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【短歌ブック】#30 萱草


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【萱草】

かんぞう〔くわん-ざう〕(名)

やぶ萱草。原野に自生し、早春に剣状の葉が出、六月頃花茎を伸ばして黄赤色の鬼百合に似た花を開くが、昼間だけで一日でしぼむ。


萱ざうの小さき萌を見てをれば胸のあたりがうれしくなりぬ
(斎藤茂吉)

出典:「短歌用語辞典」日本短歌総研


《歌人紹介》
斎藤茂吉
斎藤 茂吉(さいとう もきち、1882年(明治15年)5月14日 - 1953年(昭和28年)2月25日)は、日本の歌人、精神科医。伊藤左千夫門下であり、大正から昭和前期にかけてのアララギの中心人物。精神科医としては青山脳病院(現在の都立梅ヶ丘病院や斉藤病院)の院長を務めた。長男は精神科医で随筆家の「モタさん」こと斎藤茂太、次男は精神科医・随筆家・小説家の「どくとるマンボウ」こと北杜夫で、随筆家の斎藤由香はこの北杜夫の娘にあたる。

Wikipediaより


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