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時間よ止まれ
いま朝の4時です。さっき目が覚めてトイレに行って、またベッドに戻ってきて横になる。二度寝チャレンジしながらスマホでこれを書いてる。リビングにある時計の針がカチカチとうるさい。どうやら時が進んでいるということらしい。でもぼくはだまされたりしない。
先日「時間は存在しない」という本を読んだ。カルロ・ロヴェッリというイタリアの頭のいい人が書いた本だ。最後まで読んだけど、ぼくには難しすぎてほとんど何を言っているのか分からなかった。
ぼくはずっと前から時間なんてものは幻想のようなもので、ほんとはそんなものは存在しないんじゃないかと疑っていたから、この人の言ってることを分かりたいと思って読んだ。
相対性理論とか量子力学とかそういうのをもう少し分かっていれば、ふむふむとか言いながら読めたのかもしれないが、やっぱりぼくには難しすぎた。最後まで読みきったというだけでも、我ながらすごいと思っている。
この本をぼくなりに要約すると、昔のえらい人が「時間」という概念を発見してしまったが、知れば知るほど「時間」の謎は宇宙の彼方まで広がるし、極小の素粒子の中の中の中まで深まるしで、いまだによく分かっていない。ただ言えることは、時計みたいなもので計ってるそれは、ぼくらが納得しやすいかたちの、とりあえずの「時間」のようなものでしかなく、所詮まやかしに過ぎないということらしい。(たぶん、そんなことは書いてない…)
ぼくらが体感している時間の流れは間違いなくそこにある。でも、それを分かろうとすると道を見失ってしまう。気がつけば「生命」の不思議とか「言葉」ってなんだっけ? みたいな迷路の中に佇んでいる自分がいたりする。迷子って気持ちいい。ああ、時が経つのも忘れて、こういうことをずっと考えていたい。もしくは永遠に二度寝していたい。
昔、永ちゃんが歌ってたなぁ
幻でもかまわない
時間よ止まれ
生命のめまいの中で