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【THE GUILD勉強会】 ユーザーインタビューを制する者は恋愛を制す。

こんにちは、なまぬるいおにぎりです。

前回、「笑えるおとなの官能小説を書きたい」とかいうくだりから始まった ふざけた記事「本当は、ビジネスメールが怖い。」とは打って変わって真面目な記事です。(たぶん)

先日THE GUILDさんの「ユーザーインタビュー設計」勉強会に参加しました。

激戦の末note書く枠で当選するも、皆さんが既に神レポしているので、勉強会ででたテーマと絡めて自分が実際にやってきた中でのポイントや見解を記します。

▼この記事はこんな人向け
・インタビューこれからやる人
・既にやってるけど、他の人はどんな感じでやってるか知りたい人
・恋愛したい or 恋愛スキルを高めたい人
(学びがない内容でしたら1万ペリカ払うので許してください)

また、「おどれ インタビュー経験あるんか?おお?」という方もいるかもしれないので経験を少しお話すると
・「ことりっぷ」という女性向けの旅行ガイドの関連webサービスや音楽配信サービスなどで15人以上
・個人で作ったwebサービスで15人以上

と、業務内外含め少なくとも30人以上はインタビューしてると記憶しているので少しだけ話を聞いてくれたら嬉しいです。

それでは、勉強会でも出てきたポイントをいくつか紹介します。

<目次>
①バイアスをかけない/誘導しない
②人は無意識に「良く見せよう」と自分を演じてしまう
③ユーザーの発言/実際の行動/観察者の推測 を分けて記録
④行動と理由はセットで必ず聞く
⑤相手を「話しやすい状態」に近づける
⑥ポジティブな気持ちで帰ってもらう
結論:恋愛したいならまずユーザーインタビューだ


①バイアスをかけない・誘導しない

DMM.comラボの西部 渉さん・伊藤 麻紀子さんのインタビュー設計について「バイアスがかからないように抽象度を高めた質問を設計する」というお話で

例えば「お気に入り機能」について聞きたい時に
「お気に入り機能は使う?」はユーザーの答えを誘導してしまうのでNG。
「気に入ったものを見つけたときはどうする?」と抽象度を上げて聞くと
お気に入り機能含め、どうサービスを使っているかやその背景まで聞けるとのこと。

これには同意で、バイアスがかからない うまい質問設計は大事です。

(恋愛でも、気になる子に「彼氏はいるの?」と聞くよりも「好きになったらどうするタイプ?」と聞く方が、そこから自分に脈があるのかやその子の恋愛パターン、攻略法が想像できますからね。)

また、次の話にも関係ありますが「そもそも相手の発言を鵜呑みにしない」のもポイントかなあと思います。


②人は無意識に「良く見せよう」と自分を演じてしまうものである

というのも、まず前提として
”人って無意識に「良く見せよう」と自分を演じてしまうものである”

と私は思うんです。(インタビューに限らずですが)

人って、無意識に相手の役に立ちたい、応えたいといった気持ちや
相手が期待している意図が見えると、無意識にそれに合わせちゃうことが
少なからずあると思うんですよね。

例えばこちらの「旅行は好きですか?」という質問に
「(そこまでしないけど・・まあ)好きですね」と答えたり。

(本当にうまいインタビューは、何のテーマのインタビューをされているのかわからない・意図が読めない…そんなインタビューなのかなぁと思ったり。)

だからあんまり発言だけを真に受けない方がいいと思ってます。

(恋愛でも、好きな女性のタイプが料理作れる人と言われたら「私よく料理作るよ!(実家住みで月に1回 目玉焼き焼く位だけど)」という場合もあるわけです。)

そこでポイントなのは、その人の「実際の行動」です。


③ユーザーの発言/実際の行動/観察者の推測 を分けて記録

発言に潜むインサイトの汲みとり方として「ユーザーが言ったこと(意見要望)/実際にやったこと(事実)/観察者が思ったこと(推測)を分けて記録する。」

というTHE GUILD深津 貴之さんの話もありましたが
ユーザーの発言と実際の行動の差異に着目することも大切です。

例えば
「3ヶ月以内に彼女ができるアプリ」についてインタビューをするとして
「そのサービスめっちゃ使いたいです!」と2人の男性が言ってくれたとします。

一人は「彼女欲しいんですよ!と言って1年以上特に何もしてない人」

もう一人は「彼女が欲しくて実際に合コンや街コン行ったり友達に紹介してもらったりしてるけどなかなか彼女ができない人」だとしたら

どちらが本当にサービスを使ってくれそうですか?
また、どちらの声がより参考になりそうですか?

人間って発言と実際の行動が違うのはよくあることなので
ちゃんと分けて仮説を立てていくのが大事ですね。

(恋愛と一緒で、行動が伴わない「お前がいないとダメなんだ、お前が大切なんだ」発言ほどアテにならないものはないですね…)

そしてここでもう一つ、絶対やって欲しいのは


④行動と理由はセットで必ず聞く


ユーザーが実際にやった行動の理由・背景は必ず聞いた方がいいです。

というのも、行動の理由って人それぞれ全然違うので
その後の仮説立ての精度が全く異なってきます。

例えば「週5日マック行きます!」という人は、一見マック好きに見えますが
理由を聞いたら「マックが好きだから」行く人と、「近くに作業しながらご飯が食べられるお店がないから」行く人もいるかもしれないし、「平日の出社前にコーヒーを飲んで気持ちを整えたい」人もいるかもしれない。

人によって求めているものや打つべき施策は変わってくるので
決めつけずに、行動の理由をちゃんと把握するのも大事です。

(恋愛もそうですよね・・女子を家まで毎回送っていたとある男子は、女の子への優しさからではなく
他の男の目に触れさせたくないという曲がった嫉妬心やワンチャン狙っての行動だったりすることもありますからね・・(友達の元彼談)(彼ったら、優しい♡と盲信しないことです))

また、自分が普段インタビューで心がけていることも紹介します。


⑤相手を「話しやすい状態」に近づける

勉強会でも時事ネタなどの会話をしてアイスブレイクをするという話もありましたが、相手の緊張をとって話しやすい状態にするのはめちゃめちゃ大切。

そうしないと
相手の本音が引き出せない・深いところまで聞き出せないことがあるからです。

(以前、スタバでカップルが別れ話をしていて、彼女は泣きながら「なんで別れるのっ!私の・・何がいけないのっ・・!」と聞いていましたが、周囲に観客がいる静寂の中、こんなところじゃ本音で話なんてできないよな絶対・・と思いました)

自分が気をつけていることは

・インタビューの場所選び(環境)は厳選する
社外でやる時はスタバみたいな静かすぎるところは会話ダダ漏れなのでNG。個室もベターだけど、緊張する場合もあるので半個室か、席間隔があってそれなりにガヤガヤしているカフェだと相手も緊張せず、周りにも会話が聞こえないためユーザーの警戒心が薄れておすすめ。
が、よりプライベートだったりセンシティブなテーマの時は個室が良い。社内会議室でやるとしても、相手が緊張するので邪魔にならない程度の音楽をかけて無音ではやらない。

・雑談から始める、はさむ
雑談も大事で、話が逸れたとしても話を戻そうと焦らずに相手が楽しそうに話してきたらそのまま話を聞いて「気持ちの良い状態」に持っていってあげる。時々冗談や自虐ネタを言って場を和ませることも。

・少しでも相手の心のロックが外れそうな「ワクワクする質問や話題」をする
旅行系のサービスについてだったら、「来月の1ヶ月有給もらったとしたらどこ行きます?!」とか旅行の楽しい思い出話を聞いたり失敗談をお互い話したり。

相手を「いかに安心させるか」の場づくりと「少しでも楽しませる」のがポイントかなぁと思います。

(相手を安心させて警戒心を解く、そして楽しませて「あれ、この人と一緒にいるのなんか楽しい・・?恋かも?」と思わせる。デートと一緒ですね。)


⑥ポジティブな気持ちで帰ってもらう

最後に、自分のこだわりであり大切にしているのが

「ポジティブな気持ちで帰ってもらう」ことです。

インタビューの対価としてお金をお支払いしているとはいえ
一時間でもその人に関わって、相手の人生についてお話を聞かせてもらうわけなので、気持ちよく帰ってほしいんです。なので

・何かひとつでも、相手のお話に対して
「それいいですね!」と肯定したり
「もっと聞かせてください!」と相手に興味を持って聞いてみたり
「素敵ですね。」と褒めてみる

などなるべく心掛けています。
自社サービスに関するインタビューだったら尚更、ポジティブな気持ちで帰ってもらえればサービスに対してもより使い続けたい、と思ってもらえるかもしれません。

また、インタビューの最後は
「未来のワクワクする質問で締めくくる」というのもこだわりです。

例えば旅行系のテーマだったら
・次はどこに旅行いきたいですか?どんな旅がしたいですか?
・これからやってみたいことはありますか?

といったポジティブな話で締めくくります。

終わって帰る時に、「あ〜疲れた」じゃなくて
「なんか楽しかったな〜話聞いてもらってスッキリしたな〜」って気分で帰ってもらいたいのです。

(男女の出会いも一緒ですよね。そのタイミングでは付き合わないかもしれないけど、ポジティブな印象を持ってもらえば、そのうちお付き合いするかもしれないし・・・・・そろそろしつこいですか?)

以上、自分なりの見解とやっていることでした。


結論:恋愛したいならまずユーザーインタビューだ

ここまで読んでくれた方ならきっとわかるはずです。

「ユーザーインタビューと恋愛は同じである」 すなわち

「ユーザーインタビューを制する者は恋愛を制す」 と。

インタビューし続けることで素敵な彼氏彼女もきっとできるはずです。

そして、私の研究結果によると「ユーザーインタビューが上手い人は恋愛も口説くのもきっと上手いんじゃないか」と思うのですがいかがですか?(そろそろこの記事に対して怒らないでくださいね)


以上、恋愛研究家?のなまぬるいおにぎりでした。


恋愛とビジネスを絡めた話も好きなので「こんな記事また書いてみて!」だったり「恋愛について語ろう」「貴様の研究結果を聞かせてもらおうか…」「愛のSTAP細胞はありますか?」などあればtwitterでいつでもお声がけください。または、インタビューしたおかげで彼氏彼女ができたという方もぜひご連絡ください。すぐに学会で発表します。


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\最後まで読んでいただき、ありがとうございました!/


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