見出し画像

キノコが50の単語を使い会話をしていることが明らかになった🌈

これは、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

「キノコは、菌類である」

菌類は、動物や植物と同じ『真核生物』の一種。キノコの他に、カビ・酵母などが菌類に含まれます。

動物と同様、自分では栄養を作ることができないため、植物よりも動物に近い生き物です。

「菌類は、それぞれ単独で生きているのではなく、周りの仲間と協力しながら生きている」

実は、近年、この菌類同士が会話をしているのではないかと言われており、様々な研究が行われています。

そして、その真相が徐々に明らかになってきています。


菌類には、神経細胞が存在しません。

細胞同士が脳のニューロンのような役割を果たし、その間で電気信号の送受信が行われています。

イギリス・西イングランド大学のアンドリュー・アダマツキー教授は、4種類のキノコを使い、この電気信号の分析を行いました。

すると、電気信号の中に、人間の言葉に似た『単語』と『文』が確認できたというのです。

アンドリュー教授は、インタビューでこのように話しています。

「菌類が発する最大50種類の『キノコ語』を発見した」

ちなみに、今回使用した4種類のキノコは、

・私たちが普段食べている『エノキタケ』
・南極以外のほとんどの地域に生息する『スエヒロタケ』
・冬虫夏草の一種である『サナギタケ』
・発光キノコの一種である『幽霊キノコ』

その中で、最も複雑な文章を作っていたのが『スエヒロタケ』。また、種類ごとに異なる『方言』があることも判明しました。

菌類は、木材を栄養源としていますが、

「彼らに木製のブロックを与えたところ、電気信号が増大した」

つまり、人間や動物と同じように、食べ物を見つけると興奮し、それを他の菌類と言葉で共有していることが分かったんです。

菌類の単語の長さは、平均『5.97文字』。

この数字は、英語の平均的な単語の長さ『4.8文字』やロシア語の平均的な単語の長さ『6文字』と非常に似ています。

また、「記憶や学習」「迷路の攻略」「最適な経路の選定」だけでなく、「足し算の演算」など、高度な情報処理を行えることも明らかになりました。

菌類が、私たち人間と同じように、『ネットワーク』と『電気信号』で情報処理を行っていたことが分かったということです。


ちなみに、情報処理を行えるのは、菌類だけではありません。

淡水魚のエイは、1から5までの範囲なら『足し算』と『引き算』ができると言われています。

外見から仲間を識別するために、縞模様や斑点の数を数える必要があるため、このような能力を持っているのではないかと考えられています。

生き物たちは、私たちが思っている以上に賢く、互いに意思疎通を図りながら生活しているということですね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
  

いいなと思ったら応援しよう!

早坂 渚
もしよろしければサポートをお願いします😌🌈