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【本好きの聖地で働く】⑬生徒図書委員のすごいところ!

図書委員さんは掃除で本を元の場所に戻す作業もお願いしています。
そのせいか…覚えちゃうらしいんですよね〜。

大きさを覚えた図書委員

私が本を探しているときのことです。
「先生、手伝いますよー。なんの本ですか?」
「んー?3類の18㎝で、『○○』って本なんだけど。こっちに混じってるかなーって思ってねー」 

私が探していたのは新書といわれるサイズの本で、調べ学習用に使ってもらおうと探していたんです。
でも、たまに新書コーナーではない所に混じっているので、そこを探していました。
「あー。18㎝だったら、新書サイズですよねー」
「でしょう?でも、たまにこっちにきてるからねー」
「じゃあ俺、もっかい新書見てきますね。3類のとこですよね」
「うん、お願いします」 


皆さん、お気付きになりましたでしょうか?
彼、私が一度も新書って言ってないのに、大きさだけで判断したんです。

半年ほど図書委員として、掃除をしてもらっていると、私が書名と一緒にサイズと分類を言うので、それを覚えちゃうみたいなんですよね。
若いってすごいなって思います。

分類を覚えた図書委員

ある生徒が本を探しているとのこと。
一緒に探していると…別の生徒が全く別の本を探していると言ってやって来た。

授業中だとよくある光景ですよね。
でも…私はひとり…探してあげたいが待たせてしまう。
と困っていると救世主が!

「先生、私こっちの子の本探しますよー」

「えっ!?いいの?」
「はいー、自分の本は見つけたんで〜」
「ありがとう!!助かる!」

「いえいえー!何の本?……あー生物多様性かぁ…だったら4類かなぁ」

皆さん、お気付きだろうか?
この生徒はどんな本を探しているか聞いただけで分類番号を予測して本棚に向かったのです。

なんともスゴイ本への愛!ですよね!

おまけ

そうそう
よく先生の愚痴なんかも聞きますよ。 

進路相談とか受けたり、面接練習したりもします。私自身、企業面接受けまくっていたので、それが今役立ってるのかなって。 
何でも、無駄なことってないんだなって思う今日この頃です。

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