本当は怖くない!?般若の意味と体験談🌈
皆さん、『般若(はんにゃ)』と聞いて、何を思い浮かべますか?
「恐ろしい形相をした鬼の面」
このような怖いお面を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
『般若』という言葉は、「仏の智慧(様々な修業を積み、その結果、得られる悟り)」という意味の仏教用語。
古代インドで使われていた、サンスクリット語の『プラジュニャー』やパーリ語の『パンニャー』に由来しています。
これらの言葉を合わせて『ハンニャ』となり、漢字を当てはめて『般若』と書くようになりました。
般若は、『般若心経』と深い関わりがあります。
般若心経とは、
「真実や本質を見抜く力によって悟りの境地に至るための大切な教え」
仏教の宗派である大乗仏教の中核となる思想の一つ『空(くう)の思想』が要約されているものです。
空の思想とは、『無常である(この世に常なるものはない)』と悟ること。
鬼女の面が般若と呼ばれるようになったのは、
「般若坊という名の優秀な能面師が創作したため」
という説が濃厚です。
また、能面を使う伝統芸能『能』の源氏物語を題材にした演目『野宮(ののみや)』で、般若と般若心経が怖いものとして扱われていたため、怖いものと認識されてしまったという説もあります。
このように様々な説が存在する『般若』。
ここからは、般若にまつわる私の体験談をご紹介させていただきます。
まだ結論の出ていない内容ですので、皆さんも考察しながら、読んでいただけると嬉しいです。
ある日、知人からこんな話を聞きました。
「妻の実家に初めて泊まった日の夜、目が覚めると、目の前に般若のお面を被った男の子がいたんです。その後ろに立っていたのは、一際輝く菩薩様。なぜか、微笑んでいました。この話、誰に話をしても、信じてくれなくて……」
ちなみに彼は、霊能者ではありません。
私は、その内容が無性に気になり、解散後、本屋へ直行しました。
すると偶然、般若について書かれた著書を見つけたんです。非常に分厚い参考書でした。
手に取り、ペラペラとめくっていると、中にこんな文言を見つけました。
そこに書かれていたのは、彼から聞いた光景とほぼ同じ内容だったんです。
しかも、ブッダの最終修行で描かれている瞑想シーン「菩薩様に会うためには、般若の恐怖心を克服しなければならない」ともリンクする内容でした。
この事を次の日、彼に伝えると、自分が見たものと一致していたらしく、
「その本、読んでみたいので、紹介してもらえませんか?」
私はすぐに承諾し、本の詳細を伝えると、彼から後日、電話が掛かってきました。
「すみません、仰っていた内容がどこにも見当たらなくて。どのページに書かれていたか教えてもらえませんか?」
「分かりました、少々お待ちください」
そう言って、持っていた本を確認すると、なぜか菩薩様の付き人の話や般若の面の話が、どこにも書かれていなかったんです。
その本は、だいぶ前に処分してしまい、すでに私の手元にはありません。
知人に確認したところ、彼も私とほぼ同じタイミングで処分してしまったということです。
なぜか、二人とも本のタイトルが思い出せません。
私が読んだ内容は、一体何だったのでしょうか。
このように、般若にまつわる説は、まだ至るところに眠っています。
皆さんが持っている著書の中にも、般若にまつわる説が眠っているかもしれませんね😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈