーリー(ネタバレあり)
簡単にまとめます。
エリックは20年間オペラ座のヴァイオリニストとして勤めてきたが左手の指が動かなくなったため解雇されてしまう。自身が父だと明かしてない状態でクリスティーヌのレッスン費用に金をつぎ込んでいたエリックは金を得るため自作曲の出版を試みるも、出版会社に盗まれそうになっているところを目撃してしまう。かっとなって絞め殺そうとしたところ、酸を浴びせられ、あまりの痛みに建物から飛び出し、パリの街を徘徊する。
一方クリスティーヌは警官ラウルと歌手アナトールから猛烈にアプローチを受けているがオペラ座で歌い続けたいと思っている。エリックはクリスティーヌを舞台に立たせるためにオペラ座から仮面と衣装を盗み、暗躍する。
暗躍むなしくクリスティーヌが抜擢されることはなく、それに怒ったエリックが舞台をめちゃくちゃにする。そのどさくさに紛れてクリスティーヌを地下に誘い、愛しい子だとクリスティーヌに愛を伝え、一緒に歌うよう強要する。
クリスティーヌが攫われたと気づいた警官ラウルと歌手アナトールは地下に向かい、地下で発砲してエリックからクリスティーヌを奪還する。崩れ落ちる瓦礫の下にエリックは潰され、クリスティーヌらは地上に戻る。
後日、公演時に警官ラウルと歌手アナトールがクリスティーヌを食事に誘うが、クリスティーヌは誰も選ばず、ファンのもとに向かう。
エリックが父親になのは良い。クリスティーヌを応援するのも良い。けどその後があまりにも杜撰すぎて、なんなの~~!? クリスティーヌは結局最後までエリック=ファントム=父親って気づいてないですけど!?
父親を犠牲にして成りあがった娘の話になってしまったのが残念です。他人の金で能天気にレッスンするな。
唯一謎なのは、エリックがただのヴァイオリニストなのにオペラ座の舞台裏に精通しすぎてることでしょうか。今まで住み着いてたならまだわかる気もするけれど、いきなり住み着き始めてインストールしたかのようにオペラ座の裏を駆け回ってるのはよくわからなかったな。
■ まとめ
好きじゃなかった!父親にする設定は面白かった!