Xデザイン学校 2022年度ベーシックコース振り返り #0(プレ講座)
「Xデザイン学校」の2022年度ベーシックコース(日曜)に入学した。
来週から毎月(全10回)開催されるので、これからその都度振り返りを記し続けようと思う。なんとか頑張って、自分が気づいたこと、凹まされたこと、できた(と思っている)こと、分からなかったこと、宿題にしていくこと等、粗々の内容でもとにかく記録を出していけるように。。。
なぜ挑戦することにしたのか
直接的なきっかけは、デジタル庁が運営している自治体職員と政府職員による共創プラットフォーム(Slackワークスペース)での会話だった。
自分は、あくまでジェネラリストとしてしか求められない今のフィールドを抜けて、公共×デザインというテーマに特化したキャリアを築いていきたいと考えていて、そんなテーマで実践のできる新しいフィールドを模索している。でも、自分が行政で試み続けたデザインのあれこれは、ずっと独学かつ見よう見まねだったこともあって、その知見をそのまま次のフィールドへ持っていこうとするのではなく、どこかでちゃんと学ぶ時間をつくることで、これまでと今を省察し続け、自身をアップデートできればと考えていた。
そんななか、先ほどのSlackで話題になったのが「Xデザイン学校」だった。Xデザイン学校のことは前から知ってはいたのだけど、受講しようと思えるほどの時間や気持ちの余裕がなかった。でも、先述のとおりこの1年で色々環境を変えていきたいという気持ちが強くあったところ、せっかくこの話題で盛り上がったことだし、これをよい機会と捉え、今回思い切ることにした。
開講は5月15日からなのだけど、「GW最終日の8日(日)にプレ講座を開く」という案内が届いた。時間をみると9:30から18:00まで。さすがやでXデザイン学校。。。
以下はプレ講座からの振り返り。
午前は山崎和彦先生の講義と簡単なワーク。そのなかで気に留めたメモをいくつか。
日々の場面から「これはどうしてこうなってるんだろう」ということを考え続ける
山崎先生の話を聞いて、以前お世話になったソシオメディア田附克巳さんが書いているnoteを思い出した。彼がnoteで行っている日々の千本ノックは、まさに普段の生活にあるデザインの作用を見つけているんだと思う。こういう千本ノックができる体力というか筋力をつけた方がいいんだろうなと。。。
意味を形成することで世界が変わる
特に「ゆるスポーツ」の話はすごく面白かった。トントンボイス相撲を楽しんでいるおばあちゃんの笑顔を観て、再定義されたスポーツの世界を見た気がした。
「こんな世界があっていいんじゃないの?」と描くというのは、午後に浅野先生が話していたアート思考そのものなんだと思う。国スポとか障スポとかいうフレームに囚われてる場合じゃない。意味は志が形成する。ヴィクトリア・モデスタのインタビューなども読んでそう思った。
Research and Design
イケアの SPACE10 の話。サイトに載ってた “Research and Design” という言葉をみて「R&D」という言葉が思い浮かんだ。R&Dをそういう意味で捉えたことがなかったので、シンプルにその気持ちを留めておこうと思っただけなんだけど。
午後は浅野智先生の講義。浅野先生からの学びについては、ビジョンとパーパスが今後のキーワードになるのかなと思った。そのうえで、自分が心がけようと思ったことをいくつか。
整理のために、関連書籍や資料を読む、あと口に出してみる
とにかくいろんな言葉や考え方が登場するので、そのとき知ったことや取り組んだことについて、ただ単に話をコピーするのではなく、その都度本を買ったり資料を探して、咀嚼しながら頭を整理してみようと思った。PDUモデルの話とかパーパスの話とか。
あと、口にしてみるのも大事だと思った。昨日とある議員さんにプレ講座で学んだことなどを空で喋ってみたのだけど、なんとなく言葉が上滑りしてる気がした。そういうのを確かめるのは仕事へのフィードバックになるかもと思うので、振り返りnoteを書く前後のどこかで、何かしらの壁打ちをやってみようと思う。あと、できれば行政職員でXデザイン学校に通っている人(通った人)などがいたら、会って話をしたいし聞いてみたい。
社会のなかでどういう関係でありたいのかを意識する
PDUモデルの話については、プラットフォーム自体をつくる云々よりもDeveloperやUserの関係を知り、そしてどういう関係でありたいのかを言語化することが第一なのかなと、関連記事なんかも読んでて思った。
行政機関は本来公共におけるプラットフォーマーであるはずなんだけど、誰に対してどこまでプラットフォーマーとしての役割を担えてるんだろうとか、県庁のパーパスって何だろうとか。
そういえばずっと前にとある人から教えてもらった「やさいバス」の話が最近になってすごく気になっているのだけど、その話などについても、今回のXデザイン学校やこれからのフィールドでの学びや実践を通じて、ちゃんと自分の言葉や行動にできたらいいなと思ってる。
とにかく本気だす
後半の振り返りのなかで、Xデザイン学校に通って2年目・3年目という人に出会い、1年目のときの話を色々教えてもらったのだけど、そのなかでも「『ごっこ』をしてるとよい結果が得られなかった」という話が記憶に残った。
愛といえば良いのか魂といえば良いのか分からないけど、そういうのが無い仕事って成果物から秒で伝わってしまうものだし、たとえそれがロールプレイ的なものであっても同じだと思う。自分の過去の経験で振り返ってもそうだなと思えることが沢山ある。
そう思うと、今回のXデザイン学校ってなんとなく Startup Weekend の1年間版のような気がしてきた。あれって3日目の最終プレゼンになるとほんと涙が出てくるんですよ。あれを思い出すと、自分はこのXデザイン学校を修了できたときどうなってるんだろうとか。。。
凹んでナンボのXデザイン学校だと思ってるので、とにかくよいご縁となれるように頑張ります。