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イスラエルとイラン - 核戦争の危機と予言の影
イスラエルの20年来のミッションは、イランの核施設を攻撃することだ。ヒズボラの最高司令官の居場所を突き止めて殺害できる情報力は、イランの核施設の場所を特定している可能性が高いことを示唆する。
一連の暗殺事件は、「核施設を特定した」という遠回しの警告だったのかもしれない。
核で攻撃すれば国際世論を完全に敵に回し、攻撃しなければ核を失う。二律背反に苦しむ中、イランが核を使用しない保証はない。
一方、イスラエルも深刻な問題を抱えている。ガザでの戦争以前から国内で暴動が起こっており、多くの知識人が国外へ脱出している。
2023年 7月から2023年10月、34,500人。
2023年10月から2024年 3月、42,185人。
この人数が国を離れ、2024年7月時点で帰国していない。イスラエルの総人口は955万人であり、4万を超える避難民はとてつもなく多い。
一方反ユダヤ主義への反発から、祖国を離れていた人がイスラエルに回帰する動きもある。2023年10月から2024年7月には、24,357人のユダヤ人がイスラエルに帰国した。
戦争反対派が出国し、戦争賛成派が帰国。国内では戦火の気運が高まっているはずだ。
もしネタニヤフ政権が立ち行かなくなったらどうなるか。現在、欧州ですら反イスラエルの姿勢をとっている。イスラエルが崩壊する可能性も否定できない。
この場合、大戦が避けられなくなる。
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聖書のエゼキエル戦争を彷彿させる。
「ロシアやヨーロッパの連合軍に追い詰められたイスラエルが、タルシュシュという地方へ追いやられ一旦離散する。疫病でロシアが崩壊し、神の力が示され新しい世となる。」
そうした話だ。
日本のメディアは一切指摘しないが、イスラエルを軍事的に支援しているのはアメリカのバイデン政権である。11月の大統領選での苦戦を受け、最後の足掻きに出ているかのようだ。
戦争で国民をまとめようとしているのだろう。トランプ氏が二度の暗殺未遂にあったことも、大金が蠢く軍産複合体の逆鱗に触れたからだと考えられる。
イランの状況を整理しよう。核を打たなかったら核を失い、核を打ったら大戦を導き、イスラエルを離散させても終末戦争を引き起こす。
三重苦の中、イランのバックにいるロシアはどう手を打つのだろうか。手腕を見守りたい。
今後本当に聖書の予言が成就し、新たな世界へと変わってゆくのか。エゼキエル書を再読しておこうと思う。
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