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不協和音

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エンジニアとライターが始めた共同執筆プロジェクトです。エッセイを軸に、自分の感じたこと、考えたことを発信したり、同じテーマで互いに呼応したりする作品を作っています。
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#子育て

おかんをちょっと黙らせて

長女も次女もすさまじくおしゃべりなので、休日の朝は「何でもいいから遠くにおって(おかんは眠い)」が第一声。 夜も「口閉じて、もう寝る時間!」と3回くらい言わないといけない。 疲れる。 たいがい夕方くらいには限界が来て「おかん、ちょっとお返事休むね」とことわってから、しばらく何を言われても返事しない時間がある。 「わかった!」と言いつつ、それでもかまわず話し続ける彼女たちのメンタル強すぎ。 こんなにも親に真剣に向き合ってくれる時間なんてあっという間に過ぎる。今だけの時間を

「やろう」だけじゃ信頼できない

ディズニーランドに行きたいね。鬼滅の刃のおもちゃ買おうね。お揃いのコート着ようね。 子どもとの会話には希望がたくさんある。要望も含め、そればっかりと言っても過言ではない。 やりたいことの意志表示は、全然悪いことじゃない。いつかできたらいいなと思う気持ちと、実現可能性は、必ずしもいつも同じ天秤には乗っけていないし。親は「やりたいね、やろうね」と相槌を打ちまくる。 だけど、子どもは手厳しい。 「やりたいねーばっかりで、お母さん全然やってくれないじゃん」 普段のおぼつかな

長女めそめそ、めそめそ長女

月末は、長女のスイミングの進級試験がある。 今月は進級できなかったらしい。泣きながら帰ってきた。 悔しいのだと言う。あと、不安だと。 母親の背中にべちょーっとしがみつき「11月も12月も進級できなかったらどうしよう」と、めそめそしている。 結果が出なければ意味がないと言うつもりはないし、彼女にとっては、悔しいという感情を体感することも、水泳の練習のプロセスそのものも、大切な意味を持つんだろうと思う。母親はそう思ってるよという事実が、ちょっとでも伝わったらいいなと願う。