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日常に潜む矛盾の正体!?SNS時代のパラドックスに陥らない方法を考察🌈

哲学や数学など、さまざまな分野で使われている言葉『パラドックス』。

この言葉を聞くと、難しく考えてしまう方が多いのではないでしょうか?

パラドックスは、英語の『paradox』をカタカナ読みした和製英語。

耳にする機会も多い言葉ですが、そもそも、私たちは正しく使えているのでしょうか?


パラドックスとは、一見正しく見える物事の中から、明らかに成立しない条件を見つけたり、受け入れがたい結論を出したりする状態のこと。

パラドックスは、私たちの日常にも潜んでおり、思考を刺激してくれます。

例えば、映画やアニメなどで登場する「時空を超えて現れるヒーロー」。アニメ『ドラえもん』では、時間のパラドックスが描かれています。

特に、日本の昔話は、パラドックスがテーマに描かれているものが多く、『浦島太郎』もその中の一つ。

浦島太郎は、

「亀を助けたお礼に竜宮城に招待され、数日間楽しい時間を過ごした後、地上に戻ると、数百年の時が経っていた」

というお話。

このパラドックスは、『タイムパラドックス』と呼ばれ、時間の流れについて考えさせられる一方、慎重に物事を選択する重要性を私たちに教えてくれています。

また、『鶴の恩返し』にも、パラドックスの要素は含まれています。

「人間が恩返しをしてくれている鶴に対して、好奇心を抑えきれず、鶴の正体を覗いてしまう」

というこの場面。

「欲望が破滅を招く」

これこそが、教訓的なパラドックス。

時間だけではなく、人間の本質から生まれるパラドックスも存在するんです。


では、日常に潜むパラドックスとは、一体どんなものがあるのでしょうか?

・ケーキを食べると、ダイエットの時間が増える。
・ルールに縛られると、創造性が失われる。
・良い人になり過ぎると、自分を見失う。
・働いてばかりいると、家族に見放される。

『我慢』や『耐久』を美徳と感じる現代。

その結果、『幸福感』が得られにくくなっています。これが、現代によくありがちな、負のパラドックス。

二者択一の世の中で、

「何かを取れば何かを失う」

私たちが生きていくうえで、嫌というほど味わう感情の一つです。

人は、このような矛盾した状況に置かれると、大きなストレスを感じます。

しかし、このパラドックスを俯瞰して見ていくと、

「負のパラドックスがあるなら、反対の正のパラドックスもあるはず」

という考え(思考)に辿り着きます。

「今までの行動が間違っているなら、その反対の行動を起こせば、正解になる」

これが私たち。

・食べたい物を食べると、幸せを感じる。
・ルールのない世界に飛び込むと、本当の幸せが待っている。
・良い人なんて思われたくないから、自分のことだけ考える。
・家族の時間を増やしたいから、残業はしない。

どちらのパラドックスも悪くはありませんが、正のパラドックスに切り替えても、いつかは、その反対の感情が生まれてきます。

これが、日常で私たちが陥る、感情のパラドックス。

特に、SNSで発信していると、自分の意見に『同意する意見』と『対立する意見』、両方を引き寄せることになるため、感情を揺さぶられます。

パラドックスは、自分自身を見つめ直すきっかけでもあり、その多くは追いかけても届かないものです。


私たちは今、感情を整える時代に入っています。

家族・友人・仲間に対して、心の強さを見せることが求められているんです。

これは、

「優しさを持って接することで、相手を感化し、結果的に自分の立場や役割を強くする」

こういった自分自身のパラドックスも含まれています。

新しい視点を得ることで、私たちは、より豊かな解決策や広い視野を手に入れることができるようになり、感情に振り回されなくなります。

ぜひ、皆さんもパラドックスを意識して、生活してみてください。

思考の幅が広がり、さまざまな物事が発見の端緒と捉えることができるようになるかもしれませんよ😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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