両親のケータイを格安スマホに変えたら2年で20万の削減につながった話。
こんにちは。Hayateです。
格安スマホと騒がれて久しいですが、田舎の方ではまだまだ3大キャリア(docomo、au、ソフトバンク。この夏ごろ以降から楽天が加わって4大キャリアになる。MNOとも言う)が強いと感じています。
とはいえ、僕の周囲はキャリア解約してwi-fi専用にしている人がいたり、とっくの昔にケータイなんて重力から解き放たれた人が居たりするのでその限りではないな、と思ったりします。
さて、そんな中で僕は3年くらい前からデータ通信格安SIMと通話用auガラケーの2台持ちをしていて、この春に無事に通話用SIMのスマホ1台に乗り換えました。
3年前の2台持ちの時にそれまで1台で8000円だったものが2000円になり
安すぎやん…なんなん、今まで…
ってなった経験がありまして、暇を持て余した今にこそ、この格安SIM(MVNOとも言う)に乗り換える啓蒙活動をしたい。と、
嫁と、嫁の両親のスマホをとっとと格安スマホに変えてみました。
そうしたところ、嫁で2年で12万くらい、嫁の両親で2年で20万くらいの削減に成功することが出来ました。
これはぼちぼちうまくいったな、と思っていて、その詳細をレポートしたい。というのが今回のお話であります。
全員が、一度は格安SIMを検討してほしい
僕はガスや電気もあわせて乗り換えを検討するのですが、正直、その辺りは2年で4万安くなればいいほう、という感じです。人数の多い家庭だと消費額が大きいので、合わせて削減額が大きくなりますが。(それでも見直すべきですが)
それに比べて、格安SIM化することで2年で20万という恐ろしい削減額がでます。
これは99%の利用者が安くすることが出来ると思える数値で、ほぼ全員に一度検討してもらいたい、というくらい消費を抑えることが出来る方法です。
しかも、これだけの削減が見込めるなら、多少面倒でもやってみる価値は大いにある、と思います。(実際は、それほど面倒ではありません)
僕の考える、乗り換えをお勧めしない人は
①たとえ高くても今のキャリアに愛着があって、どうしても変えたくない人
②今のキャリアのサービスや特典を使い切っていて、かなり得している自覚がある
③スマホの操作などで困ったときにどうしてもショップに駆け込みたい
以上の3種類の方のみです。
それ以外の方はほぼ総じて検討いただく価値はあります。
なぜ格安SIMは安いのか
「こんなに安いなんて、怪しい」そんな風に思うのは仕方ありません。
なぜ格安SIMが安くできるのか、僕は専門家ではないので、素人目線の持論にすぎませんが、その理由は2種類だと思っています。
①3大キャリアの豊富すぎるくらいのサービス範囲
大手3大キャリア、docomo、au(KDDI)、ソフトバンクの3社はかなり広範囲にサービスを展開しています。
僕は10年ほどauに居ましたが、そんな僕でさえ、auが展開しているサービスやアプリを網羅できませんでした。
auユーザーだけが受けられる他社の割引やプレゼントキャンペーンもたくさんありましたが、利用することに疲れるくらいだった、というのが僕の印象です。
その点、格安SIMの企業が展開するサービスはある意味非常に限定的です。
サービスを使い切れず、持て余す、もしくは全く使っていない、という方に格安SIMをお勧めしたいのはこの点があるからです。
②3大キャリアの高い営業利益率
3大キャリアの利益率をご存知でしょうか?
こちらのリンクにきれいに整理されていましたのでソースとして表示しますが、
本業の儲けを示す営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)は東証1部(3月期)平均が7.6%(みずほ証券調べ)。トヨタ自動車は8.2%だった。 携帯3社の国内携帯事業の営業利益率はNTTドコモが21.3%、ソフトバンクが21.1%、KKDIが18.8%で、東証1部平均の2~3倍に相当する。ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2018/09/post_24699_2.htmlCopyright © Business Journal All Rights Reserved.
とあります。
儲けすぎであるとは思いませんが、高い費用(企業側から見たときに売上・客単価)があるからこそ、高い利益率を担保出来ている、ということは一つの事実ではあります。
僕自身は、個人的にauのサービスやアプリがあまり好きではなかったですし、コストをもっと下げたいという想いが強く、格安SIMに乗り換えることにしました。
20万削減のシミュレーションを公開
実際に、20万の削減につながったという根拠になるシミュレーションを公開したいと思います。
これは乗り換え案を3パターン両親に提示した実際の資料(一部細かな部分は削除)です。
その後、少額の訂正が入ったりしましたが、概ね、計画した通りに遂行できていると思っています。
結局今回は格安SIMといいつつYモバイルに着地しましたが、(GW期間中に2万の機種が本体代金100円という訳分らんくらい安くで売りだされていたことが大きかった)
うちの嫁は楽天モバイルに乗り換えてもらいましたし、僕自身はQTモバイルにしています。
もちろん、この3社以外にもなるべくフラットに見ていますし、それぞれの各個人で重視したいポイント(無料通話、かけ放題プランの有無、データ通信容量など)が異なりますので、それに合わせたプランの提示をしています。
結果的にこの3社(+ビッグローブモバイルあたり)を押すことは多いですが。
今回は義母の要望であった「祖母との通話のためにかけ放題にしてほしい」という要望に応える格安SIMのプランとなり、Yモバイルが最終的に選ばれました。
また、光回線と合わせて乗り換えることでそのキャンペーンのキャッシュバックや違約金補填、セット割をもれなく利用することで20万の高額割引へと繋がっています。
格安SIMのデメリット(乗り換え注意点)
格安SIMに乗り換えるにあたって注意点がいくつかあります。
安いだけあって、なんでもかんでもフォローしてくれないのは格安SIMの特徴です。(ずいぶんとフォローしてくれるところが増えましたが)
特にご注意いただきたい点を整理しておきたいと思います。
①SIMによって通信速度が遅い
格安SIMは3大キャリアから通信回線を借りて使っています。そのため、3大キャリアよりもほとんどの場合で通信が遅くなります。
とはいえ、使用していて不満が出るレベルのところは少ないですが、いくつか「ちょっと遅すぎないか…」というところもあったりします。
これは借りている通信網に対して、ユーザーが増えすぎたら遅くなるなど、その時々や、エリアごとなど、多くの条件で変動してきます。
そのため、以下のようなリンクで速度の検証を行っている人がたくさんいます。
参考になりそうなページをいくつか流し読みして、「ハズレをひかない」ことが非常に重要になってくると思います。
②スマホのSIMロックは解除されているか
スマホにはそれぞれのキャリアでしか使えないようにSIMロックがされています。
これを解除したり、SIMフリーのスマホを入手することが必要です。
とはいえ、SIMロックの解除は今やとっても簡単。IDとパスワードさえ分かっていれば5分とかからずにできたりします。
ちなみに、SIMロックを解除した際のデメリットはほぼありません。
特に格安スマホにする予定は無くてもSIMロックは解除していてもいいかもしれません。
③元々のキャリアでしか使えないスマホがある
義母のスマホがそうだったのですが、「そのキャリア専用に作られたスマホ」というものが存在します。
そういったスマホは同じ通信回線の格安SIMに乗り換える必要があります。
また、SIMロックが解除されていないスマホも同様です。
ちなみに僕のスマホは中古で買ったソフトバンクのiPhoneSEで、SIMロックが解除されていませんでした。(だからめっちゃ安かった)
ほんの2,3年前までauやソフトバンクの格安SIMは無かったのですが、今は3社とも出そろっています。
SIMロックが解除できないスマホや、専用のスマホであっても格安SIMに乗り換えることは簡単です(選択肢が狭まるだけ)
自分のスマホはどのSIMに対応するのかは間違えないようにしましょう。
結論、一度は検討して欲しい!
通信費にかける割合は年々上がっていっている、と話に聞く今日。大手キャリアで何年も使っている、という方には一度は格安SIMを検討いただいたらいいんじゃないかと思います。
ほんと、いざ自分で試算してみて「こんな安なるんかい!」と虚空に突っ込んだくらいでした。
なんだったら僕でよければ相談に乗りますから。
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