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【無料で14000字読めます】ChatGPTイベントレポート大全【15分でできる】※おまけのみ有料

イベントを企画して、開催しただけで満足していませんか?せっかく録画をしたのに、眠らせていませんか?

イベントの価値は、当日の体験だけで終わらせるものではありません。振り返りの中で新たな発見が生まれたり、次回の集客につながる動線になったりと、イベント後もその影響力を広げる方法があります。

その鍵となるのが、「イベントレポート」です。

イベントに参加した方には学びや感動を再確認する機会に、参加できなかった方には「次回は行ってみたい」と思わせる魅力的な情報発信の場となります。

これから、イベントレポートの価値やその活用方法、そして生成AIを用いたイベントレポートの作成方法について、実例を交じえながら詳しくお伝えします。生成AIを使えば、15分でnoteの記事1本余裕で作れちゃうんです!

プロンプトのまとめのみ有料となりますが、無料でも14000字超えという、十分に学べる内容となっています。イベントを運営する経営者、広報担当者だけでなく、私のようなライターにもおすすめな内容です!

ちなみにイベントといっても肩肘張る必要はなし。インスタライブやXでのスペース、Standfmなど、音声さえあればなんでも活用できます★音声コンテンツでノウハウを語っている人にもおすすめ!

ぜひこれを読んで、イベントレポート作成にお役立てください!




イベントレポートを書く価値とは?

そもそも前提として。最近は企業もnoteを出していますが、それほどイベントレポートの数は多くありません。かつ、バズるイメージもあまりありません。イベントレポートは本当に、コンテンツとして意味があるのでしょうか?

自信を持って言います。YESです。

特にSNSでの集客が中心で、自社のホームページを持っていなかったり、メディアから取材された経験がなかったりする場合、絶対に出したいコンテンツです。

あなたがお客様の場合。同額で同様な内容のサービスがあったら、実績も豊富で口コミもあり、メディアにも出ている人と、Googleで検索しても本人のSNSしか出てこない人、どちらのサービスを選びますか?

間違いなく前者でしょう。

InstagramやXは、フロー型のサービスであり、どんどん新しい情報が流れています。認知を獲得するうえで、有効な手段です。一方で、過去に発信した情報を知るのには適していません。特にInstagramは、画像や映像のみのため、過去に遡って知りたい情報を探すのは非常に難しいといえます。

これでは、「商品やサービスは良さそうだけど、本当にこの人に頼んでいいのかな?」という不安をお客様が感じてしまいかねません。もう一歩で購入していただけそうな、とっても惜しい状態です。

この場合、お客様に「この人は信頼できる人物だ」と思わせられたら、購入へのハードルは一気に解消できます。

とはいえホームページを作るのにはお金がかかるし、メディアに取材してもらうなんて、夢のまた夢ですよね。

イベントレポートならば、今すぐ、誰でも、あなたの活動の信頼感を高めることができます。以下に、イベントレポートの効果をまとめました。

1. 安心感を高める

セミナーに申し込んだはいいものの、直前に面倒な気持ちになること、ありませんか?どんな人が講師なのか、どんな人が参加しているのか、どんなことを学べるのかが明確ではないため、本当に時間をかけるだけの価値があるのか、時間が近づくにつれて不安になってしまうのです。

過去のレポートがあると「どんな内容が学べるのか」「講師や受講生はどんな雰囲気なのか」が分かります。「次回のイベントに参加してみよう」と思いやすくなります。


また先ほど、メディアに出るのが難しいから、noteで自己発信をすべき、と伝えました。
しかしこれは逆説的にも語ることができます。noteで自己発信して情報を充実させることが、メディア掲載への可能性を高めます。メディアも、「この人は何者か」がわからない状態では、取材しようと思わないからです。イベントレポートがあるだけでも、「この人は集客できるほどの影響力がある人だ」「イベントレポートを出すくらい、しっかりと事業に取り組んでいる人だ」と受けとめられ、評価が高くなるでしょう。

2. 専門性を自然にアピールする

イベントの申し込みの段階では、箇条書きで当日の内容が軽く羅列してある程度がほとんどだと思います。具体的にどのような話をするのか、その粒度については事前にわかりません。

イベントレポートを通じて、「どんなテーマを扱ったのか」「具体的にどんな方法や知識を提供したのか」を伝えれば、専門家としての信頼を得やすくなります。たとえば、「時間管理セミナー」のレポートで、実践的なワークの詳細や参加者の感想を載せれば、あなたのスキルや経験が自然に伝わります。「この人はプロとして取り組んでいる」と、信頼してもらえるでしょう。

3.自分に近い他者が見える

専門性を伝えたいのであれば、ノウハウについて解説する記事を出すほうがいいのではないか。

たしかにそのとおりです。ノウハウの記事は、バズりやすい傾向にありますし、自信のある内容ならば有料記事でどんどん販売していくのもいいでしょう。

しかしイベントレポートだからこそ得られることがあります。それは「自分に近い他者」です。

イベントレポートでは、参加者人数や参加者の声、写真などを掲載します。もはや型といって良い、ごく普通の構成です。

これこそがイベントレポートの魅力。自分と同じような悩みを持った人が、この人のイベントにリアルタイムに出て、満足をしている。それが客観的事実として証明されます。

ちなみに、ノウハウの記事でも、お客様の声を載せているケースは良くありますよね。特に有料記事。本当に商売上手。でもね、あれ、宣伝ぽさがどうしても強くなるんですよ。辟易してしまう人も多い。その点、イベントレポートは嫌味なく、他者の声を伝えられます。

このようにイベントレポートは、信頼感を高めるために欠かせないコンテンツです。




イベントレポートの優先順位は低い?

とはいえ、イベントレポート1本だけで大きく成果を出すなんて、できません。私自身、イベントレポートでバズる記事なんて、ほとんど見たことがありません。よっぽどの著名人が出ているなどでなければ、そうそうバズることはないでしょう。

自己紹介やポートフォリオ、MVVなどの記事の方が、1記事あたりの効果は高いといえます。力を入れるべきはこちらです。まずはこちらから始めてください。

しかし、ぜひイベントレポートも出してほしいのです。継続的に。

なぜなら、簡単だからです。

一昔前は、イベントレポートは非常に面倒でした。当日のスライドを見て、複数人が同時で話すのを聞き分け、さらにはアンケートも見て。私も30本以上書きましたが、どの仕事もかなり体力を奪われました。1時間くらいのイベントで、2~3万円でお受けしていましたが、なかなかに大変な仕事で、割にあわないと感じたこともあります。

時代は本当に便利になりました。生成AIによって、イベントレポートにかかる労力は激減したのです。もはや、イベントレポートほどAIがつくるのに適したコンテンツはないと思います。

ちなみにイベントレポートはバズらないと言いましたが、なぜかこの記事、伸び続けています。15分で作ったのにね。

生成AIとイベントレポートは相性抜群

もうね。使わない手はないよ。その理由、大きく5点あげました。

・他の記事と比べてテーマや構成が明確


生成AIでコンテンツを作成するとしても、しっかり指示しなければ良いコンテンツはできません。その点、イベントレポートは企画の時点で、テーマが明確です。記事を出すために内容を練る工程が必要ありません。

・型がある


この後詳しく解説しますが、イベントレポートには、すでに「型」があります。記事の構成や書き方で悩む必要はありません。文章を読ませるテクニックや語彙力など、ライターならではのスキルもほとんど必要ありません。生成AIに型さえ学んでもらえば、それなりのクオリティの記事をつくることが可能です。

・AI文字起こしだけで十分活用できる


最近では、音声や映像をもとに自動で文字起こしをつくる技術が発展しました。これにより、私たちライターの仕事は格段に楽になりました。とはいえ、精度は未熟。インタビュー記事など、ライター自身もしっかり内容を理解して書きたい記事では、出力したままの形ではお粗末です。一度、音声を聞きながら成文する作業が必要になります。

しかしイベントレポートは、一字一句詳細な文字起こしは必要ありません。要点のみをかいつまんで、全体の流れを重視します。そのため、文字起こしの精度がそれほど高くなくても、十分に活用が可能なのです。

・即時性が求められる

イベレボは、早ければ早いほど良いてす。特に参加者への振り返りとして送付する場合、その熱が冷めないうちに送ることでネクストアクションにつながります。1週間以内がベスト、おそくとも1ヶ月以内には送りたいところです。
生成AIを活用すれば、公開まで15分もかからずに作成できます。イベント当日に送付することも可能です。人間のライターには不可能なスピードが可能です。

・セキュリティリスクが低い

ビジネスに生成AIを活用するうえで怖いのがセキュリティ。個人情報や機密情報に係る内容は扱わないのが無難です。私自身、クライアントワークでは生成AIの方が早くても、リスクを加味して使用していません。

イベントレポートであれば、すでに公開済みの情報を扱います。生成AIに学習させる際も、マスキングする必要がなく、スムーズです。


以上が、イベントレポートが生成AIとの相性がいい理由です。ぶっちゃけ、もう私に3万円でイベントレポートを依頼してくれる人、いないと思います。悲しいけど。

たしかにAIでは、人間ほどのクオリティは出ない。でもイベントレポートは、超高品質である必要はありません。イベントレポートに求めるのは、信頼感。満足できるクオリティがあれば、十分に作用します。そう考えるとAIで十分。ライターとしては世知辛いけど、現実です。


今こそ、イベントレポートを出しまくろう!

イベントレポートは面倒。二の次でいい。

そんな常識がまかり通っている今、イベントレポートを出すことで、ライバルたちに一歩差をつけられます。SNSの投稿のごとく、イベントレポートを当たり前のように投稿する世の中になれば、イベントレポートの権威性も下がるでしょう。

やるなら、今です!


でも、うまくできないんだけど?

さて生成AIを使ったイベントレポート作成は便利ですが、実際に試してみると意外と難しい部分があります。たとえば:

  • プロンプトをAIが正確に理解してくれない。

  • AIが作る文章がどこか「テンプレート的」で、個性や人間味が不足する。

  • イベントの内容を間違って伝えている

正直私もはじめに試したとき、落胆しました。こんなの世の中に出せるレベルじゃない。やっぱりAIには無理かもって。

でも、試行錯誤を繰り返すうちに、満足できるクオリティのレポートに仕上げる方法を見つけだすことができました。これを読めば誰でも簡単に、信頼感を高めるイベントレポートをつくることができます!

推敲は必須

ただし、注意点があります。

残念ながら現在の生成AIでは、一発で高い品質のコンテンツを作り出すことはできません。長くて詳しいプロンプトを指示しても、すべてを読み取れないのです。「ちゃんと指示したのに!」という苛立ち、何度経験したことか。

私が見つけ出したのは、及第点のレベルを出す一発目の指示と、クオリティを上げる推敲の指示の方法です。
そもそもChatGPTやClaudeは、チャット型であり、対話の中でクオリティを高めるのに適したツールです。使いこなすには、一度で完璧を目指すのではなく、推敲が必要なのです。

この記事で、生成AIイベントレポートをマスターしよう

この記事では、指示前の下準備から推敲の方法まで余すことなく伝えます。これさえ読めば、あなたもすぐに、満足できるクオリティのイベントレポートを作れます。

なぜChatGPTを選ぶのか?

さて、この記事では使用する生成AIとして、ChatGPT4oを取り上げます。

※上位モデルの「o1 pro mode」は月額200ドル(1ドル150円換算で3万円)もしますが、私が利用しているのは4oで、月額3000円くらいのモデルです。
文章作成のクオリティという点では、Claudeがずば抜けています。私自身、複数回試してみて、その自然さや完成度の高さを実感しました。下記のようなエモい記事も書けて、ライターとしては複雑な気持ちです。

ただ、今回の説明ではChatGPTに焦点を当てたいと思います。その理由は、ChatGPTが持つ3つの大きな強みです。

1. URLリンクを使った情報収集が可能

ChatGPTはURLリンクを参考資料として活用できるため、イベントレポート作成時に特に便利です。たとえば、登壇者の公開資料やウェブ上の関連情報をもとに、要点をまとめるよう指示することができます。Claudeにはこの機能がないのがデメリット。情報収集や引用が必要な作業ではChatGPTが一歩優れています。

2. 利用者が多く、参考情報が豊富

ChatGPTは2024年12月時点で、週に3億人以上が利用する非常に人気のある生成AIです。すでに有料登録している方も多いのではないでしょうか。

この膨大な利用者数のおかげで、活用事例やプロンプトの参考例が豊富に共有されています。初めてAIを使う人でも、試行錯誤しやすい環境が整っているのが大きなメリットです。

3. 多機能でお得に使い倒せる

ChatGPTは「GPTs」と呼ばれるカスタムAIを作れる機能があります。こちらにはすでに素晴らしいAIが多く公開されており、たとえば、マーケティング資料の作成やアイデア出しなど、さまざまなビジネスシーンで役立ちます。また他のアプリとのAPIも豊富であり、Canvaでの資料作成にも活用しています。
有料プランを活用するなら、この多機能性をフルに使い倒せるChatGPTがコスパ抜群です。

Claudeにも魅力的な点はありますが、汎用性や多用途性を考えると、ChatGPTがイベントレポート作成に最適な選択肢だと考え、ここではChatGPTを前提に解説します。

イベントレポートをつくる上で不可欠な文字起こしについて

ChatGPTは現時点で音声や映像ファイルをそのまま読み込むことはできません。別途、テキストに変更が必要です。
「無料 文字起こしAI」と検索すればたくさんアプリが出てきますが、私のおすすめは、こちら。

LINEのアカウントさえあれば簡単に利用でき、月に300分無料で利用可能。1本あたり60分なので長時間のイベントには活用しづらいですが、これだけあれば充分な方がほとんどかと。

このアプリのいいところは、複数人の聞き分けができること。無料の文字起こしで複数人の聞き分けまでできるのは、ほとんどありません。何人か登壇者がいる場合は、必須です。

このアプリの詳しい使い方は省略しますが、つまづきやすいポイントだけ。

ファイル形式を変換

以下の音声ファイル形式に対応しています。m4a、.mp3、.aac、.amr、.wav
その形式以外の場合は、自分で変換が必要です。
自己責任ですが、こちらのサイトで無料で変換可能です。



話者の名前を変更

音源をアップロードした段階では、話者別に参加者1、参加者2と登録されています。名前変更をしておくと、ChatGPTも話者名を読み込んでくれて、精度が高まります。

テキストファイルに変換

準備ができたらファイル変換です。右側にある音声記録ダウンロードから行いましょう。テキストファイルでも構いません。
特に分数表示は必要ないので、チェックを消しておきましょう。
これにて、準備完了です。

プロンプト、どうする?

さて、準備が整ったところでChatGPTにうつるかと思いきや。まずはプロンプト(指示)を用意しましょう。推敲が前提であるものの、不可欠です。
今回はこのイベントを参考に作成します。(記事用に示したものなので、この記事とは別のものが出来上がる可能性が高いです)
入れたい要素はこちら。

何を書くべきか

当たり前ですが、イベントレポートを書けという指示がなければ、書けません。
具体的には、
あなたは広報担当です。イベントレポートを以下の記事に沿って書いてください。
と入れましょう。
あなたは広報担当です。とあるだけでも、立場を意識してくれてクオリティが高まるのでおすすめです。

執筆、修正を始めるタイミングの指示

ChatGPT、指示が途中でも、送信したら作り始めちゃうんですよね。これがうざいのなんの。これで制限食らうのは避けたいですよね。
冒頭に、
執筆は、「執筆してください」の指示の後に開始してください。
と、記しましょう。これで面倒なやりとりが回避できます。
ちなみに、Enterキーで送信できないようにする拡張機能も。無意識に押してしまう方はぜひ。(私も登録済みです)


記事のターゲットと目的

しかし目的をしっかり伝えることで精度が上がります。
今回は、このイベントをもとに作っていきましょう。(このリンク先は、この後に出てくる内容とは別のプロンプトで作っています)

具体的には次のように記します。
- ターゲット
・女性の起業家、フリーランスでステップアップしたい人
・これから起業するために勉強中の女性

-目的
・参加者に振り返り用に送付する
・次回イベントへの参加促進
・参加できなかった人への意欲増進

記事のターゲットについては、見込み客のペルソナ像を。具体例はざっくりですが、丁寧に書くと◎

本文の型

本文の書き方は、イベントごとに変えると読みやすくなります。以下、イベントの種類と記事の形式、そしてプロンプト例です。 

プレゼンテーション形式→登壇者の一人称

登壇者がスライドを用いながらほぼ一人で語り続ける形式の場合、内容をわかりやすくするため、登壇者の一人称が適しています。

プロンプト例は以下の通り。
以下の点に注意して、登壇者の一人称で書いてください。
・本人が語っているように
・印象的な言葉を生かして

注意点を入れると、より精度が高まります。

ただし、いきなり広報視点から登壇者視点になると読者が混乱するため、
まずは相坂さんに〇〇について語っていただきました。
といった説明文をいれるといいでしょう。こちらをAIに指示することもできますが、混乱してしまうので自分で入れるほうが早いです。

トークセッション形式→話者の名前:発言の内容 の対談

複数人が発言するイベントの場合は、だれが話したかわかりやすい表記がおすすめです。AI文字起こしに聞き分けしてもらえば、問題なく進められます。

よく、イベントの後半にある質疑応答もこの形がおすすめ。

プロンプト例は以下の通り。
以下のように、対談形式で執筆してください。
石川:発言の内容
相坂:発言の内容
2人の発言が同程度の深さになるよう調整してください

質疑応答パートを、以下のように、Q&A形式で執筆してください。
Q. 質問内容
A. 回答(200字程度で)

ワークショップ形式→広報視点(三人称)

参加者巻き込み型では、流れが伝わりやすい三人称がおすすめ。参加者の声も効果的に入れることができます。

プロンプト例は以下の通り。
以下に注意して、広報担当目線で書いてください
・印象的な言葉を中心に取り上げる
・イベントの流れをおさらいする
・当日の盛り上がりを伝える

三人称だとかたい印象になりがちなので、柔らかい印象になるよう次の記事を入れました。

場合によっては、プレゼンテーション形式とQ&A形式の組み合わせなど、イベントの流れに応じて組み合わせて指示します。文字数を指定すると、より精度が高まります。

大事な、文字数を設定する

本文の指示には、文字数も入れます。文字数次第で、記事の深みが変わります。一般的に、1時間のイベントであれば2000-3000字が目安、内容を詳しく書きたいときは6000字程度が目安です。ワークショップ形式で流れのみをおさえる場合は、1000字程度でもいいでしょう。


イベレポは、必ずしもイベントのすべてを網羅する必要はありません。むしろ、完全な文字起こしが手に入るなら、リアルタイムで参加する価値がなくなります。読者に届けたい情報を考えて、文字数を設定しましょう。

構成はざっくりでオッケー

さて、今回はワークショップ形式でした。あまり詳しく書いても無視されるので、推敲前提でざっくりいきましょう。本文の要素を詰め込むと、こんな感じ。

【タイトル】
-イベント名
-イベントレポートである旨を伝える
【導入】
-200字程度で、WECAの広報担当として書く
-内容
・開催概要
・イベントの位置づけや意義
・参加人数
【プロフィール】
あとで添付
【本文】
-1000字程度で、広報担当目線で書く
・印象的な言葉を中心に取り上げる
・イベントの流れをおさらいする
・当日の盛り上がりを伝える
【まとめ】
400字程度の文章にまとめる。
・振り返り
・WECAの加入を宣伝する(URLリンク) 


トンマナを指示することで、AI感を排除

このまま執筆してもらうと、いかにもAIが書きましたというような、堅苦しい文章になります。

わかりやすい内容にするため、以下のように指示します。

-一文は80字以内
-です、ますなどの同じ語尾は、連続2回以下。体言止めの使用も可。
-中学生でもわかるような、わかりやすい、読者に語りかけるような文章
-漢字の割合は、2割程度に
-大見出しと小見出しを付ける


資料を学習させて精度を高めよう

ここまで指示できたら、添付資料を送付します。
先ほど準備した文字起こしはマスト。
そのほかに、イベント募集の文章や当日のスライド、ホームページなどを学ばせると精度が高まります。

ちなみにプロフィールについては、手打ちを推奨します。URLや画像から学習させることも可能ですが、漢字・ひらがな・アルファベットの表記がバラバラになりがち。一度、コンピューターで処理する際に崩れるようです。すでに準備しているプロフィールをそのまま貼り付けましょう。

もし参加者にアンケートを実施していた場合は、結果を学習させると、「参加者の声」として書いてくれます。ただし、個人情報は学習させないように要注意です。

いよいよ、出力!

さあここまできたら準備万端。指示もして、添付もして、執筆してもらいましょう!

今回、WECAのイベントで上がってきた原稿はこちら。
※長いですが、参考のため全文出します。

【イベントレポート】女性起業家クリエーション協会説明会


はじめに


こんにちは、WECA広報担当です!
このたび、女性起業家クリエーション協会(WECA)の説明会を開催しました。このイベントには、多くの女性起業家やこれから起業を目指す方々が集まり、活発な交流と情報共有が行われました。参加者の数は約30名。皆さんのエネルギーと情熱が会場を満たしており、私たちも改めてこの取り組みの重要性を感じました。
本レポートでは、当日の様子や印象的なエピソードを振り返りつつ、WECAの魅力をお届けします!


プロフィール紹介
石川晴美(代表理事)
大手保険会社で営業職や新人育成トレーナーとしてキャリアを積み、結婚・転居を経て、次男の妊娠を機に退職。その後、リボン教室を開講し、全国展開の成功を収めた実績を持つ。現在は、一般社団法人日本アクセサリーリボン協会の代表理事として、女性起業家をサポートする事業を展開中。

相坂サオリ(理事)
広告代理店勤務を経て33歳で起業。女性起業家向けビジネスプロデューススクールを運営し、国家資格キャリアコンサルタントの資格を活かしたキャリア支援も行う。現在はコラム執筆や来春の商業出版も予定しており、多方面で活躍中。


本文

  1. イベント開始:つながりの第一歩

当日は、相坂理事の挨拶からスタートしました。
「起業は孤独な戦いになりがちです。でも、仲間とつながることで可能性は無限に広がります!」という言葉に、多くの参加者が頷いていました。WECAは、ただ情報を得るだけの場ではなく、挑戦する女性たちが励まし合い、新しいビジネスのきっかけをつかむための場所だと感じさせる力強いメッセージでした。

  1. 活発な質問と意見交換

説明会では、参加者からの質問が飛び交いました。
「起業してどのように理想の働き方を実現しましたか?」
この質問に、石川代表理事はご自身の経験を交えながら、「柔軟にスケールアップもダウンもできるのが起業の魅力。自分の生活リズムや人生のステージに合わせて調整できる働き方が理想」と語りました。参加者の中にも、「自由なライフスタイルを手に入れたい」「自分の得意分野で貢献したい」という声が上がり、活発な意見交換が行われました。

  1. WECAの魅力と未来

WECAの説明では、勉強会や交流会、資料の相談ができる体制、さらに福利厚生に近いサポートを整えたいという未来の構想が共有されました。特に「女性起業家同士が新しいビジネスを生み出す土壌をつくる」というビジョンは、多くの参加者にとって新鮮で、魅力的だったようです。
また、2024年3月には230名規模のオープニングイベントが予定されており、「もっと多くの人とつながりたい!」といった期待の声が聞かれました。


まとめ


今回の説明会では、女性起業家クリエーション協会のビジョンが存分に伝わり、参加者同士のつながりも深まる素晴らしい時間となりました。WECAは、挑戦する女性を支え、仲間を作り、さらなる成長を促す場所です。次回のイベントでも、多くの出会いと学びが生まれることでしょう。
私たちはこれからも挑戦し続ける女性たちを応援していきます。次回のイベントでまたお会いしましょう!
【WECAについて詳しくはこちら】
WECA公式サイト




いざ!推敲!

いかがですか?結構、よくない?
ただ、よく読むとあれ?となるところも。
具体的には

  • タイトルおよび見出しが単調で、心惹かれない

  • 説明会はワークショップ形式で進んだのに、その内容がわからない

  • 協会の説明が具体的ではない

  • Zoomでの開催なのに、オフラインに見える

  • まとめが次回イベントを宣伝しているが、本当に宣伝したいのは協会への入会

  • わかりやすい文章だが、一文が長い

このあたりは、推敲のポイントですね。一文80字、大見出し小見出しはプロンプトで書いたのに無視…。よくあることですが、「おい!」ってなりますね。

イベントレポートの目的を再考する

推敲の際に考えたいことは、「今回伝えるべき情報かどうか」
イベントでは、WECAの説明が中心で、公式ホームページには触れられていない料金についても説明がありました。
でもこれらは、わざわざイベントレポートに書くべき内容ではありません。だってそれは、ホームページなどの別のコンテンツに入れるべき。イベントレポートで知りたいのは、どんなイベントをしたか。この協会が何者か、ではない。
だから、問題点に挙げた

  • 協会の説明が具体的ではない

は、考慮すべき必要はありません。
逆にワークショップについては、もっと深く書きたいところです。
 
このようにイベントレポートは、必ずしもイベント内容すべてを網羅する必要ありません。むしろ、リアルタイムで参加する人に特別感を持ってもらうためにも、なんらかの抜け感をつくるのもアリです。

推敲のプロンプトを考える


今回であれば、

  • タイトルをもっと興味をそそる言葉に。

  • note用に、大見出しと小見出しの構成

  • 見出しは、その章の内容を端的に示した言葉を入れる

  • 冒頭のワークショップの内容を、600字程度で書く。ただし、参加者の個人情報を入れないように。

  • Zoomでの開催であることを意識

  • まとめでは、WECAの入会を宣伝する

  • 一文一意を意識して、文を短くする

こんな感じですね。

しかしこの指示を一気に出したところ、構成がボロボロに。どうやら、冒頭の指示を忘れたようです。ポンコツですね。

冒頭の指示はそのまま生かして

と指示を入れると、元の指示を意識してくれます。

また、修正指示が気に食わない場合は、

一つ前の指示の状態に戻して、回答して

と入れると、従ってくれます。

タイトルと見出しはこだわる

初稿の段階では、あまりいいタイトルを提案してくれません。クリックされるかどうかが決まるタイトルはこだわるべき。一発で思い通りのタイトルが出なければ、壁打ちして決めましょう。

もっと読まれる記事にするためのタイトルを提案してください

と入力し、提案してくれたものから選びましょう!

この後、いくつか抜け落ちた内容を指示して、完成したのがこちらです。

理想の働き方を見つける!女性起業家必見のWECA説明会レポート

こんにちは、WECA広報担当です!
Zoomを活用して開催された今回の説明会では、起業家やこれから起業を目指す女性たちが一堂に会しました。このイベントは、女性起業家クリエーション協会(WECA)の活動内容を伝え、参加者同士が新たな気づきやつながりを得ることを目的としています。参加者数は約30名で、熱心な意見交換が行われました。


WECA理事プロフィール
石川 晴美(代表理事)
大手保険会社で営業や新人育成トレーナーを経験後、結婚・転居を機に次男の妊娠を経て退職。2015年、自宅リビングでリボン教室を開講し、全国展開に成功しました。現在は、一般社団法人日本アクセサリーリボン協会の代表理事として、認定講師の育成や商品提供を通じて、多くの女性をサポートしています。
相坂 サオリ(理事)
大手広告代理店勤務を経て、33歳で起業。女性起業家向けビジネスプロデューススクールを運営し、国家資格キャリアコンサルタントの資格を活かしてキャリア支援を行っています。また、自身の経験を基にしたコラム執筆や出版活動など、多方面で活躍しています。


理想の働き方を描くワークショップ

説明会の冒頭では、ワークショップを実施しました。テーマは「理想の働き方と生活の優先順位」。参加者は、自分の理想を3つのキーワードで表現し、Zoomのチャットに投稿しました。
「自由」「収入アップ」「社会貢献」などのキーワードが多く見られる中で、「家庭との両立」「好きなことを仕事に」といった現実的な視点も多く挙がりました。
続いてブレイクアウトルームを活用し、少人数での意見交換を行いました。「なぜそのキーワードを選んだのか」を語り合い、それぞれの価値観や優先順位を共有しました。
参加者からは、「自分の目標が明確になった」「他の人の視点から新しいヒントを得られた」という声が多く寄せられました。オンライン開催ながら、リアルに近い活発な対話が生まれる時間となりました。


仲間とつながることで挑戦はもっと楽しくなる


WECA理事である相坂サオリさんは、参加者に向けて次のように語りました。
「起業は孤独に感じることが多いですが、つながりがあれば、その孤独を超えることができます。仲間と共有することで、新しい挑戦や可能性が生まれるのです」
また、石川晴美さんからは、自身の経験をもとに「ライフステージに応じて働き方を柔軟に変えられるのが起業の魅力」という言葉が印象的でした。参加者の多くが共感し、自分らしい働き方を実現するヒントを得ていました。


WECAは「あなたの可能性」を広げる場所

WECAは、女性起業家が学び、つながり、成長するための場です。
勉強会では、マーケティングやSNS運用、税務知識などの実務的なスキルを学ぶことができます。また、交流会では、同じ志を持つ仲間とのつながりを深めることが可能です。
さらに、起業に必要なノウハウを専門家に相談できる仕組みも整えています。参加者からは「孤独を感じず、具体的なサポートが受けられる場所があるのは心強い」との声が多く寄せられました。


WECAが描く未来:もっと自由に、もっと安心して

WECAは、女性起業家がより挑戦しやすい環境を提供することを目指しています。2024年3月には、230名規模のリアルイベントを予定しており、新しいつながりを生む機会を創出します。また、福利厚生に近いサポートや、柔軟な働き方を実現するための取り組みも進行中です。


次の一歩をWECAと共に

今回の説明会では、参加者それぞれが理想の働き方や起業の目標を見つめ直し、新たな一歩を踏み出すきっかけを得ていました。WECAは、挑戦する女性たちを応援し、成長をサポートする場です。
ぜひ、WECAに参加して、自分らしい働き方を実現してください!詳細は公式サイトからご覧いただけます:
WECA公式サイト
次回のイベントで皆さまとお会いできることを心から楽しみにしています!



いいのではないでしょうか!

推敲をサクッと終わらせる魔法の言葉

今回のように、上がってきた原稿を見ながら、推敲を進めていきます。

ただ、これってライターだからできる技でもあるんですよね。

なんかよくわからないけれど、しっくりこない。そんな人も多いと思います。
ここで、どんな原稿でもこれさえあれば良くなる、最高に使える魔法の言葉をお教えします。

「この記事をもっとよくするための改善点をあげて」

これだけです。そしてここで挙がってきた改善点でよさそうなものを、そのままChatGPTに直してもらう。
これだけでかなり、よくなります。
ちなみに、この指示も具体的であればなおよし。

この記事を通して、WECAの会員を増やしたいです。どう改善すればいいか教えてください。

このように聞いてみるのもいいでしょう。
もちろん、あくまで改善案。ChatGPTの提案をすべてを反映させる必要はありませんが、価値ある回答が返ってくることでしょう。

やっぱり推敲は必須

ここまで読んで、こう思う方もいるかもしれません。

推敲で指示した内容、はじめから書いたらええやん

私もそう思いました。でも、詰め込んだところで、クオリティは上がりませんでした。現時点では複雑な長文の記事は読み取れないんですよね。これからの進化に期待。

だから初回の指示では、60点ほどの草稿を意識し、気になる点を直していきましょう。人力で直接直したほうが楽なこともありますが、ほとんどはChatGPTがなんとかしてくれます。

最後の仕上げは自分で

そして最後、大事な工程。あなたが読んで、これで出していいかチェックしましょう。誤字脱字や事実チェックです。特に音声から文字起こしをしている場合、数字の聞き間違いが発生しがちです。数字は要チェック。

また会社名、人名も間違えやすいです。AIに学習させても表記を間違える可能性があるので、必ずチェックしましょう。

これであなたもイベントレポートが書けます

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後は駆け足となりましたが、この記事を読めば簡単にイベントレポートが書けます。ぜひ試してみてくださいね!

最後に。
この記事だけだと、プロンプトをコピペするのが大変だと思うので。

上記に紹介したプロンプトにくわえて、よく使える推敲用プロンプトと投稿前のチェックリストを有料で販売します!!

ここまでは、実例を元に推敲をしたため、すべてのコツは紹介できませんでした。約1カ月間、この記事を出すために触り続けた私が気づいた、推敲段階でつまずきがちなポイントですべきプロンプトを30例入れています。

閲覧のみ可のGoogleドキュメントとなっているので、コピーして、自分仕様にカスタマイズしてお使いくださいね。

価格は定価2500円、新年セール期間のみ500円とさせていただきます。

ただ、生成AIは慣れも必要。はじめは不安な方もいるかもしれません。でも、1本目がうまくいかずにあきらめてしまうなんて本当にもったいない。そんな挫折、してほしくありません。

だから特別に、私が1本、ChatGPTで執筆代行し、その記事とプロンプトをお送りするプランをつくります。

もちろん、記事の公開は自由。1本、目安となるフォーマットができれば、その後の執筆は格段に楽になるはずです。

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