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【孫子の兵法・その41】 バラバラに戦っているだけだと、個人戦の寄せ集めにしかならない<試読版>


いかにして集団としての勢いを起こし、高めていくか。

いくら勇猛な兵士が揃っていても、バラバラに戦っていたのではダメです。軍全体として統括された戦いが出来るようでないと、個々の戦闘では勝っていたのに大局的には敗戦という結果になります。

また、兵士が大勢(おおぜい)揃っただけでもダメです。部隊編成と指揮系統が確立していないと、ちぐはぐな戦いとなって、やはり大局的には負けていきます。

勝利を個々の能力のみに求めているようでは、結局個人戦の寄せ集めにしかなりません。如何にして集団としての勢いを起こし、それを高めていくか。本篇には、その集団戦の勢いの養い方が示されています。

大勢の兵士を治めていながら、まるで少人数を治めているかのようであるのは部隊編成によるものである。大勢の兵士を戦闘させながら、まるで少人数で戦闘しているかのようであるのは指揮系統によるものである。

全軍の大勢の兵士が、敵軍の攻撃を受けても決して負けないのは、奇法と正法(の用い方)によっている。兵力を投入するのに、石を卵に投げ込むかのようであるのは、虚実を捉えているからだ。

大勢の兵士…「衆」、少人数…「寡」、部隊編成…「分数」、指揮系統…「形名」、全軍の大勢の兵士…「三軍之衆」、兵士を投入…「兵之所加」、石…「?(たん)」(続く)

孫子・兵勢篇その一

🔥すべては、勝利のために🔥

●あらゆる物事には、「盛衰の循環」がある。

東洋思想の根本原理である陰陽論は、あらゆる物事に「盛衰の循環」があることを教えています。陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転じるというもので、活動は必ず波を描きます。

陰陽循環を元に「流れを読む」ことは、指導者に必須のものの見方です。
それを教えている大事な東洋思想が「孫子の兵法」です。

そこには、流れを読み、流れに逆らわないで成功と勝利を収めるための秘訣が説かれています。

東西文明が交代期にある今、国際政治も会社経営の現場も、鎬(しのぎ)を削る戦いの場となっています。食うか食われるかの陣取り合戦が起こっているのが、世界の現実なのです。


●戦いの現場や現実から、絶対に目を背けてはいけない。

必要なことは、その厳しい現実から逃げることなく、巻き込まれて翻弄されることもなく、「戦いの現場から、如何にして進化と成長のエネルギーを吸収するか」です。そのための考え方と行い方を、きちんと示している兵法書が『孫子』なのです。

●孫子は、人生の指標となる哲学書でもある。

人生も、天分や天性を生かして、勝利し成功しなければ意味がありません。
これから皆さんと一緒に、激動の時代を生き抜くための「東洋の智恵」を、共に学び、共に体得し、実践して行きましょう!

【勝つための思考と行動~東洋の英知「孫子の兵法」】は、現時点で書籍化しておりません。そこで、noteの『定期購読マガジン』機能を活用して記事を配信させていただきます。2年間で読み切っていただけるように鋭意努力して参りますが、月4本は必ず配信させていただく所存です。

他のマガジンと合わせまして、どうぞよろしくお願いいたします。

*今回の投稿は「試読用」とし、全て無料で配信させていただきました。

*次号は、有料版として発行させていただきます。
*すでに有料で購読くださっている皆様のご理解をお願い申し上げます。

林英臣 頓首





📺林英臣_綜医學ちゃんねる



🟣令和6年12月・1月度 志塾・勉強会のご案内🟣

  • 林英臣が講義する講演会・勉強会です。お気軽にご参加いただけますので、是非ともお運びを!

  • 関東→中部→関西→中国→四国→九州の順になっております。

  • なお、隔月開催などの会は、1月以降の案内になっている場合がありますのでご注意ください。

  • また、開催日時・場所・内容が、予告なく変更される場合があるほか、天候や交通の事情によってオンライン開催となる可能性もあります。

  • 念のため問い合せ先にご確認の上、ご参加ください。

  • ☆印は連続の勉強会、★印は単発の講演会です。


★政経倶楽部・東京支部「新年例会」

  • 日時:令和7年1月9日(木)朝8時~10時

  • 演題:綜医學に学ぶ志士経営者の心得
    「生命力の高い会社が備えていること!」

  • 会場:ルポール麹町(千代田区平河町)

  • 会費:5千円、ビジター1万円

  • 連絡先:政経倶楽部連合会事務局 <info@seikei-club.jp>


☆「東京綜學院 林ゼミ」第4期・12月例会

日時:【第12回】12月14日(土)演題:山鹿素行の教えと葉隠武士道。


☆令和6年度・経世志塾

  • 綜合テーマ:創造的人物に学ぶ胆力と器量

  • 特別講座:「郷中教育」学校も企業も、すべては教育からはじまる

第6回 12月4日(水)
「植芝盛平」宇宙の心と己の心を結び、合氣道に開眼した武道の達人

  • 合氣道には敵はいない、宇宙の心を己の心とせよ

  • 大勢のときは一人と思い、一人のときは大勢と思え

  • 世界は魂の救いを求めている、まず日本から出直せ 他


☆伊那谷文明維新塾(駒ヶ根)

  • 日時:次回は令和7年度になります

  • 演題:未定

  • 会場:駒ヶ根駅前アルパ3階 多目的ホール

  • 参加費:3000円

  • お問い合せ:090・5520・5858(事務局・長野県議・清水正康さん)


政経倶楽部連合会・名古屋支部例会

  • 日時:令和7年3月20日(木・祝)

  • 演題:未定

  • 会場:ウインクあいち(名古屋駅桜通口から徒歩5分)

  • 会費:会員2000円 ビジター3000円


☆「京都綜學院 林ゼミ」第5期・12月例会

【第12回】12月8日(日):演題:忠臣蔵に涙するうちは、日本は大丈夫~赤穂浪士と武士の美学

  • 武士道と四観「主観・客観・表観・裏観」=綜學式全体観の養い方

  • 4年目以降院生の研修3:「綜体観ワーク」全体を観る・核心を掴む・流れを読むの発表

  • 会場:ちおん舎(中京区)※別会場の場合もありますのでご確認下さい。

  • 京都綜學院(第5期)詳細はこちらから↓


★政経倶楽部連合会・大阪支部例会

日時:令和7年度に出講予定
演題:未定
会場:大衛株式会社 都島区都島本通2-2-16
会費:会員・林塾メンバー 2千円、ビジター 3千円
申込先 :菊池070-6923-5866
kikuchi@eisei-kousya.jp


☆令和6年度・関西林英臣勉強会

綜合テーマ:人物に学ぶ胆力と器量

第4回 12月21日(土)
「植芝盛平」宇宙の心と己の心を結び、合氣道に開眼した武道の達人

・合氣道には敵はいない、宇宙の心を己の心とせよ
・大勢のときは一人と思い、一人のときは大勢と思え
・世界は魂の救いを求めている、まず日本から出直せ 他

参加費:年間お申込の方1万2千円(大学生8000円、高校生以下無料)
    各講座3500円(大学生2000円、高校生以下無料)
お申込・お問合わせ:浜野夕希子さん info@hamanoyukiko.com


☆今啓林綜學会(神戸)

統一テーマ:松下幸之助は、塾生にこう語った!~松下幸之助塾長の遺言

第6回:令和7年2月3日(月)18時半~21時

困難や困窮に陥って、なお志を忘れずにいられるかどうか

  • 定まる運命であれば、逃げても仕方ない。でも希望は失うな!

  • 最初に志があり、その志を堅持していくなら、志は必ず達成できる!

  • 教本:『松下幸之助のめざしたもの 松下政経塾生への講話から』[2015]松下政経塾 ※原題『松下幸之助塾主 遺言集 皆で新たな黎明を創ろうやないか』 48頁~57頁

  • 会場:神戸一宮神社 社務所 午後6時半~9時

  • 参加費:ビジター3000円 ※直接お越しいただいても大丈夫です。


★政経倶楽部連合会・広島支部例会

  • 日時:次回は令和7年度

  • 演題:未定

  • 会場:未定

  • 会費:会員2000円 ビジター3000円 学生無料

  • Zoomでの例会参加も出来ます~ご希望の方は下記までお知らせ下さい。

  • 連絡先:広島支部長・佐藤克則さん

  • TEL:082-546-2080 FAX:082-546-2081

  • katsunori2006s@sato-co.jp


★九州政経倶楽部例会

  • 日時:次回は令和7年度

  • 演題:未定

  • 会場:未定

  • 会費:会員2000円 ビジター3000円 


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東西文明が交代期にある今、国際政治も会社経営の現場も、鎬(しのぎ)を削る戦いの場となっています。食うか食われるかの陣取り合戦が起こっている…

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