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【短歌ブック】#13 花冷え


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【花冷え】

はな-びえ(名)

桜の咲くころに急に冷えこむ季感をいう。


花冷えの夜に取りいだすヒーターは埃のにほひたてて点りぬ
(上田三四二)

出典:「短歌用語辞典」日本短歌総研


《歌人紹介》
上田三四二(うえだみよじ)
1923-1989 昭和時代後期の歌人,評論家。
大正12年7月21日生まれ。内科医として病院に勤務のかたわら,短歌,文芸評論,小説などを発表。癌(がん)とのながい闘いのなかで命をみつめ,澄んだ境地の作品を生み,深い洞察力にもとづく批評をおこなった。昭和62年芸術院賞。平成元年1月8日死去。65歳。兵庫県出身。京大卒。歌集に「湧井」「遊行」,評論に「この世この生」,小説に「惜身命」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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