人間の生き方 マヤ・アンジェロウ
マヤ・アンジェロウ(1928年―2014年)は、アメリカの人権活動家、作家、詩人、歌手、女優である。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアと、公民権運動に参加した。
彼女は、両親の離婚後に、3歳で祖母に引き取られる。母親の恋人に性的虐待を受けたのは、8歳のときである。
男はすぐに釈放されたが、それに怒った人たちによって殺害された。「自分が犯人の名前を告げたせいだ」とショックを受けたマヤは、もう言葉は発しないと決意する。
以後、約5年間しゃべらなかった。それでも祖母の家で暮らすなかで、傷を癒していく。13歳で再び母の元へ。
17歳で未婚の母となって、コックやダンサーや歌手、俳優や脚本の執筆など、多方面で才能を開花させながら子どもを育てる。
1960年代には、キング牧師らとともに、公民権運動の担い手として精力的に活動した。1969年に、初の自伝『歌え、翔べない鳥たちよ』が世界的ベストセラーとなる。
以降、生涯で7冊の自伝を上梓する。エッセイ、詩集、料理本も多数執筆した。『娘たちへの手紙 豊かに生きるための知恵と愛』が最後のエッセイとなった。
2010年、米国で民間人に贈られる最高位である大統領自由勲章を授与される。その他受賞多数。2014年没。享年86歳だった。
マヤ・アンジェロウ(1928年―2014年)はアメリカの活動家、詩人、歌手、女優である。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアと公民権運動に参加する。
1993年に、クリントンのアメリカ大統領就任式で、自作の詩を朗読した。
人間の生き方について彼女は語っている。
「夢を追って、失敗してもいいじゃない。それでも何とかなるものよ」
さらに彼女はこういう。
「愛は、解放するもの」