謎の失踪事件が相次ぐ日本の魔の海域ドラゴン・トライアングルとは?🌈
フロリダ州マイアミ・バミューダ諸島・プエルトリコを結んだ三角形の海域『バミューダ・トライアングル』。
船や飛行機が次々と消息を絶つ『魔の海域』として知られています。
実は、このバミューダ・トライアングルから遠く離れた日本にも、同じような海域が存在するのを、皆さんご存知でしょうか?
この海域は、『ドラゴン・トライアングル』と呼ばれ、古来から恐れられてきました。
千葉県南房総市にある関東最南端の岬『野島崎』の南沖を基点に、
・野島崎の南沖
・小笠原諸島の新島の西南西
・グアム
この3箇所を結んだ三角形の海域『ドラゴン・トライアングル』。
バミューダ・トライアングルよりも細く、縦長の海域です。
この海域で有名なのが、1952年に発生した、第五海洋丸の遭難事件。
海上保安庁の船『第五海洋丸』が、明神礁沖で姿を消し、31人の乗組員が失踪したことで知られる事件です。
残された交信記録からは、以下のことが分かっています。
「この日は好天で、周辺の海域はとても穏やかだった」
「消息を絶つ直前まで全てが順調だった」
現場に残されていたのは、軽石の破片が絡み合う木片だけで、あとは何も残されていなかったといいます。
また、この事件をさらに奇妙にしているのが、この船を捜索中だったフジテレビのチャーター機(JAL-341)が、同じドラゴン・トライアングル内で姿を消してしまっていること。
「船や飛行機も、このドラゴン・トライアングルを通過すると姿を消す」
この海域では、謎の消失事件が相次いでいるんです。
その数、把握されているだけでも、40件以上。
ドラゴン・トライアングルでの海難事故は、冬に集中しており、低気圧が発生しているケースばかり。
本州南岸で発生した低気圧の影響で、ドラゴン・トライアングルに強風が吹くと、大波が発生します。
この大波に船が乗って上から落ちると、激しく船底が海に叩きつけられます。
この現象を『スラミング』といい、一度起きると、船体はその衝撃に耐えられず、
真っ二つにへし折られたり、
大きく破損したり、
最終的に沈没してしまうんです。
魔の海域『ドラゴン・トライアングル』の正体は、異常な大波によって発生する『スラミング』という現象にありました。
では、飛行機の失踪は、どういった原因が考えられるでしょうか?
バミューダ・トライアングルでは、周辺の海上で年間500個の海上竜巻が観測されており、失踪の原因は、この海上竜巻やハリケーン説が有力。
また、この海域には、世界最大級の暖流が流れ込んでおり、これによる水温の変化でメタンガスが放出されやすく『メタンハイドレート(メタンガスと水が結びついてできた氷のような物質)』が発生しやすいため、これが何らかの影響を及ぼしていると考えられます。
これらに似た現象が、ドラゴン・トライアングルでも起きている可能性があるというんです。
他にも、
・磁力異常説
・ブラックホール説
・龍脈などの神隠し説
さまざまな説があり、現代の科学で証明できるものは未だに少なく、このような現象は、今も続いているようです。
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