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どうして膝が過伸展するのか?

お久しぶりです!!!

今回の内容は【膝関節はなぜ過伸展してしまうのか?】
についてまとめていきます!

安静時・運動時ともによく過伸展している人を1度は
見たことがあるのではないでしょうか?

特に女性の方で多く見られるのではないでしょうか?

以上論文等からの情報をまとめてみました!

①過伸展がなぜ起こるのか?

過伸展が起こるのには色々な理由がありますが、既往歴がない方であればほとんどの場合日常的な姿勢によるものが多いです。

日常的に重心が膝関節より前方に移動すると膝は伸びる方に
力が加わります。そのストレスが日常的に常に加わり続けることで
過伸展が起こるとされています。

また男性と比べ女性の場合は【エストロゲン】と呼ばれるホルモンの
影響により、関節自体がゆるくなり過伸展しやすくなります。
そのため日常的に過伸展している人に関しては、気づかない
といった点が挙げられます。

②過伸展が起こることによる影響

膝が過伸展することによって身体に起こる影響としては
①靭帯にかかる負担が増加する
②外力が加わった際に重篤な怪我に繋がる可能性が高くなる
③O脚やX脚の様に足の形が変わってしまう
④足の浮腫みや関節の痛みに繋がる

などなど他にもあると思いますが怪我や形を変えてしまうと言った影響が見受けられました。

ただクラッシックバレエにおいては足をしっかり伸ばしたほうが【美しく】見えるということもあり、過伸展していることが日常となってしまう方もいらっしゃいますがこれは競技特性に近いのかなと思いますがやはり制御することも怪我をしない身体という点で重要です。

③過伸展を予防するためには?

過伸展を予防するために効果的な方法として
①正しい姿勢の習慣化
②大腿四頭筋・ハムストリングスの強化
③足関節の可動域向上
以上の3つが効果的な方法としてあげられます。
1つずつ詳しく説明していこうと思います

①正しい姿勢の習慣化
膝関節の上下にある股関節・足関節が適切な位置からずれていると
膝関節に伸びる方への力が働きやすくなる場合があります。その状態が続くことで常にストレスが掛かってしまい結果過伸展しているといったことがあります。以下に参考の画像となります。

illustAcより引用 作者 金子來_kanekorai様

②大腿四頭筋・ハムストリングスの強化
膝関節の前後の大きい筋肉が適切にタイミングよく働くことで
関節が安定し、過伸展を制御することができます。ただ普段から
筋トレをしていない、筋肉の知識がないと適切に狙った筋肉を
上手く使うことは難しいです💦
そのため独学ではなく、パーソナルトレーニングやピラティスなどで
適切に筋肉を使っている感覚を入力することだと私は必要と思います‼️

③足関節の可動域向上
足関節の【背屈】可動域の制限によって力学的に膝関節の前方を床反力が通過しやすくなってしまい膝の過伸展を起こしてしまうということがあります!(特に脳梗塞などの麻痺がある方には多くみられます。)
そのため日常的に足関節の可動域を向上させるためのストレッチを取り入れることがオススメです!

④まとめ

私もレッスンを担当しているお客様の中でもご自分で膝の過伸展を自覚している方は少なく、お伝えすると気づく方が多くいらっしゃいます。
意外と気がつきにくい部分にはなりますので、膝の痛みや足の浮腫みなどお悩み中の方はぜひ1度専門家の方にみていただくことをオススメします‼️

参考文献

S-K Park他.Relationship between knee joint laxity and knee joint mechanics during the menstrual cycle

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