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SF小説『袋のなかはビッグバン』がウェブマガジン&季刊誌「Kaguya Planet」に掲載されました!
新作小説の告知です。
良質なSF短編小説を続々と発信し、昨年末にめでたく4周年を迎えられたウェブマガジン「Kaguya Planet」さんに、ぼくの書いた小説『袋のなかはビッグバン』が掲載されました。
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実はすでに12月から有料会員先行で公開がなされていたのですが、このたびどなたでも読むことができるようになった(会員登録は必要だよ)ので、改めてこのnoteでも告知をさせていただきます。
掲載の経緯なのですが、昨年秋にKaguya Planetさんがプラネタリウムの誕生100周年を記念して、次回特集に掲載する「プラネタリウムSF小説」を公募したんですね。
Kaguya Planet🎋🌏
— バゴプラ|Kaguya Books (@vagopla) October 5, 2024
プラネタリウム特集🪐
10月は第一弾の作品掲載&
掲載作品の公募開始https://t.co/S9nr9rIWaD
ぼくはXでこの募集の告知を目にしまして、ちょうどSF小説に活かせそうなアイディアをごろごろと転がしていたところだったので、プラネタリウムを舞台にしてなんとかかたちにならないかなあと検討。
数日間あれこれ構成を練っているうちに、シットコム的な会話劇だったら締め切りまでに書き上げることができる!と確信し、9月から11月までのおよそ2か月間、時間をみてはずっと作品を書いていました。
推敲を重ねて応募原稿が上がったのは、ちょうど締め切り直前の11月上旬のことでした。
とはいえプロアマ問わずのレギュレーション。しかも掲載されるのはSFを書くひとならだれもが夢に見る舞台Kaguya Planetなのですから、これは採用になるわけがないな、1万字の新作を書き上げただけでも充分よくやったと自分で自分を褒めてあげていたところ、11月の半ばに見事採用のメールが届きました。
【お知らせ】
— バゴプラ|Kaguya Books (@vagopla) November 15, 2024
Kaguya Planetのプラネタリウム特集の公募作品ですが、厳正な審査の結果、以下の作品を採用致しました。
「妄想ビッグバン」
筆者の発表と紹介等は後日あらためて行います。
たくさんの優れた作品のご応募、誠にありがとうございました。
(応募時のタイトルは『妄想ビッグバン』でした)
そこからKaguya Planetコーディネーターの井上彼方さんからのフィードバックもいただいて改稿を重ね、タイトルも『袋のなかはビッグバン』に改題したものが、このたび一般公開された作品となっております。
ぜひお読みいただき、SNSなどで簡単でも結構ですので感想をいただけると、今後の創作の励みとなります!
それと、ネットで小説を読むのが苦手という方には、紙雑誌版の「Kaguya Planet No.4 プラネタリウム」が購入できますので、書店もしくはオンラインストアで注文し、ぜひお手に取っていただけるとうれしいです。
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版元ドットコムによる書誌情報はこちら↑
書店での注文のご参考に。
Kaguya Planetのオンラインストアはこちらです↑
プラネタリウム特集の公募には全部で74作品の応募があったそうで、全体の総評、そして応募者が講評を希望していた25作品に対しては非常に細やかな講評が、ポッドキャストで配信されています。
ぼくもこの講評を聴いたあと、カクヨムやnoteなどで応募作品を公開されているみなさんの短編を可能な限り読んだのですが、世界設定やギミックが優れていたり、独特の語り口が印象的だったりして、正直どの作品が採用されてもおかしくない充実ぶりでした。
SFをこよなく愛するひとたちが互いに腕を競い合いながら、ときに揶揄の対象とされてしまう(ひゃくたのはつげんはひどかった!)SFというジャンルを底上げし、業界全体の地位向上を図る実験場としての試み。
ぼくは非常に共感していますし、今度またこういう公募があれば、ぜひ挑戦してみたいです!