ダイヤモンドの雨!?木星と土星には大量のダイヤモンドが眠っている🌈
最も古い学問の一つと言われている『天文学』。
数学や音楽と並び、昔から人々が興味や関心を持ってきた学問の一つです。
昔の人々は、
「空を見上げると天からメッセージが降ってくる」
このように考え、天文を読み解いていました。
遠くいにしえの時代から、人々は夜空を見上げて、何かを見つけようとしてきたんです。
そんな古代と呼ばれる時代から、惑星といえば、水星・金星・火星・木星・土星の5つでした。
もともと水星と金星は、別の星と考えられていたんです。
その後、月を惑星に加える案が生まれます。
この宇宙観は、ガリレオによってつくられ、近代になるまで何千年もの間、変わることはありませんでした。
そんな中、1781年に、イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルが、惑星ではなく恒星の一種と考えられていた天王星の軌道の解析に成功します。
これによって、天王星が太陽系7番目の惑星となり、長い間受け継がれた太陽系のシステムが、初めて更新されます。
その後、
1801年に惑星ケレス、
1846年に海王星、
1930年に冥王星が発見され、
海王星は太陽系の惑星、惑星ケレスと冥王星は準惑星となり、今私たちが知る太陽系の形になりました。
そんな太陽系の惑星の一つ『木星』。
実は今、木星が「ダイヤモンドの雨が降る惑星」と言われているのを、皆さんご存知でしょうか?
私たち人間からすると、夢のような話。
しかし、ダイヤモンドは、温度・気圧・炭素量などの条件が揃っていないとできない鉱石。
激しい火山活動(マグマ)によって地表に運ばれるまで、数億年もの間、地球の奥深くに眠っていた奇跡の鉱物です。
一昔前まで、海王星と冥王星のみが、この条件を満たす惑星として知られていました。
この二つの惑星は高温・高圧のため、大気中のメタンガスがダイヤモンドに変換されると考えられていたんです。
それに比べて、木星と土星はかなり低温のため、ダイヤモンドは存在しないと考えられていました。
しかし近年、土星探査機によって、土星の上層雲に発生する巨大な嵐と雷の姿を捉えられており、木星でも同様の嵐が観測されています。
これらの現象が、ダイヤモンドの形成を促す可能性があると言われているんです。
土星に関しては、
「毎年約1000トンのダイヤモンドが形成されている」
木星に関しては、
「微量ではあるが、ダイヤモンドの雨が降っている」
ダイヤモンドが、固体ではなく『液体』の状態で海を形成している可能性があると言われているんです。
スペースシャトルで100万年~160万年かかる距離にあるとされている『土星』と『木星』。
今の技術では、この二つの惑星からダイヤモンドを持ち帰るのは難しいとされています。
しかし、近い将来、ダイヤモンドの産出場所が『木星』『土星』となる日も、そう遠くないかもしれませんね😌
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