人生の分岐点!40~50代にかけて訪れるミッドライフ・クライシスとは?🌈
子どもから大人になる成長期に訪れる『思春期』。
中学生から高校生にかけて、未来への不安やさまざまな葛藤や環境の変化によって引き起こされるもの。
このような症状が見られるのは、実は、この時期だけではありません。
『ミッドライフ・クライシス(中年の危機)』という中年期に現れる症状。
中年期は、一般的に40代から50代。身体的にも、社会的にも、そして家庭的にも変化の激しい時期です。
さまざまな葛藤が生まれやすい時期でもあることから『第二の思春期』とも言われています。
まさに、人生の折り返し地点。
年齢を重ね、予測できるほとんどの物事を経験している『中年期』だからこそ、
「残りの人生、このままでいいのか?」
「家族や周りの変化に対する不安を抱えてしまう」
「同じような日々を過ごす中で、いつの間にか、未来への期待が薄れてしまった」
人生をどう生きるかは、何歳になっても、明確な答えは出ません。
しかも、自分の実力や能力に限界を感じ始めている場合、責任だけがのしかかる時期でもあります。
そこから、自問自答を繰り返すようになるんです。
「先の見えない不安に飲み込まれてしまう」
このような漠然とした不安が『ミッドライフ・クライシス』の症状の一つ。
歳を重ねると、周囲にあまり相談できない方も増えてきます。
・家庭環境(家族)の変化
・キャリアへの不安
・健康への不安
・時代が変わることへの不安
・自身の在り方や社会的な存在意義
ミッドライフ・クライシスは、一種の『現代病』です。
多様化する現代社会に対する不安の表れでもあります。
「人生の『正解』が見つかりにくい時代になった」
これまでの「多人数の意見が集まる=正解」という考え方から、個人の在り方や意見(思い)が受け入れやすくなったことで、足並みが揃わない『個性主義』になりつつある現代社会。
これまでの常識と現代の常識の狭間にいる自分たちを肯定できなくなるのが、ミッドライフ・クライシスの主な原因です。
ミッドライフ・クライシスの症状を改善するには、
「時間をかけて、自分を認めていく」
・自分のために、小さな変化を見逃さない。
・新たに、小さな行動をしてみる。
・新しい考えを受け入れ、古い考えを手放す。
・良い意味で諦める。
これをすることにより、体の反応も安定していきます。
ちなみに、ここで言う『小さな変化』とは、
「今何をしたら幸せなのか」
「何をしているときが癒されるのか」
これらを考え、実践することです。
食べることが好きなら、
「食べた後、自分は満たされているか」
「食べると、頭の中がスッキリするか」
などを確認してください。
「自分を幸せにすることができれば、周りも幸せになれる」
これが世の中の仕組み。
また、趣味を持つことも、この時期にはとても良いこと。
趣味を持つと、現代の考え方も素直に受け入れやすくなり、変化する自分を認められるようになります。
これによって、自己肯定感が高まります。
自己肯定感が高まると、執着がなくなり、良い意味で諦めることができるようになります。
この『諦める』という、一見ネガティブな行為は、選択肢の幅を広げ、人生の価値観を豊かにする最もポジティブな行為。
まさに、表裏一体。
私たちは、『どちらでも良い』となれたときに初めて次の段階へと進むことができます。
「小さな変化をさせ、少しずつ不安を解消する」
何か大きな決断をする必要はありません。
少しずつでも前へ進み続けることが、自己肯定感を上げる一番の方法です😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈