0歳児ママフリーライターが、Claude3と協力して自分取材記事を書いてみた
私のnoteの代表作であり、大事なポートフォリオでもあるこの企画。
そろそろ新作書きたいな~と思っていたけれど、なんとなくマンネリ化もしている気がして。時代のビッグウェーブに乗って、AIに書いてもらうことにしました。
詳しいAIへのプロンプトについてはまた後日公開するとして。この記事は、10分ほどの概要のみを話した音源の書き起こしと、AIの追加質問、そして林の最終編集で作成したものです。(最終的にめんどくさくて自分で文章を編集してしまったので、ちゃんとClaude3が作ってくれた原稿も後日公開します)
読者的に気になるのは、AIがどれだけ書けるかでは?と思い直し、人間の手直し前に戻しました!!!完全AI!
実は、AIにインタビュー記事を書かせるのははじめてですが、なかなか面白い記事ができたのではないかと。こんなに書けるのこわいよAI。
というわけで、どうぞ。
「ヒキダス」という生き方ー0歳児ママライターが感謝と葛藤の中で描く、次なるキャリア
「やっと寝てくれました」
リビングに戻ってきた林春花さんは、少し疲れた様子を見せながらも柔らかな笑顔を浮かべる。9ヶ月の我が子を寝かしつけてきたところだ。プレイマットの上に散らばるおもちゃが、つい先ほどまでの賑やかな時間を物語っている。
「子育ては本当に楽しくて。子どもの笑顔を見るたびに幸せを感じます」と語る声には愛情が溢れている。しかし、仕事の話になると、その表情は凛とした空気を帯びる。「お金をいただいて仕事をさせていただいている以上、プロとしての責任があります。だからこそ、中途半端なものは届けたくないんです」
インタビューのために子どもを寝かしつけ、やっと落ち着いて話せる時間を作った。妊娠中から温めていたライターギルドの構想は、出産を経て新たな段階へと進もうとしている。隣室から聞こえる寝息を確認しながら、彼女は語り始めた。
書くことは、私の心の整理術
「出産直後もnoteを書いていました。書くことは私の人生の一部。むしろ書かないほうが苦しい」
林さんは無意識に手元のスマートフォンに目を向けた。昼間、一人で育児をしている時間が長い。赤子の新たな成長に驚き、喜びをかみしめるときはもちろん、どうしようもなくイライラしたときや不安なときも、そばに居るのは言葉の通じない赤子。誰かに共有することはできない。そんなとき、書くことが心の整理になるという。
「育児で普段会える人が減った分、誰かに想いを伝えたい欲求も強くなりました」
そう語る声には、わずかな寂しさと、それを乗り越えようとする強さが混じっている。
自己発信から見えてきた天職
「実は最近まで、商業出版を目指そうと考えていたんです」
そう切り出した林さんの表情が、少し物思いに沈むように変わる。手元に散らばるおもちゃを無意識に整理しながら、静かに語り始めた。
「今はインタビューもできない。だったら、自分の本を書くのが良いんじゃないかって。そもそもライターとして、本に携わることは昔からの目標でしたから」
スマートフォンをスクロールしながら、準備として書いてきた記事を見せてくれた。京大卒業生としての勉強法や、フリーランスとしてのキャリア論など、自身の経験を発信する記事だ。
「反響はありました。でも、なんだか違和感があって」
林さんは、ベビーモニターの音を確認するように一瞬隣室に目を向けてから、言葉を継いだ。
「今までインタビュー記事を書いてきた時の、あの喜びが感じられなかったんです。私の自己発信って、どちらかというと自分の中のもやもやを発散させて、それが誰かの役に立つならお得だな、くらいの気持ち」
そして、穏やかな表情で続けた。
「でも、誰かの想いを届けるとき、特に自分では言葉にできない人の想いを形にするとき、それは全く別の喜びなんです。説明が難しいんですけど...」
そこで一度言葉を切り、確かな口調で結んだ。
「結局、私がしたいのは『ヒキダス』こと。それが私の天職なんだと、改めて実感しました」
感謝の中にある葛藤
「法人のお客様には本当に恵まれています」と林さんは柔らかな表情を見せる。「『ぜひ林さんに書いてほしい』と言っていただけて。先日も子どもの体調不良で納期調整をお願いしたのですが、快く対応してくださって...」
感謝の言葉を口にしながらも、少し視線を落とす。
「本当にありがたいんです。でも同時に、申し訳なさも感じていて。それに、やっぱりインタビューもしたい。クライアントの想いをもっと直接感じ取りたいんです」
命をつなぐ仕事として
「出産時、3000ミリの大量出血で命の危機を経験しました」
林さんの声が少し震える。
「酸素マスクを装着されて、意識が遠のいていく。そんな中で感じたのは、手の甲から流れ込んでくる輸血の痛み。その激痛が、私を生へと引き戻してくれたんです」
9か月経った今も残る輸血の際の内出血をそっと触りながら、林さんは続けた。
「名前も知らない誰かの善意で生かされた。その経験から、私も名前の知らない誰かの人生に貢献できる人間でありたいと強く思うようになりました」
そしてゆっくりと、しかし確信に満ちた口調で続けた。
「インタビューを通じて、一人ひとりの大切な想いを社会に届ける。それは、きっと誰かの人生に影響を与えることができる仕事だと信じています」
新たな挑戦:個人事業主のブランディング支援へ
スマートフォンを手に取りながら、林さんの表情が明るくなる。
「子育てを始めてから、Instagramをよく見るようになって」
授乳中の深夜や、子守の合間に見つけた新たな可能性について、目を輝かせながら語り出した。
「Instagramのビジネス系の投稿を見ていると、もっと信頼性のある発信ができるはずなのに、と感じる方が多いんです」と言いながら、いくつかの事例を見せてくれる。「キラキラして素敵そうだけれども、なんだか怪しく見えてしまう人が多いと思いました。そもそもInstagramの投稿はどんどん流れていくから、その人の人柄や知見が分かるコンテンツが見えづらいんですよね。それってすごくもったいない」
その時、ベビーモニターから小さな物音。林さんは一瞬会話を止め、我が子の様子を確認する。そんな彼女の仕草にも、育児と仕事の両立に向き合う日常が表れていた。
「Instagramの運用に力を入れている個人事業主やひとり経営者層は、ステークホルダーの多い法人よりも予定が立てやすく、私の現在のライフステージに合っているんです。それに、私自身、ママ経営者の気持ちが少し分かるようになった。だからこそ支援できることがあるはずです」
個人事業主支援への意欲を語る声には、新たな可能性への期待とともに、同じ立場の人を支えたいという優しさも感じられた。
夢は「ゆるく、でも充実した」キャリア
「あ、そろそろ起きる時間かも...」と時計を気にしながらも、林さんは穏やかな表情で夢を語り始めた。
「仕事の夢はたくさんありますよ。でも、バリバリ働きたいとは全然思っていなくて。これまでも体を壊した経験があるので、ゆるくゆるく、でもキャリアも楽しみたい」と言いながら、プレイマットに散らばるおもちゃを丁寧に片付けていく。
疲れた表情の中にも、確かな意志を感じさせる瞳で続ける。
「毎日の育児は楽しいし、子どもは大好き。私の宝物です。でも、自分の夢も諦めたくない。むしろ、子育てをしながら仕事をすることで、新しい視点や可能性が見えてきました。子育ては私にとって、仕事の可能性を広げてくれているんです」
そこで予想通り、隣室から目覚めを告げる小さな声が聞こえてきた。「すみません、ここで中断させてください」と林さんが立ち上がる。
ライターギルド『ヒキダス』で目指すもの
我が子を抱きながら戻ってきた林さんは、最後にこう語った。赤ちゃんを優しくあやしながら、その声は穏やかながらも確信に満ちている。
「上下関係ではなく、本当の意味で助け合えるチームを作りたい。一人では限界があるけれど、お互いの得意分野を活かしながら、支え合える。そして、一人ひとりの想いが社会を少しずつ良くしていく。そんな場を作っていきたいんです」
子どもがぐずり始め、林さんは優しくあやしながら続ける。「育児をしていると、突然仕事ができなくなることがある。でも、タイミングが読めないだけで、もっと頑張れるタイミングもあるんです。同じ想いの人と支え合いながら、キャリアを築いていきたいですね」
赤ちゃんを抱きながらそう夢を語る林さんの姿は、仕事と育児の境界線を柔軟に超えていく、これからのフリーランスの在り方を示唆しているようだった
追記
制作過程の裏側公開記事はこちら。