栄養吸収率アップ!?ドレッシングの歴史と知られざる健康効果🌈
サラダを美味しく食べたい時に欠かせない『ドレッシング』。
今、私たちが使っているドレッシングは、19世紀にアメリカで考案されたもの。
当時、日本では、サラダ文化が定着していませんでした。
サラダが生まれたのは、紀元前の古代ギリシャ時代。
当時は、野菜に塩を振っただけのシンプルなものでした。
古代ローマ時代になると、オリーブオイルや酢などで味付けをして、野菜を食べるようになります。
キャベツやレタスなどの葉物野菜やオリーブが地中海沿岸の特産物ということもあり、イタリアでは、早くからサラダを食べる習慣が定着していました。
日本でサラダを食べる習慣が定着したのは、明治以降。
日本では、とんかつの付け合わせで盛られた千切りキャベツが、サラダの始まりです。
実は、日本で市販化された最初のドレッシングは、『マヨネーズ』。
今のように『ドレッシング』と名が付いた商品が、日本で販売されるようになったのは、1950年代に入ってからです。
ドレッシングは、ただ旨味としての役割だけでなく、サラダを食べる習慣を人々に定着させました。
ただ、ドレッシングに対して、
「ドレッシングは、カロリーが高く、身体に悪い」
このようなイメージを持たれている方も多いと思います。
実は、サラダと油を一緒に摂取すると、野菜に含まれているビタミンなどの栄養素を、より効率よく吸収できるようになります。
また、ドレッシングの原料に多く使われているサラダ油や醸造酢には、体内では合成できない必須脂肪酸が多く含まれており、コレステロールを下げる効果も期待できます。
「サラダ油と醸造酢を一緒に摂取すると、腸内が弱酸性になる」
体内に取り入れられた油は、小腸で脂肪酸に分解された後、体内に吸収されます。その際、腸液が弱酸性の状態にあると、分解が進みやすくなることが分かっています。
そのため、ドレッシングは、脂肪の吸収を抑える働きを持っているんです。
さらに、醸造酢に含まれるクエン酸や酢酸は、老廃物を取り除く手助けもしてくれるため、疲労回復にも効果的です。
ドレッシングは、サラダにかけるだけでなく、炊き込みご飯や肉・魚料理、パスタや鍋料理などに、調味料の代わりとして使うことで、簡単に料理の味を決めることができます。
また、サラダにレタスを使う方が多いと思いますが、レタスには睡眠の質を向上させる効果がありますので、昼よりも夜に食べるのがおすすめです😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈