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肩書に悩んだ結果、ブランディングライターと名乗ることにした話

昨年の話なのですがご報告。

長らく、インタビューライター、採用広報ライターを名乗っていましたが、肩書きを「ブランディングライター」に変更しました。
ただそれだけの話ではありますが、理由やこれから目指す姿、語っていきます。

これまでの名乗り経歴

まずはここから。
元々、社内報制作会社で働いていた私。インタビューもあれば、資料から執筆することもあるし、寄稿を直すことも。コピーライティングだってある。書くことのなんでも屋さん的な立場で働きました。特に何も考えず、周りの先輩同様に「ライター」と名乗りました。

フリーランスになった当初も、「ライター」と名乗っりました。でもTwitterをみると、どうやら「ライター」は、WEBメディアでSEO記事を書いている人を指すようで。私のようにWEBメディアに詳しくない人には向かない肩書きでした。

そもそもこの頃、失業保険をもらいながらのんびり準備中。なにをするかすら決めていませんでした。ただ漠然と、オンラインでインタビューしたいなあと思っていました。

となると、自分が求める仕事内容的には取材ライターかインタビューライター。当時、Indeedで検索すると、インタビューライターのほうがたくさんヒットしました。そんな軽い理由で、インタビューライターとして名乗ることにしたのです。

それから開業届を出して本格的に仕事を始めて。メディアでの仕事も受けつつ、企業と直接契約し、採用広報目的の記事を書くようになりました。社内報出身なのもあり、企業との仕事が合っているように感じて。ただ、企業を相手にするとき、インタビューライターの肩書がしっくりきませんでした。メディアで書いている記者のような印象を持たれるから。記者だと思われると、相手も固くなるし、心を開いてくれない。そこで企業に対しては、自らの専門性を示す採用広報ライターを名乗ることにしました。

でも、なんとなく違和感がありました。この肩書だと、自分の役割は「書く人」でしかなかないような。インタビューや採用広報という専門性をつけたところで、やっぱり書くことに帰結してしまうんです。

それが悪いわけではないけれど、私の目指す姿と乖離がありました。

自らの仕事を見つめ直す中で、「私はただ書いているのではなく、相手の話を引き出し、価値を形にしている」と気づいたんです。

そこで屋号を「ヒキダス」に変更。リブランディングをしました。ただ当時、インタビューライターの肩書はそのままでした。どうにかしないとなと思いつつ、なかなかいい肩書が見つからなかったから。その後、多くの方と壁打ちさせていただく中でたどり着いたのが、「ブランディングライター」です。

「ヒキダス」存在でありたい

私が仕事の中で大切にしているのは、相手の魅力や強みを「ヒキダス」ことです。相手の話を聞いて、まだ本人が気づいていない価値や可能性を見つける。そして、それを言葉にして形にする。それが私の役割だと考えています。

記事を書く仕事は、ただ情報を整理して伝えるだけではありません。その背景にある「思い」や「らしさ」を見つけ、伝え手と受け手の間に橋を架ける作業だと思っています。でも、それには「点」を「線」にする視点が必要です。点だけでは成果が出にくい。点と点をつないで、線にする――つまり、ブランドとして確かな形を作り上げることが重要だと感じています。

フリーランスやひとり経営者が売れる支援をしたい

ブランディングに着目した理由はもうひとつあります。

これまでは主に企業との仕事が中心でしたが、これからはフリーランスや一人で事業を運営している方々に目を向けたいと考えています。特に、情報発信を始めたいけれど何から始めればいいかわからない方や、SNS集客がうまくいかず自分の強みをどう言葉にするか悩んでいる方々を想定顧客としています。

企業と違って、フリーランスや一人経営者にとってのブランドとは、「自分自身」そのものと言えます。信頼できる、この人と話したいと思わせる人物に見せることが第一なのです。

とはいえ、SNS集客に取り組んでいる方は、ストック型の情報が少なかったり、コンテンツの質が悪くて、「怪しい」と思われる方が少なくありません。その人ならではの魅力や価値を深掘りして伝えるコンテンツによって、ブランディングをすることが求められると思っています。

私の強みは「ヒキダス」こと。その人ならではの魅力を引き出し、伝えることで、成果につなげていくお手伝いをしたいのです。

提供するコンテンツも、必ずしもnoteだけではありません。プレゼンテーションの原稿や書籍の執筆、場合によっては名刺のキャッチコピーに至るまで、言葉に関わるすべてのブランディングを統括してサポートできる、いわば片腕的な存在になりたいです。

肩書を変えることで得た気づき

正直なところ、肩書を変えたことで劇的に仕事が変わるわけではありません。でも、肩書を変える過程で、自分の考え方や働き方を見つめ直すきっかけになりました。

最近の私のnoteをみて、迷走しているぞ?大丈夫か?と思っている方もいるかもしれません。ChatGPTにイベレポ、婚活、子育て、勉強法、フリーランス…、本当に雑多すぎますね(笑)

一部は今後の集客のために書いている記事もありますが、実はブランディングライターとして価値を提供する上で、実験として書いているんです。

これまで私は、採用広報記事を中心に書いてきました。採用広報記事において、noteの目的は、求職者集めではなく、他の媒体で興味を持ってくれた人に深い情報を与えること。だからあまり、マーケティングについては考えず、ただ記事のクオリティに集中していました。

しかしブランディングライターとしてこれから
お手伝いするお客様は、より小規模な事業者。InstagramなどのSNS集客に疲弊し、noteでノウハウを発信し、noteでコアなファンを獲得したい方がメインターゲットになります。その方々のブランディングを支援するには、インタビューライティングのスキルだけでは足りません。noteの読者はどんなタイトルに惹かれるのか、どんな有料記事を購入するのか。自ら試して、お客様に還元できるようになれば、もっと信頼されると考えました。であれば既存のフォロワー以外にも刺さる内容でチャレンジしないと意味がないだろうと、私が出せそうなネタに全力で取り組んでみた形です。
(長々と言い訳しましたが、ぶっちゃけ一度書いてみたかっただけです。婚活について語るの、楽しかった)

肩書はスタートライン

肩書はゴールではなく、新しい挑戦へのスタートラインだと思っています。そもそも今の私は、0歳児育児中なので、クライアントワークもしていないし、集客もしていません。時間があり、収入を追求せずに動ける今だからこそ、楽しく実験しているわけで。ブランディングライターになるのは、これからです。

ブランディングライターとして、「ヒキダス」という軸を中心に、言葉に関わるすべてを通じてクライアントの可能性を広げるお手伝いをしていきます。

しばらくは実験用の意味不明な投稿が続くかと思いますが。そのうち、ブランディングライターとして成果を出せた報告ができるよう、がんばりますね。

以上、報告でした〜。

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林春花|ライター
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