消火器の代わりになる!?海外で導入が始まっている画期的な消火ボール🌈
私たちが火災が起きたときに使う『消火器』。
火災の被害を最小限に抑えるためには、「初期消火(出火から1~2分の間に鎮火させること)が重要」と言われています。
つまり、出火から『2分以内』の行動が明暗を分けるということです。
この僅かな時間で、
・消火をするか
・その場から逃げるか
これを瞬時に判断しなければなりません。
海外では今、この消火器の代わりに、『エライドファイヤーボール(ELIDE FIRE BALL)』という消火ボールが設置され始めています。
世界40か国以上で販売されているこの消火ボール。
消火器との違いは、
「世界初の自動消火」
自動消火と聞くと、スプリンクラーのような大掛かりな装置をイメージするかもしれませんが、そうではありません。
エライドファイヤーボールは、設置する際に大掛かりな工事は不要。
設置したいところに、付属のブラケットをビスで固定するだけでOKです。
あらかじめ火災の発生する恐れのある場所に設置しておけば、火に反応し、自動的に消火剤が散布される優れもの。
しかも、消火は消火剤によるものなので、水に弱い電子機器などを破損させる恐れもありません。
消火剤を飛散させるため、必要最低限の火薬は使用していますが、280度以上にならないと破裂しません。
また、外装は、ポリスチレン(発泡スチロール)とフィルムのみでつくられているため、もし破裂したとしても安心です。
掃除機で粉末消火剤を吸い取って、水拭きするだけで、簡単にきれいになります。
ちなみに、消火剤は、土へ戻すと肥料にもなる、人体に無害のものが使用されています。
私たちが使っている消火器の重さは約10kg。
噴射時間も約10秒と短めなので、的確に炎を消火するためには、操作手順や約10kgの重さをカバーする筋力がなければなりません。
これに比べて、エライドファイヤーボールは、直径約15cmで重さ約1.5kg。
小さくて軽いので、炎の中に投げ入れたり転がしたりすることができ、消火も簡単です。
テレビやYouTubeなどで紹介され、瞬く間に世界に広がり、今では、消化器のように設置義務がある国もあるそうです。
設置していれば、人がいなくても24時間火災を見守ってくれる『エライドファイヤーボール』。
もちろんデメリットもあります。
・大きな音が発生する
・爆発が起きる
密接した住宅地が多い日本では、使用が限られるとも言われています。
日本では、その代わりに『消火スプレー』や『消火シート』など、日本の家庭や職場の環境に合った物が多数販売されています。
この機会に、ぜひチェックしてみてください😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈