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ベジタリアン(菜食主義)の食事に関する情報をお伝え致します。

はじめに

健康的なベジタリアンのライフスタイルを手に入れて、スッキリと痩せて、健康的で活力に満ちた生活を送って、長生きしたいと思いませんか?

あなたのご家族が、化学物質、保存料、成長ホルモンなどの有害物質の摂取を、安全かつ簡単にやめられる方法をお教えします。

それらの有害物質は、肉や、過剰に加工された食品のほとんどに含まれているのです。

まずは1~2週間、ベジタリアン生活を試してみましょう。

そして、その結果を実感してみてください。

驚くほど体調が良くなり、活力がみなぎってきます。

おそらく、こう思われるかもしれません。

「一生食習慣を変えるなんて、難しいよ。」

でも正しい知識を持って、きちんと計画を立てれば、ベジタリアンになることは難しくありません。

注意点

この記事は海外のベジタリアンに関する情報や書籍を要約し翻訳したもので、あくまでベジタリアン(完全菜食主義者)のライフスタイルや菜食主義の食事に関する情報をお伝えするものです。

プロの食事カウンセリングもしくは医療サービスと医療アドバイスに代わるものとして書かれたものではありません。

著者、発行者、および販売業者は、ここに記載された情報の妥当性、正確性、時宜について保証するために最善の努力をしておりますが、直接的であれ言外であれ、内容に記載された情報やテクニックが個々に適しているかどうか、あるいははっきりとした効果が得られるかどうかは保証いたしません。

著者、出版者、および販売業者は、医学的な監督指導のもと、あるいは指導なしに、情報を利用して発生したいかなる状況について、その責任は負わないものとします。


肉体に栄養を…精神に栄養を


私たちがベジタリアンになりたいと思うのは、なにも、健康や環境や経済のためだけではありません。

精神的な理由もあるのです。

ベジタリアニズムと栄養には、深い関わりがあります。

肉体だけでなく、精神にも栄養を与えることを学びましょう。


栄養の問題は、単に、食事で食物を摂取するというだけではありません。

食物には、栄養素のほかにも、匂い、色、そして、ピュアな光を引き寄せる目に見えない粒子が含まれています。

この光は、私たちの健康や喜びに満ちた生活には欠かせないものです。

そのため、食物の選び方が大変重要になってくるのです。


穀物、果物、野菜は、自然の中で、太陽の光を浴びて成長します。

ですから、その存在自体が光なのです。

心の質の向上のためには、ただ何も考えずに食べているだけではいけません。

光の存在を、しっかり意識する必要があります。

そのため、日の光を浴びて育った食物を食べるのが、理にかなっています。


そうすれば、本質的な感情に栄養が与えられ、啓発されるのです。

長きに渡り、次のようなことが言われています。

肉体は寺院であり、寺院に入るもの全てが、これからどんな人物になるかに直接関わってくるのだと。

そのため、健康に良い、大地から取れた、栄養たっぷりの植物性食品を食べれば、魂、精神、そして存在それ自体にも栄養を与えることができます。

食物の質と物理的性質は、心や感情を変えるだけでなく、容姿や性格も変えてしまいます。


有機栽培で採れた旬の新鮮な果物や野菜中心の食事をすれば、自然とつながりを持ち、自然と調和して生きるすべが学べます。

ベジタリアンのライフスタイルに帰依すれば、魂や精神の健康に滋養を与えることにもなります。

これほど完全な健康食はほかにありません!

食は人なり


「食は人なり」という表現を、何度も耳にしたことがおありでしょう。

その本当の意味を、よく考えてみたことがありますか?

また、そう考えながら、食物を選んでいますか?


いくつかの点で、我々は文字通り食べた物になります。

ファーストフードのハンバーガーを食べた後の、血漿の標本を見たことがありますか?

食べる前は澄んだ液体だったものが、高脂肪のハンバーガーを食べたために、脂肪とコレステロールを吸収して、曇ってしまいます。


そう考えれば、自分が食べていないものにまでなってしまいますね。

肉食からベジタリアン食に変えると、徐々に脂肪が減り、種々のがんにかかるリスクも減少します。

コレステロール値も改善されます。

すっきりと痩せて、ほとんど動物性食品を食べなければ、健康問題の多くはなくなるはずです。

インスリン非依存性糖尿病の発生率も低下します。

血圧も正常値に下がります。

健康になれば、薬もあまり飲まなくて済みます。

健康保険で処方薬を買うことはあるでしょうが、自己負担金は減ることになります。


高コレステロールや高血圧の家系ならなおのこと、食生活を変える必要があります。

ベジタリアンの食事に近づけば、工業国での罹患率は減少することが統計でわかっています。

ベジタリアンは、統計的に見て、雑食の人より健康です。

一般にぜい肉が少なく、長生きします。


そろそろ、人生の方向性を考えても良い頃です。

何を食べて生きるか、このあたりで決断しましょう。

太って、鈍重な動きになっていませんか?

高脂肪の動物性食品を食べるリスクをお望みですか?

それとも、ベジタリアンに見られたいのでしょうか?

痩せた人の寿命は、長いと言われています。

まだ遅くはありません。

今の生活を変えて、健康に長生きできる可能性をつかみましょう。

肉だけが人間の食事ではありません

有史以前の祖先が歩んで来た食生活を、大きく外れたこの現状を考えたことがおありですか?

最古の人類がどのように進化してきたか、何を食べていたかを思い起こしてください。

彼らは狩猟採集民であり、肉食民ではありませんでした。

人類は、動物を解体して、その肉を食べるような存在ではありません。

ヤマネコのような肉食動物を見ると、肉食動物の歯が、噛むためでなく、引き裂くためにあるのだということがよくわかります。


人類は、ベジタリアンの生き物が進化した存在なのです。

消化器官も、肉食向きというわけではありません。

肉食は、人類史上で比較的最近始まった習慣です。

たまたま、肉を食べる必要に迫られたのが原因でしょう。

おそらく、最古の人間は、肉食動物が肉を食べるのを見て、野菜、ベリー、ナッツ、穀物など、普段食べている食物が手に入らない場合は、肉を食べればなんとか生きていけると思ったのでしょう。


しかし、もともとは、類人猿のような草食動物から進化してき私たちです。

有史以前の心に立ち返れば、類人猿と人間は良く似ています。

直立歩行をするところが、まず同じです。

つまり、我々はもともと、ベリーや果物やナッツを探し回る存在だったのです。

類人猿は、バナナをむいたり、ナッツを石で割って中身を食べていたと思われます。


私たちは、その時々で、絶えず食物を漁って生活しています。

結局、肉食には、周到な準備が必要です。

よく考えて計画を立てないと、狩りはできません。

さらには、最も重要なことですが、火の存在が必要です。

人類は火を発見するまでは、自然の理によって菜食をしていたのです。

ベジタリアンの食生活が健康的であるという理由だけでなく、自然の成り行きでそうなっているのです。

この地球とうまく折り合いをつけて、自然を支配していくためにはベジタリアンの食生活こそ必要なのです。


最初は、動物の肉を食べるのは異常だと感じたに違いありません。

結局は、私たちも動物なのです。

おそらく、共食いをしているように感じたでしょう。

人類とその他の動物の知性には、それほど違いはなかったはずです。


人類が純粋にベジタリアンだった頃は、この地球や地球に共生する生き物と調和を保って生きてきました。

人類は、菜食の類人猿に近かったのです。

植物、穀物、果物など、地上の産物を集めて食べるのが、自然の理なのです。


しかし、必要は発明の母と言います。

有史以前の人類は、氷に覆われた地や、火に焼かれた地に暮らしていましたから、生き残るためには何でも食べたのでしょう。

チリ山脈に墜落した飛行機に乗っていて、生きるために、亡くなった人の肉を食べざるを得なかったサッカー選手のように、最古の人類は、生き残るために肉を食べるしかなかったのです。

このようにして、人類の歴史は変わりました。そして、人の健康も変わってしまったのです。


森林火災で焼けた肉を食べたのが始まりでしょう。


必要に迫られて生肉を食べるようになったでしょうが、彼らの消化器官は生肉向きではなかったようです。


長い間、生の食物や野菜を食べ続けているうちに、突然からだの組織が生肉を消化できるようになったのでしょう。

ベジタリアンのお友達が肉食を始めたら、急に荒々しくなったという作り話を聞いたことがありませんか?


生物学者は、人間はもともと肉食ではないが、肉食に適合したのだと言うでしょう。

しかしながら、人類の歴史の中で、肉食は比較的最近進化した習慣です。

伝統的な肉

どのようにして、家族の伝統的生活が、肉食中心になってきたのでしょう。

ちょっと、お考えください。

感謝祭といえば、七面鳥を思い出します。

豚肉といえば、新年のお祝いには、よく豚肉とザウアークラウト(塩漬け発酵キャベツ)を食べます。

キリスト教徒なら、イースターにハムを食べる伝統があります。

また、夏場は、焼き網でハンバーガーやステーキを焼いて食べます。


野菜、果物、ナッツ、ベリー、あるいは豆を食べるべくして生まれて来た私たち種族に、一体何が起こったというのでしょう?


肉食は、最初は生き残るために必要に迫られた偶発的な事象だったのでしょう。

調理した肉がおいしかったこと、また高脂肪の肉製品を食べるとエネルギーが持続すること、これが最古の人類にとって意味のあることだったのでしょう。


最初は、森林火災で焼けた動物の肉を見つけて、お祝いに食べました。

一族総出で、いっしょに肉を食べたことでしょう。

人類が狩りを覚えると、狩猟採集民から狩猟民へと移り変わり、集団で狩りを行うようになりました。


チームを組んで狩りを行い、食用として動物を殺しました。

個人のために狩りや動物の殺害を行うのではありません。

一族のために行うのです。

獲物を持ち帰れば、すぐにお祝いが始まります。


持ち帰った獲物は、皆で協力して皮をはぎ、肉を切り分けました。

誰もがこれに参加し、分け前に預かりました。


かつては肉を探し回る必要のなかった私たちも、お祝いの習慣が深く根づいたために、肉を手に入れるようになったのです。

私たちは、季節や生活上のイベントを、家族や友人とともに祝います。

太古の祝いごとに肉食も含まれたために、その伝統が現代にも受け継がれてしまったのです。

なぜベジタリアン食に変えたほうがいいのでしょう?

肉や動物性食品を食べた経験がおありなら、なぜわざわざベジタリアンにならなくてはならないかとお思いでしょうね。

今まで、卵、ハンバーガー、ホットドッグ、鶏肉を食べて生きてきたのに、なぜ今さら変えなくてはいけないのでしょう?


それには、たくさんの理由があります。

まず、鏡を見てみましょう。

体重は正常ですか?

常に、見た目は良い状態ですか?

元気いっぱいでお目覚めですか?

朝起きたとき、疲れが残って元気がないでしょうか?


健康状態はいかがですか?

血圧は正常値ですか?

コレステロールや血糖値は正常ですか?

異常があれば、毎日の食事を振り返ってください。


食後は、どんな気分ですか?

からだに必要なものを摂り入れて、元気いっぱいになりましたか?

疲弊した気分ですか?

食後、昼寝が必要なときが多いですか?

疲れて眠くなるような食物が、私たちの役に立ちますか?


立ちませんよね?

食物は、私たちの肉体に栄養を与え、活力をくれるものでなければなりません。

人体は、機械と同じです。

最高のコンディションに保つには、燃料が必要です。

肥満して、高血圧、インスリン非依存性糖尿病、高コレステロールその他の不健康な症状訴えるからだは、調整していない車のエンジンのようなものです。

あるいは、最高に効率良く走れるガソリンを入れずに走っているエンジンとも言えましょう。


あなたのからだも同じです。

最も効率よくからだを動かすには、適当な燃料が必要です。

高脂肪の肉や、抗生物質を与えられた肉など、断じて人間に必要な燃料ではありません。


1週間でも、1か月でもいいですから、ベジタリアンの生活をお試しください。

心が鋭敏になるとか、からだが元気に、エネルギッシュになるとか、今までと変わったところがないか、違いを確かめてみましょう。

肉食を完全に断ち切れないなら、少なくとも、肉をサイドディッシュ程度の量にしましょう。それだけでも、健康状態に大きな違いが感じられるはずです。

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