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【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第1章 文(SENTENCES)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、毎週一章ずつ学習を進めていきます。


英語超初心者によるざっくり英語学習

これまで私は、たびたび英語学習を挫折してきました。
学校の授業についていけず、独学を試みるも文法書を理解しきれぬまま何冊も無駄にしてきました。

今回改めて挫折の原因を考えてみて、「はじめから完璧に使いこなそうと詰め込みすぎるからではないか?」という答えに行き着きました。

文法書を読みながら単語も端から全部覚えようとして覚えきれなくて、問題集に挑戦するも全然解けなくて自信をなくして……これが私の定番の挫折パターンです。だいたい3ヶ月もつかもたないかでしたね。

しかし今回の英語学習コミュニティは、半年間で文法書を一通り学習し終えるというプログラム。今度こそ、3ヶ月坊主で終わりたくありません。

そこで下記のマイルールを設けました。

  • 例文や単語を全部覚えようとしない(わからなかった単語はメモしとく)

  • 問題が解けなくてもヘコまない(全部✕でもOK。解説をしっかり読む)

  • アウトプットする(理想は週1だが、日にちがずれても気にしない)

目標は、「無理をせず、でもやり遂げる」です。

文法学者になるわけではないので、まずはキホンのキを身につけたいと思います。
そしてインプットを確実にするためのアウトプットとして、このような記事を章終わりに書くことにしました。

以降、第一章のざっくりまとめです。
例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。

文の基本は5文型

文章は大文字ではじめ、終止符(.)か疑問符(?)か感嘆符(!)のいずれかを打って終わる。

文には基本的に主語(S)と述語(V)があり、5文型のいずれかで構成される。※慣用句や会話文、命令文など例外アリ

基本5文型

第1文型:S+V(いる・動く) 
第2文型:S+V+C(S=Cだ、Cになる)
第3文型:S+V+O(SがOに影響を与える)
第4文型:S+V+O+O(与える)
第5文型:S+V+O+C(OにCさせる、OがCだとわかる)

  • S(主語)・V(述語)・O(目的語)・C(補語)の頭文字と意味を覚える!

  • 英文を見つけたら、S・V・O・Cにあたる部分を探す癖をつける!

なぜ5文型を覚える必要があるのか?

英文読解が難航する理由は、形容詞や副詞といった文を修飾する言葉がたくさん出てくるから。

「句(2個以上の語が続いて1つの品詞の働きをするS+Vを持たない)」や、「節(いくつかの語が集まって文の一部を構成し、かつS+Vを備える)」などが登場し、複雑になればなるほど文章の最も伝えたい部分が見えづらくなる。

英文を素早く理解するには修飾語を取っ払って読み解く必要があり、英文を区切りながら語順通りに読んでいく「スラッシュリーディング(区切り読み)」等の助けとなるのが基本5文型であり、英文法である。

【スラッシュを入れる場所】
・S.V.O.C基本5文型の完成の後
・カンマ(,)、セミコロン(;)、コロン(:)、ダッシュ(―)の後
・接続詞、疑問詞、関係詞、前置詞、準動詞などの前

単語を覚えるときに意識する

動詞を覚える時は、意味だけでなく、自動詞なのか他動詞なのかもチェックする。

  • 自動詞=後ろにOを取らない動詞

  • 他動詞=後ろにOを取る動詞

動詞を見た時に自動詞なのか他動詞なのかを知っていれば文型を把握しやすくなる。(他動詞だったら第一文型・第二文型以外。さらに二重目的語を取ることのできる動詞であれば第四文型…というように)

001.This pond freezes /  in the winter.(この池は凍る/冬に⇒この池は冬には凍る)
※in the winterのtheはなくてもOK
003.Many insects live /  in water.(多くの虫が住んでいる/水中に⇒水中に住んでいる虫は多い)
※liveは「住んでいる」という意味を表すときには必ず修飾語句として「場所」や「時」の副詞(句)が必要となる
012.The book is / on the desk.(その本はある/机の上に⇒その本は机の上にある)
※「その本」と特定されているときは、There is〜は使えない
017.His father died / young.(彼の父親は死んだ/若く⇒彼の父親は若くして死んだ)
※補語がなくても成立するが、主語や目的語の状態を補足説明する語句がつく場合がある

「第1文型」例文

確認1.1(1)I will do my best.(私はするつもり、最善を⇒私は最善を尽くすつもりだ)
確認1.4(2)This picture suggests lots of things /  to me.(その写真は示す、多くのことを/私に⇒その写真は多くのことを私に示している)
※suggestは二重目的語を取らない動詞
実践1.2(4)Please forward this / to the appropriate person.(送ってほしい、これを/適切な人に⇒これを適切な人に転送してください)
※forwardは二重目的語を取らない。会社などでメールを送る部署等がわからない時の定型文

「第3文型」例文

目的語となるのは、主語と同様、名詞・代名詞・名詞に相当する語句

ポイント「SV+人+物」をとる動詞

give(与える),send(送る),teach(教える),tell(話す),show(見せる),bring(持ってくる),lend(貸す),pay(支払う),sell(売る),throw(投げる),write(書く),get(買ってあげる),do(good(利益)/harm(害)/damage(害)/a favor(親切な行い)を与える),allot(割り当てる),award(授与する),grant(与える),hand(手渡す),offer(提供する),pass(手渡す)


第2文型は意味上、S=Cの関係になる

補語になるのは主語と同様に、名詞・代名詞・名詞に相当する語句・形容詞

  • 状態や状態の変化、印象、感覚を表す自動詞

006.【状態の変化】Leaves turn red / in autumn.(木の葉=赤に変わる/秋に⇒秋になると木の葉は赤くなる
確認1.4(1)【状態の変化】He became a doctor.(彼=医者になった⇒彼は医者になった)
002.【印象】The two children look alike.(その2人の子=似ている、ようだ⇒その2人の子は似た顔をしている)
※seemが主観的印象を漠然と示すのに対し、appearとlookは視覚的な印象
※It seems [appears] that he is angry.は言えるが、It looks that he is angry.という言い方はできない⇒It looks like he is angry.ならOK!appearほどlookには「〜ようだ」といえるだけの内容判断の要素が含まれていないのかも?
015.【感覚】This blanket feels soft.(この毛布=柔らかいと感じる⇒この毛布は柔らかい感じだ)
確認1.3(3)【感覚】This soup does not taste very good.(このスープ=とてもおいしい、わけではない⇒このスープはあまりおいしくない)
実践1.1(4)【感覚】This person sounds perfect / for the job.(この人物=完璧なようだ/その仕事に⇒この人物はその仕事にうってつけのようだ)
※言葉から受けた印象であれば文字情報であっても「sound(〜と聞こえる=〜なようだ)」で表現できる

状態・印象・感覚を表す「第2文型」例文
  • 「〜である」という意味のbe動詞は第2文型

004.Writing good English is not so easy.(上手な英語を書くこと=それほど簡単、ではない⇒上手な英語を書くことはそう容易ではない)
実践1.1(7)This is to confirm the reservation / of a seat.(これ=予約を確認すること/座席の⇒これは座席の予約確認です/座席は確かに予約されていることを確認します)
※<This is to confirm〜>は何かを確認する時のビジネスレターの定型文

〜であるを意味するbe動詞「第2文型」例文

第4文型「与える」

強調したい目的語をうしろに置くのが一般的なため、伝えたい内容によって使い分ける。主に2タイプに分かれる。

  • 「to(着点)」をとる第3文型に書き換えられる動詞

確認1.1(3)Will you lend me your ballpoint pen?(あなたは貸してくれますか、私に、あなたのボールペンを?⇒あなたのボールペンを私に貸してくれますか?)⇔Will you lend your ballpoint pen / to me?
実践1.2(2)Will you please send us your price lists?(送ってくれますか、私に、あなたの価格表を⇒価格表を送っていただけますか?)⇔Will you please send your price lists / to me?

第4文型をtoで第3文型に書き換える例文
  • 「(for)利益・恩恵」をとる第3文型に書き換えられる動詞

010.He cooked me breakfast.(彼はつくった、私に、朝食を⇒彼は私に朝食をつくってくれた)⇔He cooked breakfast / for me.
※「He cooked breakfast.」でも文は成立する

第4文型をforで第3文型に書き換える例文
  • 常に第4文型となる動詞

実践1.1(6)How much would it cost me / for a taxi?(いくらかかる、私に(お金が)/タクシーのために⇒タクシー代はいくらかかりますか?)
※costは常に二重目的語をとる。much は副詞として、副詞 how から修飾を受け、かつ、名詞として他動詞 cost の目的語になっている

第4文型をとるcostの例文

第5文型は「OにCさせる、OがCだとわかる」

009.The news made Ann happy.(その知らせは、した、アン=幸せな気分に⇒その知らせを聞いてアンは幸せな気分になった)
007.I found it difficult / to sleep / in the hut.(私は感じた、それ=難しいと/眠ること/その小屋の中で⇒その小屋で眠るのは難しかった)
※「find O C」で「やってみれば結果OをCと思う(感じる)」という意味になる
確認1.1(5)The company appointed Robinson chief financial officer.(その会社は任命した、ロビンソン=最高財務責任者に⇒その会社はロビンソンを最高財務責任者に任命した)

第5文型例文
  • 形容詞がCのとき、取り去っても動詞本来の意味は変わらない場合がある

011.Boil the eggs hard.(ゆでなさい、卵=固く⇒卵は固くゆでなさい)
Boil the eggs.(卵をゆでなさい)
※hardがなくても文は成立する

<There is〜>と<It is〜>のちがい

  • <There is〜>は「存在(〜があります)」

  • <It is〜>は物の説明や状態を表す

※be動詞は、主語の数や人称に一致する

<There is〜>のthereには「そこに」の意味はないため、副詞として「there(そこに)」や「here(ここに)」を用いてもよい。
※Is there a book here?(ここに本がありますか?)はいえるが、副詞のhereを<There is〜>の代わりにして「Is here a book?」とはいえない

008.There is a restaurant / around the corner.(レストランがある/角を曲がったところに⇒角を曲がったところにレストランがある)
※主語は不特定の人・もので、aやsomeなどがつけて、あるものの存在をはじめて示す際に使用されるケースが多い。故に「There is the〜」とは言わない
005.Is there anyone / outside?(誰かいますか?/外に⇒外に誰かいますか?)
※thereは主語ではないが、主語の位置にあるため疑問文の時は倒置する

There is 例文

確認1.2(1)It is not my job / to do the washing-up.(それは私の仕事ではない/洗い物をすること⇒洗い物をすることは私の仕事ではない)
※主語が長い場合、形式主語のItを文頭に置いて、真主語を後に置くことが多い

It is 例文

<It seems that 〜>構文

014.It seems that this theory is widely accepted.(〜のようだ、この理論は広く受け入れられている⇒この理論は広く受け入れられているようだ)⇔This theory seems to be widely accepted.(第3文型書き換え可能)
※無理に文型でおぼえず、慣用表現として<It seems that〜(〜のようである)>とおぼえる。否定にするときは、<It seems that〜 not…>もしくは<It doesn't seem that〜>

It seems that例文

文の種類まとめ

命令文

  • 主語はふつう省略され、文末に終止符を打つ

  • 動詞は原形を用いて、否定の命令文では動詞の前に「Don't」や「Never」を置く

  • pleaseやwill you? won't you?をつけると丁寧になる

013.Someone open the window.(だれか開ける、窓を⇒だれか窓を開けなさい)
※you以外の主語をつけることもある

命令文例文

修辞疑問

何かを尋ねるのではなく、相手を納得させるために反語的に疑問文で言う言い方。「果たして〜でしょうか?(いや、〜ではないでしょう)」と、話し手の伝えたい内容と実際の疑問文の肯定・否定が逆転する。

確認1.3(3)Who has ever seen the wind?(誰がこれまでに見たことある、風を?⇒これまでに風を見た人なんていない)

修辞疑問例文

修辞疑問で「else」は頻出。
「Who else?(他に誰がいる?⇒誰もいない)」「When else?(他にいつがある?⇒他の日はない)」「What else?(他にある?⇒他にはない)」「How else?(他にどんな方法がある?⇒他にはない)」

付加疑問

  • 平叙文や命令文の後につけ加える簡単な疑問。口語特有の形

  • 付加疑問文の主語は代名詞で表す

  • 自信がなくて確かめたい時の語尾は上昇調、確信があって同意を求める時の語尾は下降調になる

確認1.3(1)We were doing very well , / weren't we?(私達はとてもよくやったよね?)
確認1.4(8)Call him / first of all, / won't you?(電話する、彼に/まずは/どうですか?⇒まずは彼に電話してみたらどうですか?)
※命令文に「will you?/won't you?」を付けると丁寧になる

付加疑問例文

感嘆文

  • 喜びや悲しみ、驚きなどの感情を表す文

  • What 形容詞+名詞、How 形容詞/副詞で始まり、感嘆符で終わる

  • 会話では下降調になる

  • 否定形になることはない

感嘆文への書き換えはveryを消して形容詞+名詞の有無を確認、文頭の主語+動詞をうしろにもっていく。

  1. She is a very pretty girl.⇒ What a pretty girl she is! 

  2. She is very pretty.⇒ How pretty she is!

確認1.4(6)How beautiful flower this is!(なんて美しい花だろう!)
※「How」の場合、複数名詞や不可算名詞には用いない。「What」の場合、単数可算名詞なら必ず「a/an」を付ける

感嘆文例文

単語学習のために

いったん、出てきた英単語・英熟語を全部おぼえようとするのはやめようと思っていますが将来的には、知りたい英単語・英熟語の使われている映画作品の1シーンを紹介してくれるサイト「playphrase.me」で学習したいなと思ってます。

まずは無理せず頑張ってみようと思います。

英作文のポイント

  • 主語を何にするか考えてから、できるだけやさしい動詞を選ぶ

  • 基本5文型を意識して、他動詞か自動詞か、補語は必要かなどを考えて文を構成する(日本語の表現に引きずられない)

  • できるだけ簡潔な文にする

4/11のコミュニティミーティング追記

1章終わりのタイミングでミーティングがありました。
基本の5文型の存在は学生の頃からなんとなく意識していましたが、「本当は第7文型などもっと多くの文型の分け方がある。だから必ずしも基本の5文型に当てはまる文ばかりではないけれど、基本の5文型を意識することで理解できる文章は格段に増える」というお話が興味深かったです。

また「1章2章の内容は、今は難しく感じても関連する章・項目のたびに振り返ることで理解力が深まる」というお話がありました。
不安にならずにまずは学習を継続していこうと思います。

5/3ミーティング追記

  • 英語を英語の表現のまま理解する必要性アリ!

  • 第4文型はほぼ確実に第三文型に書き換えられる

  • 文末になにを置きたいか、で文の構成を考えるうえで重要(新情報をうしろにもっていく傾向がある)

  • 第5文型は2文に分けられる。thatを用いた文章に代えられる

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