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人が人らしく生きるために
私も愚かな人間ですぐに依存症的になる性分でございます。最近気づいたことなんですが、依存症となっていくとまず本が読めなくなります。これは顕著です。それで気づいたのですが、やはり私が依存症を発症しているときというのは、恐らく前頭葉が低活性化しているわけです。そして何でもかんでも我慢できなくなっているのです。
そういうわけで、私も前頭葉をいかに活性化するかということが最近の目下の課題となっているんです。様々な方法がある中で、しっくりと来たのが音読とアウトプットです。私も本が読めないくらい前頭葉が低活性化している時がありますが、そんな時は音読が効きました。何せ読めないくらいダメな状態でも音読ならなぜか読めてしまうんです。調べたら前頭葉を活性化するのに音読が良いと書かれていました。
もう一つは、いま書いているような、クリエイティビティーを発揮することです。何かを創作しているときにも前頭葉は活性化するらしいです。だからこそ、文章でも何でもクリエイティビティを発揮するということは、人が人らしく生きていく上でとても重要なことなんです。
そう、この記事のタイトルである「人が人らしく生きるために」。なぜこんなことを言っているのかというと、前頭葉が低活性化している状態だと、人は人らしくありません。もっと、もっと、と刺激を求め続けて、廃人のようになるか、常に衝動的になって、キレやすくなって、部屋は片付けられなくなって、どんどんと生きる希望を失っていきます。衝動が抑えられなくなるんですが、衝動のままに生きていると、どんどんと荒んでいきます。
私がたどり着いた結論は、まさに「前頭葉を活性化する」というものです。
そのために、最新の知見を調べた結果。今の私に必要なことは、「音読」と「文章を書く」という2点からはじめることでした。
いまは秋らしくなってきましたが、散歩して落ち葉を見て何かを感じたり、情緒というものを育むには、前頭葉を活性化することが肝要だと思っています。脳の、もっと、もっとという衝動から卒業して、心を豊かに生きていくために、私は前頭葉を活性化することを誓います。
書いていて思ったのですが、現代社会では、前頭葉を破壊するような刺激物の多いこと多いこと。ともすればすぐに依存症的になって、情緒の感じられない廃人まっしぐらです。そんな俗世間の闇堕ちから抜け出すために、今日も私は文章を書いたり、音読したりをします。
そうすることによって、ちょっとずつ情緒が分かるようになってきています。自分の中で感じたことをこうして文章にするってことも、人を人たらしめる営みなのかもしれません。還元すると、キチンと日々を生きるというだけで、人は人らしくなっていくのです。いささか禅的になっていますが、典座教訓という道元禅師の書かれた本があり、日々の料理、食事を丁寧に実践することがより良く生きることの根幹にあるということが書かれていました。食べ物を食べる、そのために丁寧に料理をつくる。この日々の実践だけでも、前頭葉は活性化し、より人間らしく生きていけます。
多くの人が闇堕ちして依存症化した現代において、人間らしい、情緒のある、豊かな「生きる」を実践するために。私は「前頭葉の活性化」を強くお勧めします。エコノミックアニマルという言葉あるように、依存症化した人間は知性は落ち、猿に近づいていきます。猿にマスターベーションを覚えさせたら死ぬまでやってしまう。その境界線に私たちはいるのです。猿ではなく、人間らしく生きるために。何が出来るでしょうか?私の問いは続いていきます。