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ホットケーキは日本だけ?パンケーキとの違いやそれぞれの起源を辿る🌈

老若男女問わず、日本でも人気の『パンケーキ』。

パンケーキの起源は古く、文献によって説は異なりますが、多くの国で長年愛されてきた食べ物の一つです。

最も古い発祥は、紀元前5世紀に古代ギリシャで生まれた『タケン』。

この時から、小麦粉・オリーブ油・蜂蜜・牛乳を混ぜた生地を焼いたものが、すでに食べられていました。

中世ヨーロッパでは、主に、肉・野菜・果物を包んで食べられていたそうです。

古代ローマ時代には、『プラクティア』という料理が存在していました。

卵や牛乳を混ぜた小麦粉の生地をフライパンで焼いたもので、現代のパンケーキに似た形状をしていたと言われています。

フランスでは、16世紀になると『ガレット・デ・ロワ』というパンケーキが誕生し、主にエピファニー(公現祭)の際に食べられていました。

その後、パンケーキは、17世紀にヨーロッパからの移民によってアメリカに持ち込まれ、現代のパンケーキと同じく、小麦粉・卵・牛乳を使って作られ、メープルシロップやバターなどで食べられていたそうです。

当初は、アメリカでも『ホットケーキ』と呼ばれていました。

『パンケーキ』と『ホットケーキ』

どちらも、小麦粉・砂糖・卵・牛乳・ベーキングパウダーを混ぜた生地をフライパンで焼いたもの。

違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか?


パンケーキは、小麦粉に、卵・ベーキングパウダー・砂糖・牛乳・水などを混ぜた生地を鉄板やフライパンで焼いたもの全般を指します。

『パン』と聞くと、食用のパンを連想する方が多いかもしれませんが、英語で『パン(pan)』は鍋(底の平たい鍋)のこと。

パンケーキが日本に伝わったのは、明治時代。

当時、『薄餅』として紹介されたのが、ホットケーキの始まりでした。

その後、『ハットケーキ』に名前が変わり、昭和初期頃には、現在の『ホットケーキ』という名前が定着していたと言われています。

実は、ホットケーキと呼んでいるのは、今は日本だけ。

海外では、「ホットケーキ」と言っても通じない地域もあります。

唯一の違いは、ホットケーキが甘いのしかないのに対し、パンケーキには食事系もある点。

海外では、ホテルの朝食などで、ベーコン・ソーセージ・卵と一緒に挟んで食べられたりしています。


そんなパンケーキは、中央ヨーロッパ圏へ行くと、呼び名が変わります。

ドイツ語圏では『パラチケン』、ハンガリー語圏では『パラチンタ』、チェコ語圏では『パラチンキ』。

他にも、

フィンランドでは『パンヌカック』
スウェーデンでは『パンカーカ』

それぞれ呼び名が変わります。

地域によって、形・添えられるソース・フルーツに違いがあり、独自のルーツが存在する『パンケーキ』。

今日は、パンやご飯の代わりに、パンケーキを朝食にしてみてもいいかもしれませんね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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