CACAO72%
わたしの町の学校も休校期間が延びた。再開されることもこわかったので、まぁよかったのかなと思う。職場の保育所にいる時間も延びそうです。入学式も中止だろう、新入生にとってはさみしい始まりになったかもしれないけれど、病気の蔓延を目の当たりにしてしまうより。同調のリスクに飛び込んで行くより。
3月からは常にマスクをしているしアルコールスプレーとも仲良くなった。この事態で元々よわい肌はまた荒れる。せめて心は病まないように ゆるされる時間は好きなことばかりしてる。
あたらしいお顔を知る季節であるのに、わたしはただでさえ顔と名前を覚えるのか苦手であるのに、みんなマスク。でもこれは大事だ。気休めとかすこしの安心感をもってかろうじて 必要だから外へ出る。
誰かといれば気は紛れても、家に帰ってきたらひとりで苦くなってしまう。いつからかつづくこの苦さに引っ張られてなのか、苦いものを食べたくて仕方なくなって、にがいにがいチョコレートを食べている。ひたすらにがい。泣きそうだ。
攻撃的な態度や身勝手な行いが目につく気がするのは、数が増えているからなのか じぶんのアンテナが変わったのか。どちらにしてもそうゆうのは辛くて、いま出会えない外側で、さっき立ち寄ったコンビニで、見えないとなりの家庭で、電話の、画面の向こうで、同じ世界を生きている人のやさしさについて考える。ひとりぼっちなのはひとりじゃないから、私は一生会わないでいるだろう人とも一緒に頑張っているつもりでいつも生きたいなぁ。見えない大変やつらさを考えてはきりがなくてつらいけれど、いつでも向かうのは今していたいこと。自分に出来ること。
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