イタリア滞在記録①Rimini
こんにちは、ハヤシヨウヘイです。
今日は4月に引っ越してきたRiminiリミニという街を少しご紹介。
リミニってどんな町?
リミニとはエミリアロマーニャ州の東の端、アドリア海に面する海岸のきれいな町です。
夏になると、国内外から多くの人が訪れるバカンス地としても有名です。
また漁業が盛んで、市民にも開放されている町中の大きな市場はとても活気があります。
世界で5番目に小さな国、サンマリノ共和国の入り口としてもよく知られていますね。
リミニ、その起源
その歴史は古く、紀元前三世紀共和制ローマ時代までさかのぼります。
アリミヌムという植民地がその起源で、中央イタリアにつながるフラミニア街道と北イタリアへと続くエミリア街道を中継地点となる交通の要所でした。
(私が最近まで住んでいたピアチェンツァも共和制ローマ時代に作られた植民地で、北のガリアへの対抗拠点のひとつでした。共通点がありますね。)
16世紀初頭、中世の時代が終わるころに教皇領に組み込まれるまで、多くの権力者によって翻弄されてしまいます。
当時としては珍しくもなかったとも言えますが、乱世の中多くの戦いがあったことに違いはありません。
そして時代は流れ、第二次世界大戦後、再建が図られたこのリミニは現在では観光都市としておおくの人々を受け入れています。
リミニの郷土料理は?
ロマーニャ地方の中心都市でもあるリミニ、多くの特徴的な郷土料理があります。
エミリアロマーニャ州特有のパスタ料理
特筆すべきはパスタ料理、この地域はイタリアの中でも特にパスタが有名です。
・カッペレッティインブロード…小さなお肉の詰め物パスタを鳥や牛のブロード(ブイヨンのこと)に浮かべて
・タリアテッレ…1~2cm幅のロングパスタ、ラグーやトマトなどいろいろなソースで
・パッサテッリ…チーズとパン粉をベースに作ったパスタ。ポテトマッシャーで押し出したもので、5mmほどの太さでよくブロード入れて食べる。
・ストロッツァプレーティ…小麦粉と水で練った白生地のパスタでうどんのように太くてもちもち、手でねじりながら作るためいびつな形
また、サルミ、チーズ類も作られており前菜でよく食べますし、スパゲテェイ・ボンゴレビアンコなんかも定番ですね。
そして、魚介類をよく食べるリミニではカルパチョなど生魚も珍しくありません。日本に比べると魚の鮮度など信頼にかけるイタリアですが、漁港の町でもあり新鮮な魚介類が食べられる数少ない土地とも言えます。
特に私が好きなのは、BRODETTOブロデットという魚介の煮込み料理。
ここロマーニャ地方から南はマルケ州の海岸部での呼び名で、簡単に言えばZUPPA DI PECSE ズッパ・ディ・ペッシェのことです。
売れない雑魚や小さな貝エビなどをトマトで煮込んだ漁師料理だったのですが、シンプルでもとてもおいしい。ホッとする味です・
簡単に説明していきましたが私もリミニでの生活を始めたばかり、この地域のたくさんの郷土料理にこれから出会っていきたいと思います。
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