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燃えても消えない!?脂肪の84%は息を吐くときに放出されている🌈

これまで、燃焼した脂肪は、

「熱やエネルギーになって消えてしまう」

このように考えられていました。

しかし、ニューサウスウェールズ大学の最新の研究で、「体内で燃えた脂肪の84%が、息として吐き出されている」ことが分かったんです。

「脂肪を酸化して分解する」

これが、正しい表現。

「脂肪を燃やす」

この表現はもう古いのかもしれません。


脂肪は、燃焼されると、『二酸化炭素』と『水』に変化します。

この比率を計算すると、84%が二酸化炭素。

この二酸化炭素が呼吸に混ざり、体の外に排出されています。

痩せるために必要なのは、

「たくさん呼吸をし、吐き出す量を増やすこと」

そのため、酸素を多く取り込み、二酸化炭素を多く吐き出す行為は、脂肪(体重)を落とすのに、最も効果的なんです。

・ランニング(ジョギング)
・ウォーキング
・縄跳び
・ヨガ
・エアロビクス

こういった「呼吸数を増やす運動」を取り入れることで、脂肪は、効率良く分解されるようになります。


さらに、睡眠中の呼吸でも、脂肪は分解されています。

そこで問題となるのが、睡眠中に何回も無呼吸になってしまう『睡眠時無呼吸症候群』。

1998年の保険適応以来、患者数は増加傾向にあり、2020年に50万人を超えて以来、その患者数は増え続けています。

そのうち、半数以上が、60歳未満の青壮年層(16歳から50歳くらい)。

つまり、比較的若い人の方が、睡眠時無呼吸症候群になりやすいんです。


睡眠時無呼吸症候群は、放っておくと、『脳梗塞』や『心筋梗塞』など、命にかかわる合併症を引き起こす恐れがあります。

また、自分では気付かないうちに、夜中に何度も呼吸が止まり、無意識に目が覚めてしまうため、睡眠不足になりやすいんです。

睡眠不足になると、食欲を抑えるホルモン『レプチン』が減少し、食欲を増やすホルモン『グレリン』が増加します。

そのため、さらに脂肪が分解されにくくなってしまいます。

「医師への相談」や「肥満を改善する食事の摂り方」などに加え、「呼吸数を増やす運動」を取り入れることで、改善(予防)することができます。


これまで、こういった運動は、1回20分以上継続して行う必要があるとされてきました。

しかし、近年の研究で、20分まとめて行っても、10分を2回行っても、同じ効果が得られることが分かっています。

無理なく継続するためにも、自分に合った方法を探してみてください。

普段何気なくしている呼吸について、私たちは、今一度、見つめ直す必要がありそうです😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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