読了「殺人勤務医」大石圭
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ただ、殺したい。
食べ物を粗末にした女、
鯉の泳ぐ池に洗剤を撒いた男、
病気の飼い犬を放置した数学教師、
4歳の子供を虐待する若い母親。
奴らは皆、死ぬべきだーー。
中絶専門医・古河は、柔らかな物腰と甘いマスクで
人望も厚い。
しかし彼の価値観は、幼少期のある出来事により
歪みきっていた。彼は、死に値すると判断した人間を
地下室の檻に閉じ込め、残忍な手段で次々と
殺していく。驚愕のラストが待つ美しき猟奇殺人!
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以下より、ネタバレを含む場合があります。
なかなかヘビーな内容なんだけど
主人公の語り口調が淡々としてるからなのか
ずっしりと重みは感じずに読み続けられた。
色んな国、色んな時代の中絶に対しての
考えもしれるけど
途中のポルシェの語りは長く感じた😅
そしてミステリー好きなら「あの人」は
あんなに引っ張らなくても分かると思う。
途中、主人公が犬に愛着を持ったり
ある患者に対して涙流しそうになったり
本来は愛情深い人なのかと思わせて…
あんなことがあったとはねー。
面白かったけど、人によっては殺人の動機が
薄く感じるんだろうな。
私はそんな人が羨ましいです(笑)
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