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消火器の代わりになる!?海外で導入が始まっている画期的な消火ボール🌈

私たちが火災が起きたときに使う『消火器』。

火災の被害を最小限に抑えるためには、「初期消火(出火から1~2分の間に鎮火させること)が重要」と言われています。

つまり、出火から『2分以内』の行動が明暗を分けるということです。

この僅かな時間で、

・消火をするか
・その場から逃げるか

これを瞬時に判断しなければなりません。


海外では今、この消火器の代わりに、『エライドファイヤーボール(ELIDE FIRE BALL)』という消火ボールが設置され始めています。

世界40か国以上で販売されているこの消火ボール。

消火器との違いは、

「世界初の自動消火」

自動消火と聞くと、スプリンクラーのような大掛かりな装置をイメージするかもしれませんが、そうではありません。

エライドファイヤーボールは、設置する際に大掛かりな工事は不要。

設置したいところに、付属のブラケットをビスで固定するだけでOKです。

あらかじめ火災の発生する恐れのある場所に設置しておけば、火に反応し、自動的に消火剤が散布される優れもの。

しかも、消火は消火剤によるものなので、水に弱い電子機器などを破損させる恐れもありません。

・炎に触れると約3秒~10秒後に自動消火
・普通火災、油火災、・電気火災に対応
・「投げ入れ」「転がす」といった方法でも消火可能
・土に戻せば肥料にもなる人体に無害の消火剤
・破裂しても安全(発泡スチロールが飛散するのみ)
・作動時には120dB~140dBの音で、離れている人に火災を知らせてくれる

消火剤を飛散させるため、必要最低限の火薬は使用していますが、280度以上にならないと破裂しません。

また、外装は、ポリスチレン(発泡スチロール)とフィルムのみでつくられているため、もし破裂したとしても安心です。

掃除機で粉末消火剤を吸い取って、水拭きするだけで、簡単にきれいになります。

ちなみに、消火剤は、土へ戻すと肥料にもなる、人体に無害のものが使用されています。


私たちが使っている消火器の重さは約10kg。

噴射時間も約10秒と短めなので、的確に炎を消火するためには、操作手順や約10kgの重さをカバーする筋力がなければなりません。

これに比べて、エライドファイヤーボールは、直径約15cmで重さ約1.5kg。

小さくて軽いので、炎の中に投げ入れたり転がしたりすることができ、消火も簡単です。

テレビやYouTubeなどで紹介され、瞬く間に世界に広がり、今では、消化器のように設置義務がある国もあるそうです。


設置していれば、人がいなくても24時間火災を見守ってくれる『エライドファイヤーボール』。

もちろんデメリットもあります。

・大きな音が発生する
・爆発が起きる

密接した住宅地が多い日本では、使用が限られるとも言われています。

日本では、その代わりに『消火スプレー』や『消火シート』など、日本の家庭や職場の環境に合った物が多数販売されています。

この機会に、ぜひチェックしてみてください😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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