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ミュージカル「神様はじめました」感想
ミュージカル「神様はじめました」の2015年3月21日(土)18回を観に行ってきました。正式名称は「神様はじめました THE MUSICAL♪」。
■ 上演時間について
時間を気にするのを忘れてしまったのですが、たぶん2時間ぐらい。
中休憩ありのスタイルではなかったと思います。たぶん。
■ 潤沢な資金源の存在を感じる舞台
もうね、見てるとわかるんですよ。めちゃくちゃ金かけてるんだなって。白泉社ぱねえなって。
広い会場、綺麗に響く音響、舞台装置の凄さ、舞台美術の圧倒力、役者の衣装!!どれをとっても「あ、お金かけてるな」って分かる作りでした。
■ 原作とは異なる展開
この作品はコミック原作ですが、原作とは異なった展開になっていました。
大まかな展開は一緒だけど、いないはずのキャラがいたり悪役が変わっていたりぐらいの改変ですので違和感はなかったです。たぶん出すキャラクターが決まってるからそういう改変をせざるを得なかったのかな。
■ 導入について
今書いてるのが9月、このミュージカルを見に行ったのが3月で、細かいストーリーの流れは忘れてしまった(…)ので大まかなあらすじです。原作読んでる方はすっ飛ばしても大丈夫です。
父親と二人で貧乏暮らしの主人公奈々未が貧乏ゆえに家から追い出され、父親も蒸発し、途方にくれたところで1人の男と出会います。その男に「家をあげる」と言われ、向かった先は廃神社。その廃神社で神使の狐・巴衛と奈々未が出会い、なんやかんやし、神社の主として認められ生活していくお話です。
烏天狗(クラマ)やら、蛇の神使(瑞希)やら、雷神(鳴神姫)やら、鬼婆やら、たくさん出てくるお話です。原作面白いよ!!
■ 怒涛のギャグ
話についてですが、これはもう完全にギャグ一直線です。原作よりギャグ要素が強い。
最初に演歌というか音頭を歌う巴衛。訳がわからないし唐突だし舞台美術すごすぎだしで爆笑しました。本来なら鬼切虎徹の歌のようですが、巴衛が目立ちたくて歌ってしまったという設定のようです。この設定でも分かるように笑いを取りに来てるボケ芸人風な巴衛でした。
そして原作よりギャグに突っ走ってるクラマ。全力でボケたりツッコんだりしているのでその姿はまるでお笑い芸人!
更に茶屋のたぬき達。「巴衛様ぁ~ん」と甘えている時と、巴衛を誘導して移動させるときに何故かラップ調で「巴衛列車だエビバディセイッ」「YO!」と歌いまくるのが意味が分からなさすぎて笑いました。
次に鳴神姫。完ッッ璧な鳴神姫でした……!あの甘えてるんだか見下してるんだか分からない喋り方!すごい!完璧!これぞ鳴神姫!!
最後に鬼婆。原作では小物な悪役だった鬼婆ですが、ミュージカル版では一応一番の悪役になっています。この鬼婆がすっごく面白い!!名脇役でした。素晴らしいツッコミ力!全体的なギャグ要素をこのツッコミで全て収めている演技力!最高に面白かったです!!
一応恋愛要素もあったのですが、すべてギャグに記憶を塗りつぶされた気がします。奈々未と巴衛の恋の行方…?はて…?そんなことより鬼婆の話をしようぜ!
■ まとめ
終始、「潤沢な資金源すごい!」と「ミュージカル?いやこれはただのギャグ(だがそれが面白い)」という感想でした。
これを書くにあたってググってみたら2016年もまた公演するみたいなので、ちょっと気になります。キャストとスタッフが変わらなかったらまた行こうかな~。