風情ある冬の物語!北欧神話に登場する雪の女神と日本の雪女の伝承🌈
皆さん、冬といえば、どんな風景を思い浮かべますか?
真っ白な白銀の世界・氷柱・流氷。
日本には、冬にしか味わえない風景や絶景スポットがたくさんあります。
その中でも、私たちは雪景色を見ると、冬に起こった特別な思い出を振り返ることがあります。
なぜ、雪を見ると、私たちは過去の記憶を蘇らせたり、以前の出来事を思い起こしたりするでしょうか?
その理由は、古くから語り継がれる『雪の女神』の物語にありました。
雪は、この物語の中で、
「神秘的な存在へと変化し、自然界と人間界のつながりを深めてくれる役割」
雪の女神は、北欧神話や伝説に数多く登場している神さまで、国や地域によって名前や姿が異なります。
共通しているのは、「雪を司る存在」という点のみ。
北欧神話は、キリスト教を信仰する前の『ノース人(北ヨーロッパに住んでいた人々)』の信仰に基づく物語で、雪の女神は、山岳地帯を支配する『スカーアジ』として描かれています。
スカーアジは、巨人族の女神で、狩猟とスキーを好み、冬の厳しい寒さに強い存在。
彼女の物語では、昼を象徴する神と、夜を象徴する神との関係がそれぞれ描かれており、自然界のバランスを取る重要な役割を果たしています。
そんな雪の女神、日本には、『雪女』という逸話があります。
雪女は、冬の冷たさを具現化した妖怪。
最初、美しい女性の姿で現れた彼女は、穏やかな表情の裏に冷酷な一面を持ち合わせており、旅人を次々と雪中で惑わせていきます。
彼女の物語は、自然の美しさだけでなく、その厳しさも描かれており、私たちに、雪に対する『畏敬の念(相手を敬う気持ち)』を抱かせてくれます。
この雪女の物語は、日本の『八百万の神々』信仰と密接に結びついています。
自然そのものが神として崇められている、この信仰では、雪・風・雨など、あらゆる自然現象に「神の息が宿っている」と考えられているんです。
冬は、一年を通じて、自然の力が顕著に感じられる時期。
多くの人にとって、雪の女神は、
「冬の本質を物語る存在」
現代でも、雪の女神は、小説・映画・アニメなど、さまざまなメディアで描かれています。
彼女たちは、美しさ・冷たさ・神秘性を兼ね備えたキャラクターとして描かれることが多く、私たちが雪を見るときの視点やイメージに影響を与えています。
例えば、ディズニー映画「アナと雪の女王」に登場する『エルサ』。
彼女は、雪と氷を自在に操る能力を持ち、自らの力と向き合いながら成長していくキャラクター。
雪のもたらすさまざまな感情や価値観を観客に伝える役割を担っています。
そんな雪の女神を身近に感じる方法があります。
・冬の美しい雪景色を堪能する
・雪だるまを作る
・スキーを楽しむ
この冬の当たり前の楽しみ方が、ある意味、雪の女神や雪のキャラクターたちとの交流にもなります。
雪の女神の創り出した『雪の魅力』。
これを再確認し、雪がもたらす『静けさ』や『浄化される感覚』を楽しんでみてください。
きっと彼女たちも喜ぶはずです😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈