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ストレス発散や贅沢のため!?日本人が小麦を食べるようになった理由🌈
世界でも特に生産量の多い穀物の一つ『小麦』。
パン・パスタ・ラーメン・ケーキ・クッキー・うどんなど、小麦が含まれる食品は、日本にもたくさんありますが、欧米化の影響を懸念し、
「日本人には小麦が合わない」
「小麦は体に良くない」
と、あえて小麦を摂らない、いわゆる『グルテンフリー』の食事法を取り入れる人が今、増えています。
小麦の栽培が始まったのは、紀元前8400年頃。
中国に小麦が伝わったのが、約4000年前。
日本でも、約2000年前の遺跡から小麦が出土しており、伝わったのは、その頃(弥生時代)ではないかと言われています。
つまり、稲作(米)が主流だったとされる日本人ですが、実は、その稲作と当時に、小麦の栽培も始まっていたということです。
その後、小麦は全国で栽培はされ始めますが、製粉技術がまだ未発達だったため、使用法が限定され、主食にはなれず、
それからしばらく、小麦は、『贅沢品』とされていました。
鎌倉時代に入ると、二毛作が始まり、稲の裏作作物として小麦が採用され始め、室町時代に入ると、米に比べて、麦の税率が軽かったため、小麦の栽培量が急激に増えていきます。
そして、江戸時代以降、『石臼(いしうす)』の普及により、庶民が、
・うどん
・饅頭
・ほうとう
・すいとん
など、小麦を使った食品を食べるようになり、小麦がポピュラーな食材となっていったんです。
都市部では、小麦粉を使用したうどんや天ぷらといった和食や、饅頭などの和菓子の普及によって、小麦の消費量がどんどん増えていきました。
「あくまで主食は『米』。贅沢品・間食・料理の幅を広げる役割として『小麦』があった」
もともと、日本人が小麦を食べる理由は、『ストレス発散』や『贅沢』。
最近、「小麦をやめて、体が健康になった」という声をよく聞きます。
現代において、小麦は、欧米化によるパン食の増加などで、摂取量が増えると、健康のバランスを崩しやすくなるとされています。
小麦に代わる自然派食品も、未だに高価なままです。
「手間暇かけて、自分で自然派食品を作る」
「時間を有効に活用して、手作りの素晴らしさを学ぶ」
実は、これが、健康を維持する、一番の近道なんです。
一昔前、『アレルギー』という言葉すらなかった時代。
どんなことでも、
「急に全てをやめるのは、むしろ逆効果」
と、されていた時代もありました。
これまでの歴史から、少しずつ学び、受け入れ、手間暇を惜しまずに作って食べるのが、本来、私たちが行うべき食事法なのかもしれませんね😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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![早坂 渚](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168143166/profile_c2e9dbf35cc54996d9a2da7c57423fa6.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)