科学技術イノベーション政策人材育成の現在と未来
2021/2/12に、第3回SciREXオープンフォーラム「科学技術イノベーション政策人材育成の現在と未来」を聴講しました。科学技術イノベーション政策(STI政策)に関する教育を受けて、今、産官学で活躍されている方々のパネルディスカッションです。
STI政策関連の教育プログラム
SciREX事業(科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」推進事業)に採択されている、下記の大学で教育プログラムを提供しています。各サイトを見たところ、カリキュラムや社会人の参加方法は異なります。社会人にとっては、政策研究大学院大学(GiST)、一橋大学(IMPP)、九州大学(CSTIPS)が参加しやすそうです。
このプログラムで何を学ぶべきか
パネルディスカッションの中で、特に大切だと思ったことを整理しました。私もこの分野を学びたいと考えおり、政策研究大学院大学の「科学技術イノベーション政策・経営人材養成短期プログラム (2021年度)」に応募しました。もし受講できたら、学びや考えたことをnoteにまとめたいと思います。
知図の獲得
STI政策研究に関する体系や系譜を理解し、自分がやろうとしていることの現在地を把握できるような知図(知の地図)を獲得すること。
理論とケースの反復
・アカデミアとしては、数々のケーススタディから理論を構築していくことが役割である。
・産業界としても、様々なケースをアカデミアに積極的に提供していくことが大切である。
思考と実験の反復
自然科学は反復性があるが、社会科学は一回性の性格が強い。考えるだけでなく、スモールでも実験できるような環境作りが大切ではないか。
伝えていく
・プログラム受講生が、他のクラスタの人々も巻き込んでいくこと。
・成果を日本国内だけでなく、グローバルで発信すること。
各プログラムのリンク
・政策研究大学院大学 - GiST: GRIPS Innovation, Science and Technology Policy Program
・一橋大学 - IMPP: Innovation Management and Policy Program
・九州大学 - CSTIPS: Center for Science, Technology and Innovation Policy Studies
・京都大学・大阪大学 - STiPS: Program for Education and Research on Science and Technology in Public Sphere
・東京大学 - STIG: Science, Technology, and Innovation Governance