![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149658933/rectangle_large_type_2_0a0a1b31b8c69a32a5f39c53b232b9b3.jpeg?width=1200)
キノコが50の単語を使い会話をしていることが明らかになった🌈
これは、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
「キノコは、菌類である」
菌類は、動物や植物と同じ『真核生物』の一種。キノコの他に、カビ・酵母などが菌類に含まれます。
動物と同様、自分では栄養を作ることができないため、植物よりも動物に近い生き物です。
「菌類は、それぞれ単独で生きているのではなく、周りの仲間と協力しながら生きている」
実は、近年、この菌類同士が会話をしているのではないかと言われており、様々な研究が行われています。
そして、その真相が徐々に明らかになってきています。
菌類には、神経細胞が存在しません。
細胞同士が脳のニューロンのような役割を果たし、その間で電気信号の送受信が行われています。
イギリス・西イングランド大学のアンドリュー・アダマツキー教授は、4種類のキノコを使い、この電気信号の分析を行いました。
すると、電気信号の中に、人間の言葉に似た『単語』と『文』が確認できたというのです。
アンドリュー教授は、インタビューでこのように話しています。
「菌類が発する最大50種類の『キノコ語』を発見した」
ちなみに、今回使用した4種類のキノコは、
・私たちが普段食べている『エノキタケ』
・南極以外のほとんどの地域に生息する『スエヒロタケ』
・冬虫夏草の一種である『サナギタケ』
・発光キノコの一種である『幽霊キノコ』
その中で、最も複雑な文章を作っていたのが『スエヒロタケ』。また、種類ごとに異なる『方言』があることも判明しました。
菌類は、木材を栄養源としていますが、
「彼らに木製のブロックを与えたところ、電気信号が増大した」
つまり、人間や動物と同じように、食べ物を見つけると興奮し、それを他の菌類と言葉で共有していることが分かったんです。
菌類の単語の長さは、平均『5.97文字』。
この数字は、英語の平均的な単語の長さ『4.8文字』やロシア語の平均的な単語の長さ『6文字』と非常に似ています。
また、「記憶や学習」「迷路の攻略」「最適な経路の選定」だけでなく、「足し算の演算」など、高度な情報処理を行えることも明らかになりました。
菌類が、私たち人間と同じように、『ネットワーク』と『電気信号』で情報処理を行っていたことが分かったということです。
ちなみに、情報処理を行えるのは、菌類だけではありません。
淡水魚のエイは、1から5までの範囲なら『足し算』と『引き算』ができると言われています。
外見から仲間を識別するために、縞模様や斑点の数を数える必要があるため、このような能力を持っているのではないかと考えられています。
生き物たちは、私たちが思っている以上に賢く、互いに意思疎通を図りながら生活しているということですね😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
いいなと思ったら応援しよう!
![早坂 渚](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168143166/profile_c2e9dbf35cc54996d9a2da7c57423fa6.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)