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自己評価を高める方法 第3章 ネガティブな考え方に打ち勝つ方法

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第3章 ネガティブな考え方に打ち勝つ方法


不安を追い払い、ポジティブな態度を取る方法

不安や恐怖心は、多かれ少なかれ、誰にでも起こるものです。

不安については、克服できる人が多いですが、大きな不安や恐怖症は違います。

ひどいうつ状態になってしまう人もいます。

そうすると、毎日の生活にも、大きな影響が出てきます。


不安や恐怖症というのは、明らかにネガティブなものです。

このように、絶えずネガティブな気持ちを持っていると、気が滅入ってしまいます。

不安や恐怖症にひどくとらわれている人もいますが、打ち勝つこともできるのです。

ネガティブな世界から解放される方法は、たくさんあります。

不安や恐怖が深いほど、セラピーや催眠療法の形で、専門家のアドバイスが必要になってきます。

心の不安だけなら、自助法を使いましょう。

恐怖症に対する理解

恐怖心に打ち勝つためには、それらを理解する必要があります。

不安や恐怖心は、ある状況下に置かれた場合に起こる、不安な考えや感情が原因です。

吐き気、めまい、不快感、頭が締めつけられるような感じ、胸の痛み、息切れ、震えといった症状が現れることがあります。

こういった症状を起こすことで、心とからだのバランスを保っているのです。

不安を追い払うことで、コントロールやバランスを取り戻しているのです。


このようにして、恐怖症を治療しますが、何年も症状に悩まされていた場合は、回復には時間がかかります。

しかし、必ず治ります。

恐怖症は、基本的には、不安が極端に大きくなったものですが、治療にはまず、リラックス方法の習得が行われます。

自己啓発本、DVD、通信講座などがたくさん発売されています。

いずれも、不安やストレスに対処するための自己啓発教材ですが、具体的な恐怖症の種類によって分かれているものが多いようです。

恐怖症を克服するメリット

恐怖症を克服するメリットは、計り知れません。

克服した人は、生まれ変わったようだと言うものです。

恐怖症から解放されて、世界が新しくなったように思えるのです。

新しいポジティブな態度で過ごせば、より幸せな満ち足りた人生を送ることができます。

自分自身や、自分が達成した成果に満足でき、最終的には、心に望むことを何でも自由にできるようになります。


恐怖心とぶつかったときに、多少の不安が残る程度なら、かつてとらわれていたひどい恐怖症とは違います。

こういった感情を克服するカギが、あなたの中にあるとわかれば、あなたの感じていた不安から解放されます。

1度解放されれば、最終的にその恐怖心から自由になれるのです。

解離性障害の克服

感情や身体的感覚にトラブルが起き、自分自身に対する感じ方が、周囲のものに対する感じ方と同じものになってしまうことを、解離性障害と言います。

トラウマとなる経験をした人が、うつや不安を経験した場合によく起こります。

この病気に苦しむ人は、非現実感にとらわれたり、正気とは思えない不安にしばしば襲われたり、不治の病ではないかと考えたりします。

周囲の人と会話したり、いっしょにいることができなくなり、ひどい不安感に襲われて、対人恐怖症になることもあります。


症状は人や起こった状況によって様々ですが、次のような分裂症状が出るのが一般的です。

周囲の世界が非現実的に思える。

この世界が、自分のいるところではないと思える。

灰色の霧が視野を覆っている。

頭の上にベールがかかったような気がする。

世界が通常より速いペースで進んでいる気がする。

混乱

どうしようもなく、ひどく不安な感じ。

自分の存在に自信が持てない。

ほかの人は幸せになれるのに、自分はなれない。

きわめて強い不安。

誰もが自分に不利になることばかりする気がする。

誰もが自分のことを話している気がする。


解離により、このような感覚に襲われます。

現実に戻ろうとして、さらに深く自分の中に入り込まなくてはならないと信じて苦しむことから、このような感覚が起こるのです。

現実の部分を少しでも実感しようと、自分自身を見つめ続けるのですが、もちろん、内部を見つめれば見つめるほど、不安の症状はひどくなるのです。


ひどいトラウマによって症状が出た場合は、認知行動療法により克服できます。

不安やストレスによって症状が出た場合は、自助法や、医者の援助によって症状を取り除けます。


世界は何も変わっていないことを思い出させることが重要です。

世界や周囲のものに対する認識が変わっただけで、一時的な感覚にしかすぎないことをわからせるのです。

症状を起こした原因を克服すれば、もとどおりの考え方ができるようになります。

うつや不安感から症状が起こった人は、この感覚は一時的なものにしか過ぎず、やがては消えると認識させる必要があります。

絶えず彼らのことを観察したり、何かするたびに驚くのはやめ、一時的にこういうことをしているだけだということを受け入れ、これ以上考えないことです。


自分の感情に興味を失い、あれこれ心配しなくなったら、驚くほど早く、もとの世界が帰って来ることでしょう。

この時期の自分の感情や考え方を、受け入れることが不可欠です。

そうすることでこの状態に対する不安が消え、回復するからです。

疑念の克服

疑いを持たなければ、もちろん、疑う心に打ち勝つことは簡単です。

しかしながら、私たちの多くが、何か新しいことを始めるときはいつでも、成功するかどうかという疑念は抱くものです。

実際には、ほとんどの人が何らかの形で疑念に苦しめられているのです。

例えば、科学を例にとってみましょう。

有力な仮説を疑ってかかるところから、科学は進歩していったのは間違いありませんよね?

ビジネスを始めるときや、小説プロジェクトを始めるときもそうですよね。

100%成功すると思って始めますか?

最初は、少しくらいは不安や疑念があるものです。


疑念があるにもかかわらず、それが最終的な目標達成に向かう気持ちの妨げになることはありません。

その理由は簡単です。

疑念に打ち勝つことが重要であるからこそ、失敗するリスクを負う覚悟ができているのです。

軽率な決定はしてはいけませんが、何であれ、まずやってみることです。

恐れずに、きちんと準備をして取り組んでください。

今の状況に対する結果を全て分析すれば、その結果を受け入れられるでしょう。

これが、疑念克服の秘訣です。

勇気を持って、とことん戦い抜き、疑念を打ち砕いてください。


信じれば、疑念を打ち砕けます。

ポジティブな考え方を身につけ、自分が成功すると信じましょう。

成功すると思えば成功し、失敗すると思えば失敗すると考えましょう。

あなたの考えたとおりに達成できるのです。

ですから、ネガティブな考え方はやめましょう。

同様に、自分のやる気をそぐ人に注意しましょう。

そういう人は、あなたの心の中に疑念の種を植えつける、羊の皮をかぶったオオカミです。

人生に対してポジティブな態度の人とおつきあいすれば、前向きな人になれます。

失敗したときの対処法

運よく、一度も失敗の憂き目にあわずに済むかもしれません。

しかしながら、失敗しても、それは人生の一部分なのです。

こういうときには、失敗するのではという疑念にとらわれて、最初は持っていたはずの自信を取り戻すのが難しくなるものです。

失敗するのではないかという疑念にとらわれても、最初の目標から目を逸らしてはいけません。

失敗したとしても、次の目標を達成しようという決心を強めてください。

そのためには、心の鍛錬をして、自制心や自信を強めましょう。

自信がつけば、疑念は追い払えますし、また、成功への道のりに戻れます。

健康に対する疑念

ある程度の疑念は、知識を身につけたり、進歩する上で役立つものです。

しかし、それがうつや倦怠の原因になる場合、あるいは、目標達成の克服できない障害になっている場合は、蓄えてあったエネルギーを使い、心に活を入れましょう。

何としても成功するためには、意志力を強め、あらゆる手段を使って疑念を弱める必要があります。

そうすれば、必ずや目標は達成できます。


疑念のあるなしに関わらず、成功するときはします。

最悪の事態がどのようなものであれ、避けられないものなら妥協もやむなしと考える必要があります。

最悪の事態が起こっても、軌道修正し、充電してから、修正した方法で新たなスタートを切りましょう。

疑念に打ち負かされる前に、疑念を克服しましょう。

無力感を克服する方法

毎日の生活で、ある程度無力感を感じるシーンに出会います。

立ち直れる限りはそれでもかまいません。

しかしながら、感じた無力感が、考え方にも影響を与えることもあります。

自分の無力感を理解し、それを克服する方法を、いくつかご紹介しましょう。

あなたに無力感を感じさせるトラブル、不安、問題、障害について、はっきりと認識し、なぜそのような気持ちになるかを理解しましょう。

自分が自信に満ち、なんにでも対処できるという考えを身につけましょう。

無力感にとらわれたとき、それに対処する方法を習得しましょう。

トラブルが起こったときの対処法を実践しましょう。

再び疑念がわき起こったら、これはひどく当たり前のことで、捨てたはずの疑念が戻ってきたのだと思いましょう。

自分が達成したことがどんなに小さなことでも、自分にごほうびをあげましょう。

無力感を変えるのは時間がかかると理解した上で、常に目標に向かって努力しましょう。

なにもかも完ぺきにしようと思うのは無理です。

完ぺきな人間はいないのです。

誰しも、まちがいを犯します。

自分を癒し、元気を取り戻して自信をつけてくれるスキルを高める必要があります。

そのためには、何が必要かを考えましょう。

無力感に打ちひしがれるのはトラブルのもとです。


無力感が長引けば長引くほど、自分自身の人生をコントロールするのが難しくなります。

ここで、無力感からどのような事態が起こるかを、例示してみましょう。


何をやっても、どんなにがんばっても成功しないと感じ始めます。

周囲の人に頼って、トラブル解決するようになります。

全く何もできない人間だと思い込みます。

状況に対処できないというひどい不安が高まります。

絶望的な沈んだ気持ちになり、不幸な気分になります。

自分を、何かから救いの手が必要な犠牲者であると思い込みます。

全般的に、悲観的な態度になります。

心が弱ってしまい、他人に会うのが怖くなります。

あなたのめんどうをみて、問題を解決してくれる人がいなくなり、失望します。

手の施しようがない、変えられないことをあきらめてしまいます。


こういった感情に打ち勝つ方法はたくさんあります。

あなたはひとりではないこと、そして、また、人生をコントロールできる生活に戻り、重要な決断も自分でして、問題解決ができるようになると考えることが重要です。

自分自身を信じ、その信じる気持ちを心の中から引っ張り出す必要があります。

私たちには、問題を解決する能力があるのですが、だからと言って、友人家族のアドバイスを受ける必要がないというわけではありません。

依存しすぎなければ、問題解決の手助けをしてもらえばよいのです。

心の葛藤を克服する方法

下した決断に対し、できないという考えにとらわれず、あきらめずに努力すれば、人生は処しやすくなります。

心の葛藤にとらわれると、優柔不断な行動しかとれなくなる上、ストレスを感じ、自信がなくなっていくだけです。


心の葛藤があったとしても、それに対処し、問題を解決して、再びポジティブな態度に戻る方法を理解することが重要です。

心の葛藤を解決し、自己評価を高め、集中力を高め、ストレスをなくし、心の声に耳を傾けて決断をしましょう。

人生をコントロールし、決めた目標達成に向けて尽力し、リラックスできる幸せな未来を手にしましょう。


心の葛藤により、心はぼろぼろになります。

結果として、自己評価が低くなり、自信を失い、うつにつながります。

こういった点を心にとめて、心の葛藤が起こったときにはそれをなくすことが大切です。

葛藤に引き込まれてはいけません。

心の葛藤は、様々な形で大きくなります。

優柔不断や、何かを解決できなかったという根強い気持ちから発生して、子どもの頃から起こったことにまでさかのぼってしまいます。

結局は、過去に起こった経験の結果として、今のあなたがあるのです。

問題を解決しないままで、そこを壁でふさいで、そのまま立ち向かわないままで来たのでしょう。

その壁を崩し、すべて表に引きずり出し、今解決していない、心の葛藤のもとになっている問題に対処する必要があります。

過去や過去の習慣や感情を振り捨て、あなたの内なる声に耳を傾け、本当のあなたを発見しましょう。

あなたが自分自身を助けてあげられることや、本当の自分になれると認めましょう。

自分自身を見つめ、ストレスの中身と原因を理解しましょう。

過去の問題に関して、心に抱いてしまった感情や考え方を捨てましょう。

生まれ変わった新しい自分の姿を、心に思い描きましょう。

より自信と決断力に満ちた自分を思い描けば、実現できます。


過去の問題を解決し、心の葛藤に対処し克服するための講座、啓発本、DVD,CDはたくさん発売されています。

しかしながら、魔法のようにうまくいく方法などありません。

こういった問題を解決するには時間がかかります。

人生のより良い対処法を見出すのは大変です。

啓発法だけで解決する人もいますが、最初からセラピストに相談して改善する人もいるのです。

しかしながら、どのような方法を選んだとしても、自分は変われるのだ、自分だけが、自分を変えることができるのだと認めましょう。

結局は、同じことしか言えません。

あなたの感情や考え方を変えるしかないのです。

強迫を克服する方法

どんな年齢層のグループでも、強迫は起こるものです。

誰かに強迫されるということは、ある意味いじめです。

学校、および職場の同僚や上司によるいじめ、あるいはショッピングをする際など、あらゆる状況で、強迫される可能性があります。


自分が強迫を受けていることに気づかない人もいます。

一方、毎日毎日、強迫を受けてつらい日々を送っていると感じる人もいます。

あなたたちの中にも、他人に強迫観念を与えている人もいるかもしれません。


強迫を受けた人は、多くの感情を抱くものです。

ここで、強迫観念を取り除くことができる方法をたくさんご紹介しましょう。

強迫観念にうまく対処するには、まず、その強迫観念がどこから来ているかを理解する必要がありますが、隠れている場合が多く、わかりにくいものです。

暴力をふるって、他人から欲しいものを取り上げる。

脅したり、暴力をふるって、人を自分の思い通りに動かす。

他人に、自分のほうがずっと力があると信じ込ませる。

力ずくで、人を自分の思い通りに動かす。あるいは脅す。

たたいたり罰を与える。

短気で怒りっぽくなり、誰かを意のままにしようとして怒りを表す。

他人を脅して、自分の支配下に置こうとする。

金の力で、人に言うことをきかせようとする。

人種差別および性的差別をする。


脅迫をやめさせる方法はたくさんあります。

まずは、自分自身を見つめ直し、筋の通らない考え方をしているかどうかを判断しましょう。

不健全な考え方のせいで、脅されていたのかもしれません。

その場合は、それなりの対策をしましょう。

脅迫に打ち勝てるような、健全な考え方をしましょう。

新しい考え方や行動を、脅迫者に対して示しましょう。

そうすれば、もういじめられたくないのだという意思が伝わります。

新たな考え方をするあなたのことも否定する場合は、新しい対処法を考えましょう。

自分の意見をはっきりと言った結果、どうなったかを考えましょう。

態度を変えた結果、どうなっても、反撃されても自分の信念を守りましょう。


あなたを強迫する人に対処する方法をつかんだら、次は、新しい自分を信じる心を強めましょう。

毎日、ポジティブな自分を肯定する言葉で話しかける方法が簡単です。

ポジティブなセルフトークの例は、次のようなものです。

私は善良な人間で、敬意をもって扱われる価値がある。

私を超えるような、超人的な人はいない。

私を脅かそうとする人の支配から逃れ、人生を自分でコントロールする。

誰にも私を脅させない。

世の中には、私を強迫する人はいない。

自分でなんとかしようと思わないことです

誰しも、周囲を取り巻くあらゆる局面をコントロールしようとしますが、ここに問題が生じるのです。

全てのトラブルを解決しなければという強迫観念にとらわれると、様々なネガティブな効果が起こります。

一般に、人生に厳しい影響が出てしまうのです。

では、解決すべき問題とは何でしょうか?

また、どのように、ネガティブな影響が出るのでしょうか?

自分で何とかしようと思わなくなるには、どうすれば良いのでしょうか?


次のような点が、あなたや知り合いのかたに当てはまれば、前述の問題があると言えます。

誰かを助けに行かなくてはならないという気持ちになる。

相手が助けを求めているか否かに関わりなく、援助することで、仕事や状況にうまく対処できると信じている。

相手が困っている様子に反応してしまう。

完ぺきに行わなければならないと強く信じている。

さもないと、幸福な人生にならないと思っている。

その人たちをそのまま受け入れられない場合、その人たちを変える必要があると感じる。

相手にとって一番良いと強く信じ、あなたのやり方を押し通す。

相手の行動に対し、個人的に責任を負ってしまう。

他者にアドバイスしたり、援助せずにはいられない。

相手が、自分たちの生活に干渉して欲しいと思っていると感じる。

他人の仕事に関わりすぎることに対して、必要だと強く感じる。

他者の援助をしたり、問題を解決すると、ものごとがうまく運ぶと思う。


このような行動により、ネガティブな影響が出ます。

以下に、その例を挙げておきます。

誰もがあなたに頼りすぎる。

援助の手を求めている人に会った場合に、手を差し伸べずにはいられない。

人の生活に口出しする必要に迫られて、友情をなくしてしまう。

周囲の人の問題対処のために、本当に必要なものを見失ってしまう。

自分のしたことが誰かのためにならないときに、罪の意識にさいなまれる。

人が自分の援助を十分に評価してくれない場合に、相手に対して怒りを感じる。

自分を見失い、自己評価が低くなる。


コントロールが必要だと思う気持ちに打ち勝つ方法

他者にも、自力で問題解決できる能力があると信じること。

援助の手が必要なことと、必要ないことに区切りを設けること。

他人から評価されたいと思う気持ちに、とらわれすぎないこと。

自分を律することができるのは、自分だけだと認めること。

望まれてもいないのに、アドバイスや援助をしようと思うときは、自分に正面から向き合ってくれるように言う。

人には、望めば自身を変えられる力があるのだと理解する。

明らかに助けを求めている人にだけ、援助の手を差し伸べる。

トラウマを克服する方法

トラウマの経験に関しては、様々な考え方や感じ方があるものです。

トラウマは、自動車事故、火事、事件の目撃、自然災害、暴行、戦争など、ひどい状況に直面することによって起こります。

トラウマから立ち直ろうとする人の多くは、苦痛のもとになった体験を心から占め出すものですが、時を経て、そのつらい体験を追体験する人もいます。

トラウマには、次のような様々な感情を伴います。

ショック…ショックは、トラウマ的な体験に対して起こる、よくある反応です。

その体験に近いことが起こるほど、ショック症状も大きくなります。

過去に見たひどいイメージを、脳内で処理する際にショック症状が起こり、ときとともに昇華されていくのです。

不信…ショック症状を経験した人の多くが、自分たちが目にしたものは実際には起こらなかったはずだと、強く思い込むようになります。

否定…その事件が起こらなかったと否定する人が多いようです。

そのできごとを、心の中から締め出そうとします。

感情的な苦痛…そのできごとでけがをしなかったとしても、周囲のけがをした人の苦痛を感じてしまいます。

怒り…ショックを起こした後、怒りがわいてきて、「なぜこんなことが起こったの?」という疑問が起こり、他者に対する怒りを感じることがあります。

非難…事件について、自分自身や他者を責めることが多く、そのできごとを起こした神様を非難することもあります。

哀しみ…あるトラウマ体験を克服したとき、突如として、哀しみの波に襲われることがあります。

うつ…つらい体験をしてからしばらくすると、突然うつ状態になることがあります。

不安…つらい体験の後しばらく、継続して不安に襲われます。


トラウマを経験する場合、一般的に、前述のような感情や考え方が現れます。

こういった感情は、順不同で、いつなんどきでも現れるのです。

ここで理解しておかなければならないのは、こういった感情が現れるのはごく自然なことであり、心とからだが、起こった出来事に対処しているということです。

その感情や考えは、時間がたつとともに消えていきます。

そのような感情に対処し、克服する方法はたくさんあります。

もちろん、あなたが受けたトラウマの程度により、選ぶべき方法は違います。

しかしながら、トラウマ克服のために習得できるスキルがたくさんあります。

起こったできごとに関して、胸のうちを洗いざらいぶちまける。

友人家族、カウンセラーのアドバイスに耳を傾け、それを受け入れる。

起こったできごとを認めた上で、人生を再び歩み出す。

環境を変える。

レクリエーション活動に参加する。

以前の日課に戻る。

セミナーに参加する。

第4章はこちら→https://note.com/hayu443/n/nd92cf4763ab1

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