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【本好きの聖地で働く】⑭初任のあれこれ

話を初任に戻しますね。

初任の時は、そうですねぇ。
とりあえず何でも初めての連続でした。


驚いたこと

書籍について

まず、当たり前なんですが、書籍が一般向けのものがあるんです。
自己啓発とか、実用書とか、新書とか。
それから携帯小説なんかもありました。
最近の本なんかも充実してるなぁというのが、私が最初に感じた印象でしたね。

生徒の身長について

あと、生徒達の背丈が大きいんです。
これも当たり前ですね。
でも、今まで小学校にいた私からすると、平均身長がグンって伸びた印象なのです。

男の子だけじゃなくて、女の子も私より背の高い子が多くて、びっくりでした。
最近の子って、背が高いですね。

けれども、だからこそ良いこともあるんです。
最初は緊張しすぎて、話すことも出来なかったのですけどね。
だんだん私も生徒もお互いに慣れてくると、色々話をするようになって。というか、私が話しかける余裕ができてきまして。
話が合うと言いますか、年が近い分、感覚も近いのか、最近見たテレビの話をはじめ、映画や漫画、アニメの話などいろいろしてました。もちろん、本の話もしてましたよ。それこそ時間がたつのを忘れるくらいに、図書室に来てくれる生徒と話してました。

事務作業について

事務仕事の方では、初めてやる作業ばかりで、パソコンのデータ管理や選書作業など分からないことだらけでした。
ほぼ毎日パニック状態で、内心わたわたしてましたけど、生徒の笑顔を励みに頑張れました。

意外とこない生徒たち

高校の学校図書館ではあまり生徒も来なくて、少し寂しい思いをしてます。
でも全く来ないわけじゃなくて、毎日来てくれる生徒や図書委員の生徒と話したり、本を勧めたりしていくうちに、その生徒の友達が来てくれるようになるんです。普段本を全く読まない生徒も中にはいましたが、映画やドラマの話をすると、とても生き生きしていて楽しそうで、私も笑顔になりました。

楽しい生徒との会話

オタ話

中でもオタクとよばれる子達は、私がそういう話が分かると聞き付けると、すごく話してくれるんです。
「先生、こういう漫画知ってる?」
「知ってるよ。先生も読んでるよ」
「先生、今度これアニメ化しますね!」
「そうね。私も見ようと思ってるよ」
「このキャラ、こういうとこがかわいくて…」
 こんな会話を、昼休みや放課後にしているとなぜか同じ趣味の生徒がやってきて、学年やクラス関係なく、生徒同士が仲良くなっていました。
(うんうん。こういう図書館目指してたんだよね)

でもたまに、はしゃぎすぎて声が大きくなっちゃう子には、もう少し静かにねって言いますよ。もちろん。
図書館では、お静かに。
これ、大事なマナーですからね。

お悩み相談

家族の悩みや、友達との関係で悩んでいる生徒の話を聞くだけで放課後が終わることもあります。
そういうときは絶対仕事も残業もしません。
話を聞いて、相手がスッキリしたら一緒に帰ります。
その代わりに朝早く行って、前の日にやりたかった仕事をしちゃいます。

だってそうしないと、生徒が気を遣ってしまうでしょう。
子どもは大人の一挙手一投足を見ていないようで見てます。
これは、学校図書館の司書をしていて実感しました。

私が決めていること

3年生の進学・就職がピークの夏に、生徒が言っていたことがあります。
「小論文頼んでも添削がなかなか返ってこないんです。でも先生、忙しそうなので仕方ないです」
「うちも。面接頼みたいけど、忙しそうだから」

忙しいのは分かるんです。図書館も、本の納品日以降や調べ学習等の授業で使われる時はご飯も食べれないくらいですから。

だから私は決めました!生徒には絶対忙しそうなところは見せないって。
「いつ見ても暇そう」「話しても良さそう」「頼んでも良さそう」
こんなことを、生徒に思ってもらえたらいいなって思ってます。

こんな公務員、やっぱりダメですか?
税金の無駄遣いって言われて、切られたらどうしよう(((((゜゜;)

ちゃんとやるべきことはやってるので、見逃してください!

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