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【短歌ブック】#39 葡萄


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【葡萄】

ぶどう〔ぶ-だう〕(名)

茎の変化した巻きひげで他にからみつく。夏から秋に紫・緑の色の円い小果を房状にさげる。


ひと房の葡萄を持てばきみが手に流るるごとく秋の紫
(福田栄一)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
福田栄一(ふくだ えいいち)
1909-1975 大正-昭和時代の歌人。
明治42年4月30日生まれ。小泉苳三(とうぞう)に師事し「ポトナム」にくわわる。「ユネスコ新聞」編集長などをつとめ,のち文筆活動に専念した。思索的抒情をとなえ,昭和21年「古今」を創刊。昭和50年2月9日死去。65歳。東京出身。東洋大中退。歌集に「冬艶曲(とうえんきょく)」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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